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ここ横浜は、とにかくいろんな国の人が集まります。
東洋から西洋までありとあらゆる人種の方が集まり、ゆえにそんな方々の社交の場として専門店が出来たりします。
中華街も今でこそ観光地となっていますが、元々は中国人街ですからね。
中国人のための飲食店、雑貨屋さん等々、もともとはそういったことを目的として出店し、それが集まってやがて今のような様相に変わっていったものと思います。
地元に住まう同郷の方々向けに出店された専門店は中華料理だけに限らず、各国の料理店も数多く存在し、そのなかでも特に韓国料理店は数多く見られますね。
私、けっこう韓国好きで何度も行ったりしているのですが、なんというか、自分的にものすごく馴染みがいいのです。
料理といい雰囲気といい、気取っていないところがいい。
それでいてがんばっている感じがあふれていて、ブロードバンドの普及率や大学進学率なんかは日本よりぜんぜん高いんですよ。
でも、いろんな方と話をしても、皆さん気さくでいながらもちょっと恥ずかしがりやで、それでいて語りは熱く、ようするに人間味あふれる方たちが多いのですよ。
そんな雰囲気が好きで度々行くようになったのですが...
やはり最初のうちは言葉の壁がありましたね。
何言っているのかぜんぜんわからない。
言っていることもわからなければ、書いてある文字もぜんぜんわからない。
でも、身振り手振りで何とか意思を伝え、こちらも韓国語をそれなりに覚え始めると、余計に馴染みが良くなるんです。
まぁ韓国語を覚えるったってほんの片言でしかありませんが...
それなりに韓国を楽しもうとするうえで、やはり食事の楽しみは大きいでしょう。
一般的には「韓国料理=焼肉」ってイメージが強いのですが、それだけじゃぁ無いのですよ。
焼肉といっても、カルビ屋さん、ホルモン屋さん、プルコギ屋さん、って感じでメインの料理ごとにお店が違ったりします。
もちろんいろんな料理が出てくるお店もありますけど、専門店のそれは確かに美味しいですね。
以前、済州島に行った時に感動したお店があって、いわゆる汁物のお店なのですが、メニューは1種類だけしかないんです。
汁物といっても韓国の汁物料理には何種類もの料理が有って、日本ではチゲ鍋なんて馴染みが深いですよね。
しかし、私が行ったそのお店は、日本では馴染みの少ない「カムジャタン」のお店。
ちなみにカムジャタンというのは日本語で言うと「ジャガイモスープ」
「カムジャ(감자)」がジャガイモで、「タン(탕)」がスープの意味。
しかし、具として入っている豚の背骨を割ってボイルしたものや韓国野菜、そしてこのスープがなんとも絶妙で、一度食べたら病み付きになってしまいます。
そこのお店のメニューはその一品だけで、大きいのか、中くらいか、小さいのか、それしか選ばないんです。
後は鍋の具をいただいた後にご飯を入れるのかラーメンを入れるのか...
たったそれだけの選択肢しかないのです。
でもそういうのって大好き!
あれこれ選ぶより自信の一品を出してくれるっていうのが良いです。
帰ってきてからもあちこちカムジャタンを出してくれるお店に行ったり、自分で作ってみたりしたのですが、なかなか思うような味にたどり着けない。
そんな折、韓国パブのオネエチャンに連れて行ってもらったお店がここ。

来るお客さんのほとんどは在日韓国人の方や出稼ぎに来られている方、もしくはそのお客さん等々...
もちろん中で飛び交う言葉はほとんど韓国語で、料理をつくってくれるお母さんはほとんど日本語が話せず、お兄さんが流暢な日本語で対応してくれないと意味が通じないことしばしば(笑
それでも何度か行ってその度に「カムジャタン」を注文していたので、馴染みになってしまった。
「韓流」なんていうようなブームがあって、世間一般に馴染みやすくなったとは言うものの、まだまだ韓国語って異国の言葉の感じがして、お店とかで口にするとちょっと違和感がある。
でもね、このお店の中は間違いなく韓国そのもの。
韓国語を口にすることが変じゃないし、勉強のつもりで他の席のオネェチャンに話しかけるのも有りかな?
先ずいつものように生ビール(センメクチュ)とカムジャタンを注文。
ついでにユッケも頼んじゃいました。
料理はこんな感じで出てきます。
料理を注文すると、先ず先におかず(無料、おかわり自由)が出てきて
続いて注文したユッケ(お肉山盛りです)
そして最後にお待ちかねカムジャタンが...
少し煮込んでジャガイモに味が滲みたところで火を弱め、器によそっていただきます。
豚の背骨にはいわゆる「中落ち」のような肉が残っていて、これがまた最高に美味い!
もちろんこれが良いダシとなってスープの味を良くしているのです。
具の韓国野菜もエゴマのようなクセの強い香りのものでも、このスープと絡めていただくことで絶妙な香りに!
もちろん味の滲みこんだジャガイモはホクホクしてほんとうに美味い。
3人分位の量の具を二人で空けるともうお腹いっぱい。

背骨のガラでお皿がいっぱいになってしまいました。
でもこれだけでは終わりません。
鍋に残った濃厚なスープにご飯や海苔、エゴマなどを絡めて少量のごま油を加えて炒めます。

オジヤのような状態より少し水分が少ないくらいで火を止め、鍋に焦げ付いた部分と一緒にいただくと...
あれだけお腹いっぱいだったのにまだ食べれるのです。
はっきりいって「絶品」です。
見てくれは決して美しくないし、骨にしゃぶりついたりしていては決してお洒落とは言い難い料理ですが、味は最高です。
※写真写りが悪くて料理を綺麗にお見せできないのが残念!
機会がありましたら是非お試しあれ!
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