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「アサギマダラくん〜ようこそ我が家に 2」 2018 .10.13
すっかり信州には寒気が入って来ているので、
アサギマダラくんの再来庭はどうかな、そんな心配をよそに、
またまたやって来てくれました。
昼前に鉢から地植えにした植物に水をやろうとしていた時に、
ふわっと大空から舞い降りてきたアサギマダラくん。
前回よりもフジバカマの蕾はほぐれて満開状態のものが多い。
さぞかし、美味しくて吸密しやすいのだろう、
ゆったりとしたペースでフジバカマに居てくれてます。
午後になり、急いで近所の寺で行われる告別式に香典を届けて、
戻ってきても彼はまだ吸密していました。
もっと観察していたかったけれども、
当日は松本で行われる沢田研二さんのコンサートに出かけるため、
仕方なしに「またおいで。ゆっくりしていってね」
そう声を掛けて急いで上諏訪駅に。
すっかり我が家は、アサギマダラくんが安心して吸密できる場所になったようです(^_^)
それにしても上品な蝶です。
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「写真」生物・自然・季節
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「アサギマダラくん〜ようこそ我が家に」
2年ぶりだね、アサギマダラくん。
昨年は、一番君たちを心待ちにしていたはずの父が、
九月初旬に緊急入院。
そのまま二ヶ月半後には他界してしまったから、
例え君たちが来庭してくれていても会えなかったね。
昨年の秋は寒気の到来が例年よりもずっと早くて、
フジバカマは蕾のまま枯れてしまった。
もしかしたら、またそんな季節外れの寒気が入り、
また会えないんじゃないか、そんな気持ちも半分あった。
信州のこの時期は、まだフジバカマは満開にはならないし、
君たちが来るのは十月下旬以降になるものだと思っていた。
来庭してくれたのは、とても美しいオスのアサギマダラだ。
下羽根の裏に黒い印がはっきりと見える。
かなり吸密行動が長かったので、隣に住んでいる伯母を呼んで来た。
伯母は「この蝶はお兄さんかも知れない」そう話した。
そう言われると、僕もそんな気持ちになった。
父は若かりし頃には、たいへんな二枚目だったし、
悠然と吸密している所が父を連想させた。
小さなデジカメを2センチの距離に近づけても逃げなかった。
僕は父が焦って行動するのを一度も見たことがない。
そんな父を見ていて、母はいつもイライラしているようだった。
イライラは良くない。
母が父よりも十七年も早くに逝ってしまったのは、
そんなことも少しは関係あるのかも知れない。
僕の性格はせっかちで母親に似ている。
少しは父親を見習いたい。
悠然と海を渡り、沖縄や台湾まで飛翔するアサギマダラ。
やはり彼らは僕の父親そのものだ。
おまけの赤とんぼ(アキアカネ)
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「初秋を告げるトンボと、季節外れの紫陽花と」
鉢植えにしてある「なんじゃもんじゃの木」(一葉たご)の
枯れた幹を真横に切った所がお気に入りのようで、
複眼の広い視野を武器にして、飛んでくる小さな虫を狙っている。
お盆を過ぎて、夜にはコオロギなどの虫たち音色が聞こえ、
トンボたちが涼しい高原から我が家の庭に降りてくると、
秋が近いんだな、そう感じて嬉しいのと寂しいのが半々だ。
トンボの後ろに咲いているのは紫陽花の花だ。
6月に花屋で見かけた鉢植えのものが咲いた後で、
花を落として地植えにしたら、
今頃になって新しい花をつけてくれた。
サツキばかりが多い庭にアクセントとして植えてみたが、
8月も後半になって咲いてくれるとは嬉しい誤算である。
新盆に帰ってきてくれた父もみただろうか。
でも亡父が最も楽しみに待っているのは、
アサギマダラの来庭、それは間違いない。
今年はフジバカマが上手く咲いてくれるだろうか。
昨年の信州は秋の訪れが早くて、
フジバカマが開花するまでに霜で萎れてしまったが。
庭のフジバカマは年々増えている。
アサギマダラたちの間で有名?になってほしいなあ。
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同室の君は「アゲハの幼虫?」4 最終回
ずっと同室で、冬でも暖房を使わずに過ごした日々でした。
春が来て、彼が吸蜜できる花々が咲くころになりました。
するとどうでしょう。
鮮やかなグリーンだった蛹の色が深緑に変色して、
羽化の近いことを知りました。
そして朝、私の起きたときには、すでに彼は羽化していました。
春型のアゲハでした。
彼は十分に羽を伸ばした後で、
飛翔しようとしましたが、最初は力なく落下。
でもその場で何度も羽ばたく練習をして、
それから飛翔。
いきなりライラックの花に一直線に行き、初めての吸蜜。
その後はツツジの花に向かいました。
吸蜜を終えた彼は、屋根を越えて旅立って行きました。
同室の彼の無事を祈ります。どうか元気でね。
幼虫や蛹の段階で、寄生蜂に卵を産み付けられたら…
せっかく羽化しても、羽がうまく伸ばせなければ…
最初の飛行に失敗して落ちたときに蟻に捉まれば…
吸蜜できても、移動中に車に跳ねられてしまえば…
自然界の厳しさを実感できる彼の旅立ちでした。
毎日の観察は実に楽しかった!
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動きが止まったアゲハくんだったから、
蛹への移行は早いだろうと考えて、観察しようと思ってはいた…
頭を幹に付けるような格好ではあったが、
朝はまだ幼虫のままでいた。
そして夜に仕事から戻った時には、すでに幼虫の彼は居なかった。
彼はもう蛹になっていたのだ!
以後、一週間を経ても緑色のままなので、
私の認識している蛹の色とは違っている。
たしか、アゲハの蛹はダークグレイのイメージがあったが、
この彼は、幼虫の時のままの明るいグリーンそのままだ。
昨年の年末に、仕事場の入り口の外壁に
蝶の蛹と思われるものを発見し、
春には蝶になることを期待していた。
でも、その蛹は、
氷点下10℃以下になる気温に耐えられなかったのだろう。
蝶になることもなく、春一番に飛ばされていってしまった。
自然界で、蝶が葉に卵を産み落とし、卵が幼虫になり、
幼虫が無事に蛹になり、越冬し、蝶になって飛翔する。
それは、人間などと比較すると、
確率的には桁違いに低いのだろうな。
これから彼は、私の部屋で冬を越す。
部屋を暖房するときは、廊下やベランダにだしてあげなければ…。
それが私に出来る唯一のことだ。
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