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物心がついたときからずっと共同住宅暮らし。
隣や上下階に他人が住んでいるのだから、歩く音やドアの開け閉めの音に気遣うのはもちろんのこと、生活するうえで色んなことに気遣わなければいけないし、管理規約などの制約がある。
部屋の中は自由に模様替えで来たり改造することも出来るが、建物自体は共有物ゆえ好き勝手にいじることは出来ないし、使える品物にも限りがある。
他にも、共同住宅ゆえに「出来ないこと」も多いのだが、今までは当たり前のように諦めながら生活してきた。
この「出来ないこと」に対して不便に感じるまえに、「便利さ」「手軽さ」を常として生活してきたのだが、最近は少しだけ生活に余裕が出てきたこともあって、今まで「出来ないこと」と諦めていたことを「やってみたい」と思うようになってきた。
そこで画策したのが今回のセカンドハウス購入計画。
果たして良いことなのかどうかはわからないが、「やってみたい」と思うことに一歩一歩近づけることで、充実した日々を過ごせるのではないかと思われ...
きっかけはタイヤの買い替え検討。
お出かけが多くなり、それとともに「冬用タイヤ」を買おうかと検討し始めたのだが、スタッドレスタイヤ+ホイールを買ったら、「夏用タイヤ」の置き場所を考えなくてはならない。
マンション暮らしの場合、バルコニーの端は隣家との非常用非難口となるため基本的に物を置けない。
家の中に保管するなんてことはもってのほか。
ショップに預けておくとか、貸倉庫を借りるとかの選択肢もあったが、そもそも「タイヤを保管できない」とか、クルマ弄りのための工具が車庫に接して置いておけないということが、クルマを趣味にするうえでマイナスポイントであったわけだ。
横浜付近じゃ屋根付き(シャッター付)車庫を借りれば月5万以上は当たり前。
ならばいっそのこと、「月5万くらいの出費で家を」って考えが思い浮かんだわけさ。
安い家を手に入れて、クルマ弄りをしながらの悠々自適な生活を画策し始めたら、「あんなことも出来る」「こんなことも出来る」って妄想が止まらない。
マンション暮らしってのは、どれだけ制約を受けるってことか...
たとえば、「庭で集まってバーベキュー」。
広いルーフバルコニー付の最上階なら、中にはバーベキューが出来そうなマンションもあるかもしれないが、原則ダメ。
バーベキューどころか七輪で炭焼きだって簡単には出来やしない。
煙なんか出したら、隣や上階から「洗濯物や布団が干せない」「匂いや煙が入ってくるから窓を開けられない」ってすぐにクレームが来るだろうし、へたすりゃ火災報知機を鳴らされちゃう。
その点、庭付き一戸建てならさほど問題ない。
基本的に家同士が離れているので、焚き火とかじゃなければ庭でバーベキューとか、サンマを七輪で焼くなんてことも出来る。
他にも、まだ色んな事が出来る。
当たり前だけど、マンションじゃ出来ないことは「木を植える」ってこと。
鉢植えの木を置くっていうことは出来ても、木陰を作るほどの木には出来ない。
芝生が良いって言ったって、一般的には人工芝しか出来ない。
「庭木の手入れが面倒」って人が多いけど、「エクステリアプランナー」の資格を持っているにもかかわらず庭木の手入れをしたことのない自分からしてみれば、自分で庭づくりをしてガーデニングが出来るっていうことは、それはそれで大いに楽しみである。
いっそのこと、庭に池を作ってその周りには湿性の植物を植え、ビオトープのように水の流れを作ってメダカを飼うなんてのもやってみたい。
夏の暑い日差しは庭木の木陰でいなし、冬は水面に反射する陽の光で部屋が明るくなるってのもいい。
初春には宿根草の新芽が育つのを見ながら、やがて咲く花々に季節を感じ、秋には紅葉を見ながら冬支度を始める。
マンション暮らしではカレンダーと天気予報が季節の移り変わりのバロメーターだったが、戸建てでの生活は雨戸の開け閉めで季節を感じることが出来るのだろう。
「家のペンキ塗り」
マンションじゃ躯体は基本的に共有物だから勝手に弄ることは出来ない。
ヒビが入ったり錆が浮いたりしていても、管理組合を通じて他の共有者の同意のもとに修繕をするっていうのがルール。
勝手に色を変えちゃうなんて言うことはもってのほかなのである。
その点、自己所有の戸建ては色を塗り替えるのも自由。
地区計画とか協定なんかで「周囲との調和」などを決められている場合を除いて、好きな色に塗り替えたり、タイルなんかでデコレーションすることも出来る。
以前、スウェーデンに研修旅行で行ったとき、現地の古い木造の住宅を見たら、何重にも重なって様々な色のペンキで塗り替えられていた。
それを見て「自分でペンキ塗り出来る家は良いな」って、密かに思ったりしていた。
壁や屋根のペンキ塗りは、業者に頼めばそれなりにお金もかかるけど、1階部分の壁や下屋なら何とか自分でも出来そう。
トタン屋根ならなお良し!
失敗しても惜しくないし、塗り斑だって味が有るんじゃない?(笑)
「耐震改修工事」
マンションは、家の手入れは自分ではやらない。 いや、出来ない。
管理費や修繕積立金を支払うことで、管理組合を通じて管理会社がすべて行ってくれる。
半面、戸建ての持ち家はすべて自己負担で手入れを行わなければならないのだが、自分の納得いく範囲で自分の好きなように手を入れられるっていうのも、考えようによっては魅力的だ。
耐震改修工事だって、やろうと思えば基礎や土台、軸組の材木まで丸裸にしてとことん補強することだってできるし、そこそこに手を入れるだけに留めるのも、自己責任ゆえに選択できることだ。
建物構造を理解したうえで、金物や補強部材を自前で追加するもよし、最新の免震構造に改修することだってできる。
要は「やっちゃダメ」って、いちいち言われないで済むのが良い。
それと、やってみたいのは「太陽光発電システム」
「売電で儲ける」ってことは出来ないにしても、普段あまり居ない家であれば、その間に経費ぐらいは稼いでいてもらうことも出来そう。
今は初期投資も比較的少なくて済みそうだし、なんとなく試してみたいような気がする。
瓦屋根を下し、スレート瓦に変更するついでに太陽光発電のパネルを載せても、瓦屋根よりは十分軽いしパネルが熱射を防いでくれる。
そもそもマンションでは出来ないことですから!
些細なことではあるが、「雨水をためるタンク」とか、「生ゴミを堆肥にするコンポスト」とかのエコっぽいこともマンションでは難しい。
ストーブだって、薪ストーブの設置とか円筒形の大きな石油ストーブも戸建てならではのことだし、掘りごたつや囲炉裏だってやはりそうだ。
居間と同じ高さにウッドデッキを組んだら楽しそうだし、タープやシェードで日よけをしながらコーヒーをいただく。
こんな風に過ごせたら心地良いだろう。
夏の夜は、窓を開け放した部屋で蚊帳に入って虫の声を聴きながら寝て、朝は鳥の声で目覚める。
う〜ん... なんて気持ちよさそうなんだ。
趣味の部屋があって、なんでも仕舞い込める物置があって、広い駐車場に好きに仕上げることが出来る庭がある。
時間があれば、こんな戸建てでそういう生活をしながら過ごすのは、きっと気持ちいいことなんだろう。
あぁ、妄想は続く・・・
理想と現実を無視しながら、果てしなく続く・・・
でも、妄想している時間は楽しいからいいんじゃない!
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