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因幡の白兎のワニザメをだましたやりとりを、補足します。
兎は、隠岐の島から本土に渡りたいと思っていましたが、渡る手段がありませんでした。
そこで海のワニザメをだまして
「私とおまえと競争して、どちらの同族が多いか少ないかを数えてみようよ。おまえの同族をめいっぱい
連れてきて、この島から岬までずらり並べてごらん。私はその上を踏んで走りながら数えて渡ろう。
そうしたらどちらが多いか分かるよ」と言いました。
兎は、だまされたワニザメが並んでいる上を踏み渡り地上におりようとしたとき、思わず「やい。おまえ
たち、だまされたんだぞ」と言ってしまいました。
そしてその言葉が終わる間際に最後のワニザメ兎を捕まえて皮をはいでしまいました。
兎と亀の寓話にも通じるものがありますね。
さて兎の数えかたは、1羽、2羽と数えることがありますがその由来について
獣肉食が禁止されていた時代に、大きく長い耳の形状が鳥の羽を連想されることから「兎は獣ではなく
鳥だ」と扱い食肉としていた説。
「ウサギはウ(鵜)とサギ(鷺)にわけられる」とこじつけて食用とした説。
捉えた兎の耳を束ねて持ち歩き、一把、二把と数えたのが変化した説などあるようです。
現在は、匹が使われることが増えペットでは頭とかぞえるのが一般的なようです。
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