相模原の殺戮事件は 海外メディァも大々的に報じるほどに
多大なショックを世の中に与えました
第一報をヤフーニュース号外で知った時は
「なんてことすんのよ・・・」
憤り以前に震撼すると申しますか 館にも 身体と知的の両方の障がいある
家族がおりますので 心の中に塊ができて大きく膨れてくるような
暗澹たる思いでした
この事件は 経緯・手段・その後の犯人の言動を見聞きするにつけ
異様さが増してきます
26歳の青年 養護教員を目指し その後 福祉関係を選んだ人物が
なぜ これほどまでに壊れてしまったのか・・・
どのような理由があれ 卑劣極まりないだいそれた犯罪を犯したことは事実
ただ なぜ という部分を考えるにつけ この国が抱えている
困難な問題 闇の部分に恐怖してしまいます
おそらく 一般の家庭の皆様よりも 病気の高齢者と障がいのある
家族をもつ立場として 福祉の現場は実際に見てきていると思いますし
学生時代には教育実習でも訪れましたので 多感な青年時代に
福祉を目指す人達の想い 家族の想いも少しは見知ってきたように
感じています
現場は 本当に大変かつ過酷です
身体の方も知的障がいの方も 重度になるほどに専門的アプローチは
必須ですし どのように崇高な精神で日々入居者の方々に接していても
当たり前の 一人間として 心が傷つき 落ち込みふさぎ
頭があがらないほどに心身疲弊してしまう時もあります
人を対象とする仕事はすべて 献身と奉仕の精神が要求されます
タロットのお客様にも福祉士様・介護士様・医療関係全般の皆様が
多く来られています
そして皆様 口に出しては言えぬ辛さ 苦しい胸の塊を抱えておられます
真摯に仕事に取り組んでおられる方ほど その度合いが大きいことを案じます
とくに 高齢者施設においては 我が親が かなりな確率で同じような状態に
なるだろうという予測不安 また 既に大きな問題を抱えつつ仕事をなさっている
環境もあり とても深刻です
社会的弱者である障がいのある方 高齢者の方 特に 在宅では困難な方々を
支える職業の皆様の 精神的負担を もっと前向きに聴き 少しでも
ストレスや不安を解消する試みが増えてもいい いや増えなければならない
そんな時代だと痛感しております
この容疑者も 再三にわたり危うい言動を社会に発信していたようです
最低最悪の犯罪を犯してしまった彼を検証すると同時に
これ以上 悲惨な犯罪を発生させない手立てこそが絶対必要と思います
また 自傷や犯罪につながりかねない でも とてもありふれた精神疾患
例えば 若者の100人に1人が発症する 統合失調症の知識などを
学生時代当たり前に 保健体育などで学習しておけば 本人・家族・友人知人の
疑わしい言動に 初期の段階で自然に対応できるのではないかと感じています
そして同時に 来る高齢化社会に備え福祉的学習として
高齢者施設・障がい者施設での実習も課題にしてみてはどうでしょう
私は 家族のことで 施設や病院を転々とした中で 精神疾患や
生まれながらに障がいをもった人達の 言うに言われぬパワー
絶大な生きるパワーをモロに感じた時期があります
とてもピュアで衒いや飾り気など何一つない いわゆる産れたまんまの
人間のパワーというもの
その光の反対側にある陰の部分もまた 言い尽くすことのできないパワフルな
ありよう すがたかたちを兼ね備えているのです
全てを肌で感じて 自分が何を得て何を考えるか それは一人一人が
全く違うと思います
皆が共有して 皆で考えて 皆が平等で暮らしやすい社会をと
目標にしてゆかねばならないと痛切に感じております
末文になりましたが
被害にあわれた皆様のご回復をお祈りし
むなしくなられた魂に 心から合掌を・・・