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JAZZとAUDIOが出会うと。。。
ほとんど、JAZZの新譜のちょっと遅い紹介です。新譜会、次回日程確定したら告知します。

書庫JAZZ(2001〜2005)

録音か発売のいずれかが、このへんの年のアルバム。
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"Session One" Dan Papirany

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Dan Papiranyは初めて聞く名前です。
ちょっと調べたところ、イスラエル出身で現在はニュージーランドで活動するピアニストで、1967年生まれとのこと。

今年のNo Trunksでのベスト大会(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64397913.html)で聴かせてもらって、そのままお借りしてきたもの。
ただし、2004年に録音された作品のようですが..w

メンツはピアノトリオの3人で、ベース、ドラムも当然知らない人ですが、オーストラリア、ニュージーランドあたりの人のようです。
Dan Papirany(P)、Pete McGregor(B)、Owen Kneebone(Ds)

演奏曲はスタンダードだらけで、2曲は2テイクを入れていて、5曲のバリエーションってことになります。
なかなか、ジャジーな構成だと思います。
1. You Don't Know What Love Is(take1)
2. Nobody Else But Me
3. Stella By Starlight(take2)
4. My Foolish Heart
5. Midnight Mood
6. You Don't Know What Love Is(take2)
7. Stella By Starlight(take1)

テーマはほとんどタメというのを無視して、さらっと淡々と旋律をなぞるような演奏をして、んん?って感じ。
即興になると相応にタメを意識した演奏をするんで、テーマではあえてそういう演奏をしていることは判るが、これを個性というか特性というか持ち味にしているよう。
曲によって右手だけエレピを使っているが、これも個性を出すための方策か。
スタイルとしては、Bill Evansを髣髴とさせるところが基本にはなっているよう。

ただ、即興も含めて右手はよく動いてはいるが左手はコード弾きを多用したオーソドックスなものという印象で新しさを聴くタイプではないことは間違いない。

曲も、4ビート、バラード、ワルツと、モダンジャズ好きには文句なしの選曲。
曲からも演奏からも(急にエレピが出てきて"おっ"と思うような場面はあるが)特に変な引っかかりを感じる
ようなところはなく、何かをしながらでも安心して聴いていられるような作風。
「まさに1 日の最後にかける一枚にふさわしいナイトキャップ盤としておすすめです!」なんて宣伝文句を見つけたが、まさにそんな感じの作風。

3人の中ではベースが一番いろんなことをやっているかな。
それでもオーソドックスな演奏の範疇ではありますが。

ベストは5曲めにしましょう。


"Session One" Dan Papirany(https://www.amazon.co.jp/dp/B000RGSWY8/)

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"Kaboom" James Muller

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ちょっと前の盤を引っ張り出してきて聴いてるなかの1枚。
オーストラリアのギタリストJames Mullerの2005年リリースのアルバム。
James Mullerは、Sean Waylandのアルバムで聴いている人で
 "Pistachio" (https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/58658848.html)
 "Pistachio 2" (https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/59367221.html)
Linda Ohの2013年のアルバムにも入ってました。
 "Sun Pictures" (https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/62200435.html)
メンツが、ギタートリオなんですがリズム隊がNYの強力な面々を排しているところが大きくそそられるところであります。
JAMES MULLER(g), MATT PENMAN(b), BILL STEWART(ds)

演奏曲は以下の通り。
1. HONEYCOMBOS
2. KABOOM
3. STACKED
4. D BLUES
5. EINDHOVEN
6. CHICK COREA
7. MARCELLO
8. ALL THE THINGS YOU ARE

8ビート4ビート基調の曲が多めなれどリズムの2人が、メンツがメンツなんで、リズムを刻むだけのような演奏はしていない。
音数多めに怒涛のドラミングでありながらしなやかに演奏を鼓舞しつつ自己主張も怠らないBILL STEWARTのドラム。
曲の骨格をなすような役割分担にはなるんでしょう、3者の中では堅実と言える演奏ということになるがしっかりと創造性のある演奏を聴かせるMATT PENMANのベース。
この両者が共闘して音楽に躍動感を与えるような演奏に終止し、これだけでも充分な聴き応えのある演奏に仕上がっている。

そしてフロントのJAMES MULLERのギター。
音色を過剰にに歪ませるようなことなく、曲調に合わせた細やかな音作りをしているような印象。
そして全体がラフな雰囲気にならないように気を使っていながら神経の行き届いた、丁寧なフレーズを滑らかに奏でていく。

大枠では、速いフレーズもきっちりこなしてくるコンテンポラリーな部類に入るんでしょうが、ストレートアヘッドなジャズテイストをしっかりと持ち合わせた演奏が持ち味と聴きました。

ベストは、2曲めにします。

"Kaboom" James Muller (https://www.amazon.co.jp/dp/B007R3AZRG/)

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Charlie Hadenのデュオ作は過去から定評があり、個人的にも相当量購入して聴いていますが、結局生で見ることはできませんでした。
亡くなった時の追悼ページにずらずらと並べてあるので参考までに..
 R.I.P. Charlie Haden(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/62718065.html)

ここに紹介した以降に、Keith Jarrett、Jim Hallとのデュオがリリースされてます。追悼盤もデュオが多いってことですね。
  "Last Dance"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/62723115.html)
 "Charlie Haden Jim Hall"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/62919269.html)

ということで、本作も没後リリースのデュオ作で、Gonzalo Rubalcabaと2005年3月にBlue Note Tokyoで行われたライブを収録したアルバムです。
と言うことでメンツは以下の通り。
Gonzalo Rubalcaba(P)、Charlie Haden(B)

演奏曲は、Gonzalo Rubalcaba、Charlie Haden、Ornette Coleman、Rojas Martin、Lara Agustin..各1曲という布陣。
1曲除いて、7〜11分という長めの演奏になってます。
01. En La Orilla Del Mundo
02. My Love And I
03. When Will The Blues Leave
04. Sandino
05. Solamente Una Vez (You Belong To My Heart)
06. Transparence

ピアノの響きを充分に活かすようなゆったりとした運指の演奏と、それにうながされるように音を紡ぎ出すCharlie Hadenのベースの妙が美しくもそそられるというのが第一印象。

Gonzalo Rubalcabaは、デビュー当初ラテン色の濃い演奏で、強タッチで早いフレーズを見せびらかしていた記憶が残っているんですが、ある時期から次第に聴かなくなっていたら、いつの頃からかラテン色を出さすにNYを感じさせるジャズを演奏するスタイルに変わってまして驚いた記憶があります。
そして本作でも、ラテン色はほぼ感じられず(タッチの強さに残っているか)、前述の通り打鍵の響きを生かすような音数を極力減らしての演奏は、バックに聞こえる食器の雑音がうるさく感じるほど、空間を活かし静謐にして美麗というGonzalo Rubalcabaらしからぬ(と、言ったら失礼か)ピアノを聴かせてくれています。
この滋味深いピアノが奏でられているのは、きっとCharlie Hadenの演奏に感化されたからで、ここでのCharlie Hadenは、フレーズこそ往年のCharlie Hadenらしさを感じられると思うがタッチは少し弱めで、往時のように音楽を強引にCharlie Hadenワールドにしてしまうようなパワーは足りないか。
という求心力の弱さを持ってしても、Charlie Hadenの演奏は耳目に値すると感じられるのが、恐ろしい...。

しかし、ここまでじっくりゆったりと演奏を聴かせる技量ってのはもの凄いと思います。
正直、Charlie Hadenも凄いがGonzalo Rubalcabaが凄いと感じてます。

ベストは1曲目になるんでしょうか。どの曲も捨て難い。


Charlie Haden/Gonzalo Rubalcaba “Tokyo Adagio”(http://www.amazon.co.jp/dp/B00WFKXPKK/)

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Branford MarsalisがJohn Coltraneの至上の愛を演奏したライブ音源で、収録は2003年。
元は、2004年にDVDでリリースされていたもの(http://www.amazon.co.jp/dp/B00065GHQ0/)で、演奏としては同音源になるようです。
元々映像作品はあまり買わないので本作も未聴だったんで、メンツも良いし音源で出るのは良いことなので購入を決めましたが、なんで10年以上経過してから音源でのリリースをすることになったのか理由がいまいち判りません。

が、メンツはなかなか強力で2009年のアルバム(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/57481857.html)
までレギュラーグループだった(ということは相性は良かったはず)面々です。
Branford Marsalis(Ts)、Joey Calderazzo(P)、Eric Revis(B)、Jeff "Tain" Watts(Ds)

演奏曲はアルバムタイトル通り、以下の”至上の愛”だけ。潔いです。
01.A Love Supreme, Pt. 1: Acknowledgement
02.A Love Supreme, Pt. 2: Resolution
03.A Love Supreme, Pt. 3: Pursuance
04.A Love Supreme, Pt. 4: Psalm

さすがにJohn Coltraneの楽曲だけあって、冒頭はドロドロ感を醸す演出を入れていますが、楽曲的にはリズムもテーマも明瞭なものであるうえに、Branford Marsalisの明快なサックスが暗さ重さを感じさせないサックスを奏でるので全体的にも重苦しさを感じさせるって感じにならないところが、個人的には好感触。
とはいえ、2曲めの中盤とかかなりヘヴィで唾飛びまくってそうな熱いソロを延々と聴かせてただ、Jeff "Tain" Wattsの重厚感あるドラムがしっかり自己主張しているので、全体として、軽々しい演奏にはなっていません。重苦しくはないが、かなりの重厚感ってのが言い得ているか。。
2曲目後半にソロが入りますが、ドッカンドッカンと重量弾さく裂な如くのドラムには唖然とさせられます。
さらに、Eric Revisのベースが演奏の骨格をしっかり抑えているので、他の3者が結構暴れた演奏をしている場面は多いが、演奏が破綻したりどっかいっちゃったりとはならい。もっとも、レギュラーバンドの4者それぞれの実力がもの凄いってのもありますが..

そして、ワンホーンで映えるJoey Calderazzoのピアノ。
彼のピアノが、ソロでもバッキングでも(個人的嗜好にぴったり合った)彼の真骨頂を見せつけたと言えるくらい好感触なピアノを披露しています。
この頃の彼のリーダー作は”Haiku”(http://www.amazon.co.jp/dp/B0002E4A14/)が出てたんですが、絶賛って感じではなかったと記憶していまして、同じ時期にこういう演奏をしているんですから侮れないんです。
3曲目はほとんど彼のソロに占められてると言っても過言でない怒涛の演奏を聴かせてくれます。圧巻。

演奏は、基本的には”至上の愛”をほぼ忠実に再現していると言えるものだと思います。
ただ、演奏のテンションの高さはこのバンドならではの熱気を感じさせるもので、このライブ盤の聴き応えは相当なものがあると思います。

ベストは、2曲目になるんでしょう。


Branford Marsalis "Performs Coltrane’s A LOVE SUPREME Live in Amsterdam"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00SUFB0BU/)

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David Kikoski "The Five"

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David Kikoskiのリーダー作で2001年の作品。Disk UNIONが作成したもので、近いところでは、全部criss crossで、1999年の"The Maze"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/58870646.html)とか、2002年の"Combinations"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/58979123.html)、2005年の"Limits"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/59057039.html)なんて作品があります。
この盤のメンツは、2002年のアルバムに近いですが、ここでの管入りの演奏は2曲だけ。
David Kikoskiは、管入りのコンボで映えるピアノという位置づけと個人的には認識しているのですが、トリオでのアルバムが多い印象で、この間にもトリオの作品が多くリリースされています。
上記3枚も1管のカルテットなんですが、ここでクインテットでリーダーアルバムを作った大英断には拍手を送りたい気分です。
ということで、中古漁りをしていたら、メンツでひっかかって購入してきた盤です。盤質悪かったんですが問題なく聴けてます。
と言うメンツは以下の通り。上記のうち2枚で一緒のSeamus BlakeにJeff "Tain" Wattsを擁したクインテットです。
David Kikoski(P)、Seamus Blake(Ts)、Alex Sipiagin(Tp)、Boris Kozlov(B)、Jeff "Tain" Watts(Ds)

演奏曲は6曲全てDavid Kikoskiのオリジナルです。
1. Winnie's Garden
2. Song In Five
3. K's Blues
4. Little Angel
5. Train Of Thought
6. Chant

1曲目、ノリの良いハードバピシュな演奏。Boris Kozlovの軽快なベースに乗って、Alex Sipiagin、Seamus Blake、David Kikoskiとソロを決めていく。
2曲目、元気のよいイントロから端正でノリの良い本題へとなだれ込む5拍子の曲。後半のピアノソロが圧巻です。
8ビート然とした4ビート(意味不明)で2管アンサンブルのちょっとしたテーマの後、一気にピアノソロなだれ込む3曲目。
ここでインターバル的にバラード演奏の4曲目。冒頭のSeamus Blakeののっぺりしたソロがなんだか良い味だしています。
5曲目は、ちょっとコンテンポラリ(都会的)な雰囲気を感じさせる8ビートの(良くも悪くも)、妙におしゃれな楽曲。
6曲目は、ガッツリとしたドラムソロから、ベースのリズムが特徴的な5拍子。

全体にリーダーのピアノの音がよく前面に出て、David Kikoskiの表現力の高さをしっかり感じさせる作りになってます。
Boris Kozlovのオーソドクスでありながら盤石で手堅いベースと、昨今の流行りから較べればてんで重厚感のあるJeff "Tain" Wattsのドラムが織りなす、ヘヴィなリズムが全体を支配。
Seamus Blakeも、Alex Sipiaginも良い感じにテンションの高いソロを繰り広げていて、満足度は高いです。
が、インパクトがある作品というよりは安心して聴ける作品って感じでしょう。

でも、この後もリーダー作としては2管のアルバムを作って無いので、本人としてはあまり良い感触ではなかったのか..。

ベストは2曲目の5拍子。
アルバムタイトルが"The Five"なのって、クインテットって意味と、5拍子多用って2つの意味がある?

David Kikoski "The Five"(http://www.amazon.co.jp/dp/B000068QVU/)

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