ここから本文です
JAZZとAUDIOが出会うと。。。
ほとんど、JAZZの新譜のちょっと遅い紹介です。新譜会、次回日程確定したら告知します。

書庫新着

アルバム紹介を投稿したらまずはここに入れてます。
ある一定期間(不定期)過ぎたら、それぞれリリース年毎に分類整理してます。
記事検索
検索

全32ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

イメージ 1

西山瞳さんのヘビメタプロジェクトは、当初から3作作って終わりの予定だったらしいのですが、その完結編で聖飢魔IIの曲をカバーしたら、デーモン閣下と対談するというように、さらに知名度が上昇したようで、急遽、過去の3枚の録音での没テイクを集めて4枚めのリリース。

当然ながら、これまでの本編3作はしっかり聴いています。
 "New Heritage Of Real Heavy Metal" (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/63504218.html)
 "New Heritage Of Real Heavy Metal II" (https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64014299.html)
 "New Heritage Of Real Heavy MetalIII" (https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64663738.html)
さらに1回ですが、ライブも見てましてその参戦記は
 ”NHORHM (20161029)” (https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/63908604.html)

メンツは初作から不変です。
西山瞳(P)、織原良次(B)、橋本学(Ds)

演奏曲は、本人のオリジナルを1曲含む、下記7曲。
Stratovarius,Slayer,Deep Purple,Metallica,Yngwie Malmsteenなんて名前が並ぶが、Deep Purple、Metallica位は名前を知っているが..。といった程度しか、個人的にはロックは聴いていません。

1. Galaxies
2. South of Heaven
3. Highway Star
4. Enter Sandman
5. Don't Let It End
6. P.C.P.
7. The Seventh Sign

「元曲を知らないのでどこまで元曲に忠実か判らないが、印象的な部分だけ残して換骨奪胎して、曲のキメの部分等判りやすいイディオムはしっかりと残していながら、おそらくジャズなコードを挟んだり、いろいろな仕掛けを多用して音楽としてはしっかりとジャズの範疇に収めていると推測。」
という文言は、最初のアルバムでの文で、その後も多用しているフレーズだが、本作でも同じイメージを持って聴いている。

これが4作めの作品で、4枚分の演奏を聴いているわけだが、ピアノの表現力の幅広さが肝になっていることを、あらためて思い知った。

ヘビメタの曲が持っている荒々しさ、哀しさ、美しさを、ピアノが、曲の美しい部分、パワフルな部分、繊細な部分、威勢良い部分と自在に渡り歩き独自の感性で表現していく。

「西山の繊細なピアノと、織原のメロディアスなベースで、しなやかにヘビメタサウンドの美しさを醸し出している。」というのも前作でのフレーズだが、ここまでそのまま流用し、さらに「橋本のドラムもしなやかである」と付け加えておく。

元曲が分かっている人は、元曲のピアノでの表現として、元曲を分かってない身としてはジャズとしては目新しい曲調のピアノトリオとして充分楽しめる作品である。というのは4枚に共通した印象

これまでの3枚と較べて、あの曲をやってる、この曲をやってる、というのはあるんだろうが、曲を知らない身としては、今までの3枚と同じクオリティで、普段あまり聴けないヘビメタ曲のジャズピアノトリオ版を楽しんだ。というのが正直なところ。
でも、そんなでも楽しく聴ける作品でもあります。

ベストは4曲め

"NEW HERITAGE OF REAL HEAVY METAL EXTRA EDITION" NHORHM(https://www.amazon.co.jp/dp/B07NRFKWHJ/)

開くトラックバック(0)

"Day After Day" Ben Monder

イメージ 1

Ben Monderのギターは相応量聴いているつもりであるが、自blogを漁ってみたら恐ろしいことにリーダー作の掲載が見つからない。
あわててamazonで検索をかけたら、最近作がECMレーベルの"amorphae"(https://www.amazon.co.jp/dp/B0142XHVX4/)だったので、ECMだと買わなかったとしても..と変な安堵感

本作は、SunnySideレーベルからのリリースで、ギタートリオ(実際は1枚めはギターソロ)で買わない手はないと、速攻で買いを決めています。
そんなメンツは以下の通り。Ted Poorの名前が記憶薄いと思ったのですが、Mike Moreno盤, Linda Oh盤, George Colligan盤等で聴いていました。
Ben Monder(G)、Matt Brewer(B)、Ted Poor(Ds)

前述の通り、1枚めはソロで、2枚めはトリオでの演奏が収められていて、曲はオリジナルはなく、ロック、ポップスなどカバー曲で占められています。
作者を曲目の後ろに()で記載しておきます。

Disk1
01. Dreamsville (Henry Mancini)
02. Emily (Johnny Mandel/Johnny Mercer)
03. O Sacrum Convivium (Olivier Messiaen)
04. My One And Only Love (Guy Wood/Robert Mellin)
05. The Windows Of The World (Burt Bacharach)
06. Never Let Me Go (Jay Livingston/Ray Evans)
07. The Midnight Sun Will Never Set (Quincy Jones)

Disk2
01. Galveston (Jimmy Webb)
02. Dust (Danny Kirwan)
03. Long, Long, Long (George Harrison)
04. The Guitar Man (David Gates)
05. Goldfinger (John Barry)
06. Only Yesterday (Richard Carpenter/ John Bettis)
07. Just Like A Woman (Bob Dylan)
08. Day After Day (Pete Ham)

1枚めのソロでは、たゆたうような、という形容がしっくりくるようなゆったりとした雰囲気に終始したゆったりとしたテンポでの演奏が続く。

低音でのアルペジオを多く使ったリズム的なフレーズの提示と、高音部での旋律的なテーマと即興演奏とが、同時進行して大きなうねりのようなものを生み出してくる。

すべての元曲を知っているわけではないが、曲毎の雰囲気は一定に保たれ、元曲のテーマ部と即興部分との間に隔絶感のない、演奏が曲に溶けているような印象すら思い起こさせる。

2枚めのトリオでの演奏では、ロックなリズムにディストーションのかかったギターでの1曲めから、アメリカーナと言うのがしっくりくるシンプルなリズムの8ビートで、ちょっと前のBill Frisell を想起させるような2曲めと。

それ以降も、おおよそはこの雰囲気に沿ったアメリカーナ系の楽曲、いにしえのロックンロールといった雰囲気を持った曲か並ぶ。

ごくごくシンプルなリズムを基調とした8ビートを叩くドラムに、テクニックに裏打ちされたロックでありながら流暢なギターのメロディ、
そんな演奏が繰り広げられる。

Ben Monderのギターは、あまり音色での変化に重きを置かず、数曲でディストーションをかけている程度。
基本的にはエフェクトには頼らず、技術的にしっかりとした演奏に終始していると言う意味では、本作への意気込みに共感するし、ギター好きには満足度の高いアルバムだと思う。

アメリカーナ系のサウンドと言うことで、昨今の流行りに乗っかったものと言われれば否定できるものではないが、どちらかというと、Mark Johnsonの"Sound of Summer Running"(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/46269137.html)の路線というのが一番合っていそう。
こんな路線の演奏もきっちりこなす器用さは持ち合わせているというアピールなら、それは成功していると言えるでしょう。

最後の曲だけ、まるっきり毛色の違う電子音が鳴り続けるような曲で、これが次作への伏線なのか⁈
ベストは、disk2の7曲めにしましょう

"Day After Day" Ben Monder(https://www.amazon.co.jp/dp/B07P7FVL67/)

開くトラックバック(0)

イメージ 1

Kendrick ScottのOracle名義のアルバムの4枚目ということになります。
前作から、名門BlueNoteレーベルからのリリースになっています。
前作までは以下のとおり紹介しています。
 "The Source"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/48091212.html)
 "Conviction"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/61922065.html)
 "We Are The Drum"(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/63483117.html)

メンツは、2作めから、Taylor Eigsti, Joe Sanders, Mike Moreno, John Ellisの5人は不動で、このメンツに1人ゲストが入るような構成を踏襲しています。
Taylor Eigsti(P)、Joe Sanders(B)、Mike Moreno(G)、John Ellis(Sax,Fl,Bcl)、Kendrick Scott(Ds)
Jahi Sundance(Turntable)

演奏曲は、Kendrick Scottが共作含む9曲、Taylor Eigsti, Derick Hodge, Aaron Parksが各1曲で全部で12曲
01 NewEyes
02 Mocean
03 Windows
04 Voices
05 BeLoved
06 Don Blue
07 Becoming
08 Horizons
09 The Catalyst
10 Pleh
11 Nemesis
12 Archangel

冒頭、ボイスが入るちょっとスピリチュアルな気配を持ったオープニング。
曲間にもボイスを多く起用したり、不通の楽器とは異なる音が入っていたりで、曲の区切りを目立たなくしているようなつくり。
この辺の所作が、Jahi SundanceのTurntableの影響というか起用した理由になっていると推測。
12曲と多めのクレジットだが、5, 8, 10曲めは、1~2分と短いInterlude的なもので上述の曲間を意識させないようにしながら雰囲気を変える役わりを担っているのか。

Kendrick Scottを筆頭に、皆オシャレにセンスの良い演奏を繰り広げていて、この洗練された気配はなんだ⁈とか考えながら聴いていたが、おそらくきっとRobert Glasperを経たというのが一番の影響なんでしょう。
特に9曲めのリズムはRobert Glasper臭が強めに出ていると感じられる。

John Ellisがサックス、バスクラ等使い分けて、曲の雰囲気に合った音色を合わせてくる繊細さを見せながら艶のある演奏を聴かせる。

バッキングの妙もさることながら、伸びやかな音色で朗々としたコンテンポラリ色を色濃くみせるソロを披露するのがMike Morenoのギター。

Kendrick Scottは、自身が前面で目立ち続けるような感じではないが、曲によってかなり攻めたソロを聴かせてたりと自己主張もまるっきり忘れているわけではない。
しかし、センスの良いしなやかなドラムを聴かせる。

なんだかんだ、バッキングでもソロでも終始耳を惹きつけられているのがピアノのTaylor Eigsti。
最近、リーダー作は出てないのか?と調べてみたらサイドで良い味を出すタイプのような気もしていますが..。

どこを切ってもセンスの良いという形容詞化出てこない、コンテンポラリジャズとしてしっかり完成度の高い作品でありました。


ベストは6曲め

"Wall Becomes A Bridge" Kendrick Scott(https://www.amazon.co.jp/dp/B07NMHYW53/)

開くトラックバック(0)

徳田雄一郎 "Wind"

イメージ 1

本作は、さる知人の方に教えてもらったもので、ギターの鈴木直人が良いというというのがそもそもの発端だったと記憶しています。
他のメンツでは、ドラムの柵木君はライブで生で聴いたことがありますが、他の人は初だと思います。。

そんなメンツは以下の通り
徳田雄一郎(As,Ss,Vo)、鈴木直人(G)、柳隼一(P)、大垣知也(B)、柵木雄斗(Ds)

演奏曲は以下の通り、すべて徳田雄一のオリジナル。
01 MANDALA
02 WIND from Normandy
03 Brings Me Southern Distance
04 Verano De Escocia ~ Summer in Scotland
05 KAMOME ~ Seagull
06 The Hat Catches The Leeway
07 Sweet Dreams My Love
08 Lotus Flowers
09 One Flag
10 WIND ~ Prayer
11 WIND ~ Space Dreamers Version

日本人の演奏するフュージョンとしては、テクニック偏重になっていない、程よく心地良いサウンド。
この辺は個人的嗜好との兼ね合いではあるが、最近の邦人ジャズとしては、ダンスに寄り過ぎず、速度に執心せず、良い塩梅のスタイルではないかと思う。

4曲めで手拍子を入れ、そこはかとなくPMGからの影響を感じさせる。もっともあんな複雑なパターンではないが。

7曲めだけボーカルが入っていて、ここでちょっと雰囲気が変わる。
アルバムの中ではインターバル的な位置付けになるんでしょう。

8曲めはsong for bilbaoを彷彿とさせるような曲で、どことなくブレッカーバンドの影響を垣間見せる。

サックスはノンビブラートを基本とする奏法を持ち味としていて、これも個人的嗜好ではあるが、このバンドと演奏の中では、特にスローな曲ではもう少し抑揚があっても良いようには感じた。

そんなことを考えながら聴き進むと、ギターがクールなスタイルを基調にしているが、程よく熱気を孕んだ演奏で痒いところに手が届くようなタイミングとフレーズで個人的には結構気に入っている。

自Blogを漁ると、なんとこのギタリストは生で見て(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/63728914.html)いまして、あのときはかなりのブチ切れ演奏だったようなので、表現の振り幅がかなり大きいことがわかる。

ベースは、エレベを使用していてエレベらしい良く動くフレーズではあるが、高音方面へは進出は控えめで、これは(個人的嗜好としては)好感触。

前述のとおり、柵木も生で聴いて(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/63835477.html)いる一人。当時の記憶的には本作でもちゃんと持ち味の出た演奏をしている印象。
※ギタリストもドラマーも3年前なんで偉そうなこと言えない..。 orz

ベストは9曲めにしましょう。

徳田雄一郎 "Wind"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07G2MYVD3/)

開くトラックバック(0)

"Infinity" Tom Harrell

イメージ 1

Tom Harrellのリーダー作は、これまでに2016年のアルバム"Something Gold Something Blue"(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/63920464.html)を紹介していますが、縁あっての聴取だったのですが、本作も同様に縁あっての紹介であります。
興味の対象としては、リーダーはおいといても、Mark Turner, Charles Altura, Ben Street, Johnathan Blakeとちょっと興味を惹かれる面々が揃っている。
そんなメンツは以下の通り。
Tom Harrell(Tp,Flh)、Mark Turner(Ts)、Charles Altura(G)、
Ben Street(B)、Johnathan Blake(Ds)、Adam Cruz(Per:3)

演奏曲はすべてTom Harrellのオリジナルで全部で10曲。
1. The Fast
2. Dublin
3. Hope
4. Coronation
5. Folk Song
6. Blue
7. Ground
8. The Isle
9. Duet
10. Taurus

冒頭からノリの良い曲で、Tom Harrellと、Mark Turnerのユニゾンでのテーマも格好良ければ、その後のMark Turnerのソロも、らしくないくらいにアグレッシブでおぉっとなる。

続く2曲めもドラムの軽快なリズムの推進力にのっての快調な演奏を聴かせる。
中間部で出てくるTom Harrellのソロも軽やかにノリ良く疾走する感じで心地良く響く。

Johnathan Blakeの攻め感の強いドラミングに乗っかって、2管がそれぞれの持ち味以上にエネルギッシュな演奏に転じる場面が多々見られ、この熱さが満足度を上げている印象。

Charles Alturaが、あまり前面に出てきて自己主張する場面は多くはないが、エレギでのセンスの良いバッキングで全体を軽快に演出しているのと、数曲でアコギを使っているがそのザクザクした音色のインパクトで存在感を出している。

アグレッシブな曲調のものと多少落ち着き感のある曲とがバランス良く出てくるが、いずれも基本的には現代ジャズ的なスタイルのもので、落ち着き感のある曲であっても温度感はそう下がらずアルバム全体としての満足度も総じて高い。

ベストは1曲めになるんでしょう。他にも好きな曲はあるんですが..。


"Infinity" Tom Harrell(https://www.amazon.co.jp/dp/B07NN3BM4Y/)

開くトラックバック(0)

全32ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事