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A.「ペースメーカー植込み者のIH使用の件」→「かていてる」にもあった表現が使われてましたが、少し言葉が追加されてました。
多分、詳しい方の中では、常識なのでしょうが、なかなかこの辺の知識って調べきれないんですよね。
もう一息、突っ込んで聞いてみたいのですが、ポイントをメモすると以下のようになります。
「各要因による影響の臨床的考察と対処法」として伝導電流から順に説明されてますが、二番目の変動磁界の中で、
「身近で典型的な存在」として、IH調理器およびIH炊飯ジャーの話を書かれてます。
「一般的なガイドラインでは両者とも体から50cm以上離すこととしており,事実上ペースメーカ等の患者の使用を禁じている。」
→以前読んだところでは、メドトロニックとして患者さまに説明するときには、「50cm離すように」としております。とあった気がしますが、
ガイドライン等で、しっかり距離を書かれたものは、ないんですよね。まあ、それは置いておいて、
「昨今,火災を防止するために,老人施設等の多くでIH製品が採用されており,ペースメーカ等の使用者がこれらの施設を利用できないという話を聞く。」
と問題提起し、その回答として、以下。
「このような場合は,ペースメーカ等の機種を選択し,電極を双極として,電極極性が自動的に変化するような設定を避ければ解決できる。」
→「かていてる」では、IHを使いたい旨を先生に相談すれば、使うことは可能という感じの表現になってましたが、その時の文章では、メドトロニックのある製品を
採用すればいいのかなって感じで、機種がメインと考えてました。ここに書かれた配慮・設定で可能になるんですね。このこと、本当に、各お医者さんはどこまで、ご存知なのでしょうか。
引き続き
「しかし,その患者が将来,他所の施設で植替えられる状況を考慮して,次の植替え担当医に必要な情報が確実に伝わるような手立てを講じておくことが重要になる。」と。
この方、いつもよく考えておられるんですよね。このあたりの知識をもっと一般に広めていく必要があると思います。
B.「総務省のガイドラインは駅の,駅の白線(黄色い線)と同等との解釈」→この間の朝日新聞の記事にも、引用されてましたね。
ここだけは、本文をそのまま、引用します。
「電車が入線するたびに「危険ですから白線の内側にお下がり下さい」とアナウンスがあるが,時折これを守らない人を見受ける。
守らなかった人が,必ず害を被るかというとそうでもない。
しかし,いかなる場合でも客を絶対に守らなければならない駅員としては,守ることを要求せざるを得ない。白線の位置は最悪の状況を考慮して決められていると考えられる。」
「ペースメーカ等のガイドラインも,考えられる範囲で最も影響が現れやすい状況で試験し,30 秒間に1 拍でも影響が認められれば影響ありと判定して,
影響があった最大距離にマージンを加えて決めている。したがって現実には,多少ガイドラインを破ってしまったからと言って,すぐに影響が現れるというものではない。
ガイドラインを必要以上に緊張して受け止める必要はない」
この内容について、ガイドラインとはそういうものだという思想は理解できないことはないんですが、結構一人歩きするんですよね。
ここには、書かれてませんでしたが、携帯電話の影響のあるペースメーカーを植え込んでいる人が一人もいなくなったタイミングで、22cm指針を撤廃したい別のところで
書かれてたと思いますが、それはそれでかまわないので、最新機種のペースメーカーの人は(影響ないので)もっともっと安心して、電車に乗るように勧める活動をできないものかと思います。
(本当は、植込みした患者さんに渡す書類には、もっとその点を明確に書いて欲しいと思いますし、上のIHの議論は、そこまではっきりしているのなら、これも明記して欲しいですね。)
追記
この手の議論の時に、問題になるのが、独占禁止法とかを掲げて行われるメーカーの保護。
多分、各メーカーの機種毎に性能違うとか、色々と問題があるのかもしれませんね。日経バイトでも指摘されていた機種毎の影響試験結果の未公表とかもそうですが。
可能な限り患者のサイドの立った視点で、動いて欲しいなと思います。
とはいえ、こんな文書が公開されてたんですね。今まで探しきれなかった自分が悪いってことで、非常に勉強になりました。
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