「アロマ物語」の挿絵

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私の著書「アロマ物語」の19ページ、四枚目の挿絵(by 杁栖やよい)についてです。

今、私の家の庭にはローズマリーが薄紫の可憐な花をつけ、
その独特の香りを辺りに漂わせている。
数年前に、購入した苗を庭の一番痩せた土の所に植えたのだが、
その成長は実に順調で、剪定しなければ他の植物を排斥するほどに強い。
また、その強烈な樟脳の香りは毛虫すら寄せ付けない。

「アロマ物語」では、ローズマリーはラテン語で「海のしずく」を意味すると紹介したが、
確かに、この花は岩場に打ち寄せて砕ける「海のしずく」を連想させる形をしている。
また、聖母マリアが青いマントを白い花の咲く木にかけたら、花が青色になった伝説から
「マリアさまの薔薇」というニックネームもついている。

アロマテラピー検定テキスト(AEAJ日本アロマ環境協会)にも記述されているが、
中世ヨーロッパの僧院医学において、ハーブや精油が用いられ始めた頃のエピソードに、
「ハンガリー王妃の水」=ハンガリアンウォーターがある。

ハンガリー王妃エリザベート1世は若くして夫を亡くしたあと、長く君主として善政をしいたが、
晩年には手足が痛む病気にかかってしまった。
そのことを知った修道院の僧が、王妃のためにローズマリーを主体とした痛み止めを献上
したところ、状態がみるみる改善されて若返り、
70歳を超えた王妃に、隣国のポーランド王子が求婚したという。
このことから「ハンガリー王妃の水」は「若返りの水」として今に伝えられている。

ローズマリーの成分は、身体に対しては血液の循環を促進したりする効果があるし、
頭には集中力を増す効果があるから、
私が経営している学習塾において、受験シーズンには抗ウイルス作用のある精油と
ブレンドしてディフューザーで教室内に拡散させている。
また、私自身には、記憶を要する勉強時には、ローズマリーをブレンドした精油を
キャリアオイルに希釈したものを首に塗布している。
これ、かなり効果あり!
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湖池健彦 Essay
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