<ペット用麻酔>麻薬指定で獣医に戸惑い不満の声
人やペットの麻酔薬として普及している医薬品「ケタミン」を、国が麻薬に指定することを決めた。「合法ドラッグ」としての乱用防止が狙いだが、獣医師からは「悪用者のとばっちりだ」と不満や戸惑いの声がある。去勢・避妊手術費用の値上がりが予想され、ペット愛好家にもひとごとではなさそうだ。【小島正美、有田浩子】
ケタミンは人の手術や検査時に使われ、痛みを取るペインクリニックでも多用される全身麻酔薬。副作用が比較的少なく、数十分で覚せいする利点がある。筋肉注射できるので暴れる動物の去勢・避妊手術やレントゲン撮影などにも広く使われ、獣医師の間では「常備薬」になっている。
一方、欧米ではMDMA(通称エクスタシー)などと共に、踊り明かす若者らの「クラブドラッグ」としても知られる。その頭文字から「スペシャルK」「カット」などと呼ばれ、米国やフランス、中国などでは麻薬指定されている。日本でも04年、東京・六本木などで麻薬代わりに服用したとされる外国人が死亡。厚生労働省は昨年12月から指定手続きに入った。
ところが麻薬指定されると、製造から販売までの関係者すべてに麻薬取り扱い免許が必要になる。このためケタミンの約9割を生産・販売していた三共ライフテックは「免許を持つ卸業者は少なく、従来の流通体制が取れない」と、指定後の製造中止を決定。驚いた獣医師の間では買い占めまで起き、12月の販売量は通常の約3倍に増えた。
一般の病院ではモルヒネなど麻薬の取り扱い免許を持つ医師は多いが、全国に約1万ある動物病院では数百人といわれる。今後のケタミン使用には免許が必要で、施設でも厳重な管理が必要になる。
厚労省は今年度内に麻薬指定し、来年1月から施行の考えだが、日本獣医師会は「不正ドラッグは病院から流れたものではない。麻薬指定で動物医療の現場は混乱する」と、少なくとも1年の猶予期間を求めている。東京都内の獣医師、塩田眞さんは「ケタミンが入手できなければ、獣医をやめたいという人もいる。代替品でもケタミンほど安全なものはない」と言う。
また、麻酔医療に詳しい駿河台日本大学病院の小川節郎院長は「麻薬指定は世界の流れでやむを得ないが、腕や足を切断した人の痛み軽減などで、ケタミンは今なお重要な薬剤だ」と話し、指定後も供給に支障がないよう求めている。
こうした声に厚労省監視指導・麻薬対策課は「獣医だけ例外にすれば、そこから不正流用が起きる。メーカーには安定供給を求めている」と話す。メーカーの一つ、明治製菓は動物用の販売を続ける方針だが、需要減の恐れもあって先行きは不透明。供給が安定しても、動物病院では保管などのコスト増が確実といわれ、去勢・避妊手術などの料金に影響が及びそうだ。
(毎日新聞) - 1月23日12時
何かおかしい事になってる・・・
麻薬指定されるのであれば、ただ単に麻薬施用者の免許を取り、きちんと管理をすればいいだけではないのか?!
なんでケタミンが使えないだけで獣医を辞めようとする!?まあ本気でいった言葉ではないと思うが、
この様な言葉が記事になると、読んだ飼い主さんや一般の人々はどのように思うんだろう?
医師のコメントは、必要性をしっかりと話し使用できる状況を残して欲しいと希望しているが、
獣医師のコメントは対応するには1年???何で?1年?
これが日本での医師と獣医師の差でしょうね〜!いくら医師と同じ地位を目指して4年生大学から
6年生に変更し、頑張っているはずなのに・・・こんなコメントしか出来ないのはちょっと残念。。。
麻薬施用者の免許を取得し、保管できる状況を作ってコストが上がるなら、そのまま飼い主さんに
請求すれば良いだけじゃないですか?なんでそこまでコストに固執しなければいけないのかな?
筋肉注射できるので、ケタミンは確かに暴れる犬・猫には使い勝手がいいが、麻酔のリスクを
下げれる薬剤はもっと他にもあるのに・・・ね。確かにコストは高くなるが、これを機会に飼い主さんに
よく理解をしてもらえるように考えた方がいいのではないでしょうか?
麻酔によるリスクを低くするためには、コストがかかるという事を・・・。
不妊手術に金額しか問い合わせしない人がいるが、ペットの事を考えるなら、手術の術式や使用器具、
麻酔の種類や組み合わせ、術中のモニターなど、知るべきところは他にいっぱいあるのにね〜。残念だ。。。
まあ今回の話は、単に獣医師が麻薬を使用できるように対応すれば良いだけの話である。。。
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うちの病院も全員麻薬取扱を取得する予定なので、あまりこういった反対の声とは無関係のところにいますねぇ・・・
2006/1/23(月) 午後 10:30
うちも取得する予定ですが、私自身は申請するのは転職後でいいかなぁ。個人的にはケタミンがなければ獣医を辞めたい人はかなり年配の先生のように思えます。。。
2006/1/24(火) 午前 8:28 [ - ]
ばんばんさん、普通はそういう風になるはずなんですけどね〜、こんな記事が出てしまう事自体、獣医師の社会的な立場が医師よりかなり低く、そして低くしている人たちが未だに多くいることが現実のようですね〜。買い占めても麻薬施用者でなければ違反になっちゃうのにね。。。
2006/1/24(火) 午前 10:08
そうですねももさん、その方がいいと思いますね。麻薬の免許には県知事の名前が書いてあるので、他県に行けば再申請をしなければいけないのかも知れません。。。
2006/1/24(火) 午前 10:26
うちも全員申請して取得する予定です。っていうか、そうするしかないですよねぇ?確かに面倒にはなりますが、安全と主張するなら、それだけのことをしてでも使うべきですよね。
2006/1/24(火) 午後 5:05
トトさん、これから様々なところで獣医師としての質が問われそうになるような気がします。所詮家畜の医者なのか、医師と同じく命を扱う責任のある職業になるのか、行政や患者などの周辺環境の整備も必要ですが、獣医師自体の社会的なあり方を考える良い機会かも知れませんね〜。
2006/1/24(火) 午後 6:07
最近手に入らなくなってます。こんなのが1年も続くかと思うと大迷惑、やるなら来月にでもやってほしいですね。
2006/2/3(金) 午後 11:20
しゅうさんのところもですか?うちもやっと1本手に入れました。手続きは仕方ないと思うんですが、きちんと入荷のルートを確保したいですね〜。昨日は開設以来始めて家保のチェックが来ましたよ。
2006/2/4(土) 午前 9:59