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伊豆箱根鉄道大雄山線エリアのセカンドハウスライフを画策し、それなりに条件が整った物件も見つかった。
そんでもって、見つけた物件は南足柄市の駅から徒歩10分圏内にある築45年もの。
旧車でいえば、三角窓全盛の時代の物件だ。
当然、耐震基準も現在のような厳しいものではなく、大地震への備えは最重要課題である。
でも、元々「土地」として売りに出ていた物件。
建っている建物は、云わば「解体直前の付属物」である。
そんな建物でも、水回りは数年前にリフォーム済みであり、システムキッチンや換気乾燥機付きのユニットバスが備えられ、トイレも様式に変更済み、室内もフローリングに張り替えられている。
まだまだ十分住める物件であり、壊してしまうにはもったいない。
最重要課題の、「耐震補強」をいかにして行うか...
とりあえず、南足柄市役所へ無料耐震相談会の申し込みに行ってきた。
この無料耐震相談会は、南足柄市が昭和56年6月より前に建築確認申請された建物(新耐震基準施行前の建物)を対象に開催しているもので、図面などから建築士が耐震補強の要否を判断し、補強を要する可能性のあるものは有償で現地調査を実施(ただし半額は公費にて負担:1.5万円まで)し、これに基づいて行う耐震補強工事は工事費の半額(40万円まで)を公費で負担してもらえるようだ。
先ずは、この家がどの程度の補強を要するものなのか、それを知らなきゃ補強の方法も決まらない。
必要最低限の補強工事は行うものとして、瓦屋根の軽量化や可能な限りの断熱工事、歪んだサッシの交換調整、動きの悪い雨戸の交換、駐車スペースの増設に伴う造園工事、その他もろもろのリフォーム費用は覚悟しなければならない。
かといって、所詮は古い建物。
今の新築住宅と同様にするには、建て替えてしまったほうが費用が掛からない。
かけるリフォーム代は必要最低限、住むに足りる程度。
もともと新築住宅には興味が無い。というか、住んでみたいと思わない。
いや、仕事で毎日のように新築住宅にかかわっているからこそ、懐かしさを感じる古い物件に魅力を感じるのかもしれない。
隙間風が入ってきて寒かったり、不便だったりするかもしれないが、今どきの家には無い通風欄間や趣のある真壁造りの内装、歩くときしむ階段や、毎日面倒な雨戸の開け閉めだって、それはそれで味わいのある生活の一部ではないか。
何より、そんな家だからこそ似合う蚊取り線香の匂いや石油ストーブの匂い、蚊帳を吊った寝室、庭で楽しむ七輪の煙...
かつて当たり前だったものが、洒落た洋風の便利な生活に変わっていったことで今では感じることが少なくなっていった。
壊して建て替えてしまう前に、かつて当たり前だった生活の匂いなんかを、味わって楽しんでみるのもいいんじゃないかと思ったりしている。
それに、新築住宅やマンション生活では出来ない自前のペンキ塗り。
錆びかかったトタンの下屋や外壁、場合によっては内装だってペタペタ塗りまくることができる。
失敗したところで、きっと残念な気持ちにはならないだろう(笑)
市役所での手続きが終わり、妄想を膨らませながら、電車で目当ての物件まで行ってみた。
日中は電車もすいている。でもそれなりに乗る人はいるし、エアコンも効いている。
下車駅は無人駅。でもICカート対応である。
駅を降りてすぐにコンビニや大型スーパーもあり、美味そうな洋食屋さんや洒落た雑貨屋さんもある。
目当ての物件と反対側にほんの少し行ったところには酒匂川の支流「狩川」が流れており、橋の上から覗くと川底がすっきり見える澄んだ水の中にオイカワとおぼしき魚たちの群れが。
駅の反対、目当ての物件に向かうと、100mも歩けば静かな雰囲気、少し先に目をやれば山の景色を垣間見る。
少しだけ坂を上り、高台にある目当ての物件へ。
周りに家があるが、それなりに広い敷地ゆえ、建物どうしは離れていて圧迫感がない。
一段下がった東側には畑が広がり、遠くに街を望む眺めの良い物件。
静かで鳥の鳴き声がよく聞こえる。
前面道路が砂利道だったり、下水が浄化槽排水だったりするが、そんなことはお構いなし。
清流と山を身近に感じ、澄んだ空気の静かな環境、眺めの良い景色。
にもかかわらず駅からも近く、スーパーやコンビニも近い。
まさに理想の立地だ!
これ以上妄想を膨らませてうろうろしていると、不審者と思われて通報されかねないので、移設の検討を要する電柱の番号を控えて現地を後にする。
再び電車で南足柄市役所のある大雄山駅へ。
ちょうど昼になったので、駅の近くの蕎麦屋で昼食を。
こりゃ美味い!
美味い蕎麦屋ってなかなか巡り合うことがないんだけど、蕎麦の風味、咽越し、天ぷらのサクサク感、店の雰囲気、どれも良し!
めっけものでした。
市役所に停めておいたシトちゃんに乗り込み、周辺散策へ。
せっかく大雄山駅に来たので、最乗寺へ
ちなみに大雄山とは最乗寺の山号です。
130ヘクタールもの広大な敷地には樹齢500年以上の杉の巨木が林立し、そこにある寺院の数々の建物と相まってとても荘厳な雰囲気。
開山の祖の弟子の化身と云われる天狗が祀られ、天狗の象徴「下駄」でも有名。
巨大な下駄が置かれている。
なお、ここの坊さん、下駄を履いてカランコロンと歩き回っています。
実は6月にも参道までは上がってきたのですが、時間がなくて境内までは行ってなかったのです。
でも、そこへ至るまでの道にはアジサイが咲き誇り、まさにアジサイロード!
いやいや、見事でした。
最乗寺からは足柄の山を西に向かい、金太郎が産湯に浸かったといわれる「夕日の滝」へ。
周りはキャンプサイトになっていて、夏休みの今、子連れの親子が川で水遊びやバーベキューを楽しんでいました。
その脇を通り、山の中を少し進むと
ありました!
まさに「雄飛の滝」
見事でした。
マイナスイオンをたっぷり浴びて、何とも清々しい感じ。
でも、ひとしきり歩き回ったので、体は汗でベトベト!
ならば温泉にでも入っていこうかと、箱根方面にむけてレッツらゴー!
道中の足柄街道はけっこう楽しい峠道。
御殿場から乙女を抜けて芦ノ湖スカイラインへ続く道に雰囲気が似ている。
急なつづら折りを駆け上がるのに、リズムよく走れば、少々踏ん張らないと体がゆすられてカミさんがきつそう。
ならば少々ペースダウンしてそこそこ楽しむ程度で...
隣をみると、カミさんは...寝てた!(爆)
2車線の心地よい足柄街道から左にそれて、御殿場線の足柄駅方面へ少し細い道を下ります。
すれ違いがきつそうな薄暗い道を、対向車の気配を気にしながらクルクル降りていきます。
ガードレールと側溝をギリギリにかわしながら、心地よい緊張感とともに下りきると、御殿場線の足柄駅。
1時間に数本しか通らない単線の踏切を超すと、再び足柄街道へぶつかって箱根方面へ。
少し行ったところに「あしがら温泉」の看板が。
ここで一休みして汗を流しましょう。
大人500円
富士山の見える露天風呂あり、サウナあり、もちろん大浴場あり、大広間の休憩室には食堂もある。
風呂上がりの牛乳はまた格別!
至れり尽くせりの大変気持ちいい温泉施設でした。
温泉に浸かってぐったりしたら、そろそろ帰りの時間。
御殿場から乙女峠を抜けて仙石原より国道1号線を下って箱根湯本へ。
さすがに夕方のこの時間は車も多く、「気持ちよく」箱根の道を走ることは出来ませんね。
だらだらと詰まりながらも箱根湯本を抜ければ、今は道も整備されていて一気に西湘バイパスに入れます。
ここから横浜まではスムーズに行けば1時間ちょい。
新湘南バイパスを抜けるまでは、本当にスムーズに、1時間かからず戻りました。
が、
藤沢バイパスに入ったとたん謎の大渋滞。
結局そこから更に1時間以上かけて、ようやく帰宅できましたとさ。
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