「アロマ物語」の挿絵

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私の著書「アロマ物語」の9ページ、二枚目の挿絵(by 杁栖やよい)についてです。
少年の頃。
女の子と学校以外で、学校以外の事を話した時に、
なんだか相手の目を見られなくなる。

その時が初恋の始まりだ。

イラストに描かれている健と香織の姿をみていると、
まるで自分も小学校4年生の当時に戻ったような気持ちになる。

それまで意識もしたことの無かった女の子が家に遊びにきた。
学校の休み時間に、
「誕生日にバンビの置物をもらったの。とっても可愛いのよ!」
「へえ、バンビって子鹿だよね。そんな置物があるの?」
「ええ、お父さんが仕事で東京に行ったときに買ってきてくれたの」

そんな会話がきっかけになって、
小4のM子さんは僕の家に遊びにきた。

彼女と僕は、玄関から家の裏にある大きな柿の木の下に移動した。
彼女は奇麗な箱から、綿に包まれたバンビを出してみせてくれた。
僕にはどのように可愛いのかは分からなかったけれど、
その扱い方から、バンビは彼女にとって宝物だと知った。

「僕の宝物をみてくれる?」
「ええ、何かしら?」
「ちょっと待ってて、取って来るから」
僕は自分の部屋に行って、
以前に叔父さんからもらった鉱物の標本をもって柿の木の下に戻った。

「まあ、キラキラして奇麗ね! これって金なの?」
「ううん、違うみたい。だけど形や輝きが奇麗だから宝物なんだ」
「ふーん、たけちゃんって、こういうものが好きなのね」
「うん、珍しいものが好きなんだ」

そんな会話をしたあと、彼女は横に張り出した柿の太い枝にぶら下がった。
僕も違う枝にぶら下がった。
ただそれだけの事だった。
でも、僕には未だに忘れられない想い出になっている。

僕たちは小学校を卒業するまで仲が良かった。
が、中学に入学してからはお互いに目を合わせようとはしなくなった。

数十年が経過した。
諏訪湖の大花火大会の日、
僕は娘の手を引いて花火を見るために湖に向かっていた。
国道に沿った細い裏道を歩いていたときに、
向こうから彼女が歩いて来た。
すぐに彼女だとわかった。
チラッとお互いをみたあと、彼女も僕も目を伏せていた。

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私の著書「アロマ物語」の5ページ、最初の挿絵(by 杁栖やよい)です。
アサギマダラを初めて見たのは、小学校5年生のときで、入笠山(長野県の中西部にある南アルプス北端の標高1,955 mの山)の中腹だった。
普段から昆虫図鑑を見ていたから、一目でアサギマダラと認識できた僕は自慢の捕虫網を一振りした。
捕虫網の枠から外れた蝶は、ゆったりと真上に逃げて行った。
ゆらりゆらりと飛ぶ様子には他の蝶にはない柔らかな気品を感じた。
真上に逃げられたら、まだ少年の僕には手も足もでなかった。
そう。後に本で読んだのだが、アサギマダラは真上に逃げる習性があったのだ。

気品のあるものは、やはり気品のある屋敷を目指して飛んでいく。
そんな意識が僕の頭のどこかにあったから、
アロマ屋敷の登場には、アサギマダラに導かれていく健の姿しか考えられなかった。

僕がその時にみたアサギマダラのインパクトは強かった。
だから、小学校6年の時に図工で作成した状差の絵柄はこの蝶だった。

その時以来、この蝶にはずっと会わなかった。
しかしここ数年の僕は、諏訪市の霧ヶ峰で度々その姿をみている。
少年の頃だって霧ヶ峰には頻繁に出かけている。
でも、その姿は見る事はなかった。

この頃は、自分が昆虫少年だったころには滅多に出会わなかった昆虫によく会う。
それとは逆に、あまりに身近で気にもしなかった蝶、
例えばモンシロチョウを見る機会はめっきり減った。
キャベツ畑でたまに見かける白い蝶はスジグロチョウだ。

昨日の朝は雪景色だった。
この時期に葉桜に積もった雪をみて、奇麗だとは思わなかった。
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人がしないこと、何かしたいなあ。何かを残したいなあ。
そこで書き始めた・・・それが世界初?のアロマテラピー小説「アロマ物語」なのです。

この物語には二つの側面があります。
一つは小説という読み物としての。
もう一つはアロマテラピー検定1級、2級を受ける方のための準備本としての。

小説としては、昭和という時代の少年・少女の感性に、
SFではなくて、空想科学小説と呼ばれたの時代の不思議な興奮をブレンドして仕上げました。

アロマテラピー検定の準備本としては、
「アロマってさあ、良い香りで癒されることでしょ?」みたいなことがアロマテラピーだと、
一般には誤解されていることに対して、そうじゃないのですよ!と言いたくて。
また、すでに市販されている多くのアロマテラピーの本が、
みんなワンパターン化されてしまっていて、みんな同じ内容の本になってる現状が、
なんとも不気味な感じがして、それが嫌で書いた異色の本です。

AEAJ(公益社団法人・日本アロマ環境協会)の「検定テキスト」と「アロマテラピー用語辞典」の記述をもとにして、
そのポイントとなるアロマテラピーの基礎知識を、
小説そのものの中に入れてしまおうと考えました。

小説の自由なストーリーに、
アロマの知識をどうやって入れるのか…そのジレンマに苦しみながら、
そのための胃痛に耐えながらストーリーをひねり出しました。

アロマテラピー入門〜応用への可能性を追求しつつも、
昭和の少年・少女のもつ雰囲気の中にノスタルジーを共鳴させる小説でもあり得ます。

『アロマ物語・ストーリーで学ぶアロマテラピー』湖池健彦 (文芸社)1000円
  
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2013年 4月 刊行 
全国の書店・Amazon・セブンネットなどのネット書店で注文できます。
ネットで「湖池健彦」で検索してみてください!

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