☆ つれづれ現代 ☆

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台場一丁目商店街

昭和から平成になって久しい。
昭和を感じさせるものは次々と姿を消していく。
路地も空き地もあるにはあるが、
空き地には立ち入らないように柵がつくられ、
路地で遊ぶ子どもたちも、飼い猫たちも消えてしまった。
面子もビー玉も駄菓子屋も、田舎からは姿を消した。

東京の下町散策にわざわざ出かけるのは、
下町にはまだまだ昭和が残っているからだ。
昭和の面影を見つけると、
妙に落ち着いた温かさを感じられて、心地よいからだ。

先日、私には珍しくお台場まで足を運んでみた。
娘がまだ小さいときには、
毎年の夏休みにフジテレビの「お台場冒険王」に
連れて行ってやり、帰りに寄っていた場所がある。
それが「台場一丁目商店街」だった。

給食で食べたカレーライスと同じ味の店があった。
あれは旨かった。でも、もう無かった。
全国チェーン店みたいなタコ焼き屋が何軒もあった。

スバル360や、鉄人28号や、古い電話ボックスはある。
なのに、流れているのは現代風のうるさいだけの雑音?
みたいな音楽なのだ。とにかく落ち着かない。

いったい誰に来てほしいというのだろうか。
若い人にも私みたいな中年層にとっても、魅力がない。
誰がこんな空間を望んでいるというのか。

昭和を売り物にしたはずの台場一丁目商店街は、
もう、そこにはなかった。
中途半端なモノは、すぐに消えてなくなるだろう。

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北信越地区高等学校野球長野県大会(平成27年度春季)南信予選会

ゴールデンウイークの直前の授業を終えて、
塾の掃除しようとしていた矢先に彼は来た。
上伊那農業高校3年生、野球部のAくんである。
「南信予選会の日程表を持ってきました。見に来て下さい」と。
「うーん、5月3日は東京に行ってるから無理だけど、勝ち上がってくれれば…」
私はあやふやな返事をしてしまった。

中3の時。野球部の部活が終わったというのに、
ちっとも受験勉強に身が入らず、
眉毛を細くすることにばかりに情熱を傾けていた彼に、
「お前の親父さんが朝から晩まで一所懸命に仕事をして、
 塾に来させてくれているのに、お前はちっとも勉強しない。
 今後はオレの言う通りに勉強しないと、
 上農は絶対に受からないからな!」
そうキツく言った記憶がある。

そのAくんが高校3年になっていた。
口下手な彼が、わざわざ組み合わせ表を持って来てくれて、
応援にきてほしいという。
でも、正直なところ勝ち上がるのは難しいと思った。
たとえ初戦に勝ったとしても、
2回戦は南信の強豪・諏訪清陵高校(飯田球場)との対戦があり、
それに勝たないと諏訪湖スタジアムでの3回戦には進めない。

時間的な余裕がないから、5日の諏訪清陵戦には行けないし…。
そんなことを考えていたら、なんと5日の試合は、
延長戦の末に8対7で諏訪清陵に勝ってしまった。

6日。母の命日でもあるこの日に、
仏壇に花を飾り、好物だった饅頭をお供えして諏訪湖スタジアムへ。
すでに試合は始まっていたが、掲示板の先発メンバーを見て驚いた。
彼がスターティングメンバーに入っているではないか!
以前に彼の先輩から「Aは上手くない」と聞いていたから驚いた。
しかもクリーンナップを打っていた!

上農には絶対的な選手はいない。
ランナーが出ると送りバント、そしてセンター返しのバッティング。
高校野球のお手本のようなチームだ。
守備もよく鍛えられている。
彼は守備が終わると外野から全力疾走でベンチに帰る。
毎回全力疾走だ。

両校の応援の様子だが、昔の高校野球と変わらない。
否、一つだけ違うところがあった。
それは「応援団」といえる学ラン応援団員が居ないことだ。
ボンタン姿の応援団長が試合が終わるまで仁王立ちする姿がない。
試合前後のエールの交換も、声の大きい野球部員がやっていた。
校旗を持って立っているのも野球部員だ。

昔は高校入学後に一週間も続いた「応援練習」。
今は高校によっては「応援練習」がまったくないそうである。
強面の応援団長の姿も消えてしまった。
これが時代の流れなのだろうが、少しだけ寂しい気もする。

上農はこの試合に敗れたが、
ダブルプレーを何度も完成させて善戦した。
夏の本大会に向けて練習を充実させて、
さらに基本に忠実な高校生らしいプレーを磨くだろう。

やっぱり高校野球はいいなぁ。
試合前の練習のキビキビとした動き、大きなかけ声、
ファールボールをスタンドに取りにくるベンチ入りできない部員、
審判にボールを渡す部員、みんな全力疾走だ。

思えば私の母も高校野球の大ファンだった。
私が小学生の頃、夏休みには母は実家に私を連れて里帰りして、
しばしば甲子園球場に出かけて行っては応援したものだ。
母は常に弱いとされる高校を応援していた。
「泣くな!」と負けた野球部員に声を掛けて泣いていたっけ。

家に帰った私は、この試合の半券を仏壇に置いた。
母はきっと喜んでくれたはずだ。

 ☆ 諏訪湖スタジアム
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  ☆Aくんの打席
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長野県の高校入試は、前期選抜と後期選抜の2回ある。
とは言え、2度チャンスがあるとは言い難い。
それは前期選抜は職業科が中心で、
普通科のほとんどは、後期選抜のみである。
その後期選抜が昨日3.11に実施された。

塾生の数人が受験を終えてから教室に来て自己採点をしていたが、
私は出された問題の内容を知って、正直、複雑な気持ちになった。

本年の中3塾生は真面目な生徒がほとんどで、
型にはまったオーソドックスな問題、
オーソドックスな知識を問う問題には強いが、
そこから外れて、資料を読んで答えたり、応用問題には弱い。

近年の長野県の入試は難しくなった。
一昔前の、真面目に勉強しているだけで、
誰でも80点を取れる問題は皆無だ。
今年の入試では、
真面目な生徒が点数をとれるのは理科だけかも知れない。

一つの例を社会科の入試問題からあげると、
上野動物園に初めてパンダがおくられた年と、他の三つ、
ベルリンの壁が壊された年などを古い順に並び替える問題など必要?
パンダのおくられた年を知っていて、それがどうした?
こんな馬鹿げた問題は要らない!

人を馬鹿にした問題はさておき、
京都のまちづくりや、琵琶湖の水質保全や、
ケニアからの日本へのバラの輸出…
これらについての資料を読んで答える問題は、
普段、まったく学校で学習していないのだから、
頭の柔らかい生徒には何ともないだろうが、
真面目一方で暗記中心に教科書を学習してきた生徒には厳しい。

「公債金」と「国債費」についての記述問題があったが、
そんな知識は、中学生はもとより大人だって怪しい。
他にも「期間雇用者」と書かせる問題や、
「ワーク・ライフ・バランス」と書かせる問題も。
こんなの書ける中学生なんてほとんど居ないよ。
学校でもやらない。塾でもやらない。

義務教育を締めくくる高校入試。
真面目な生徒が勝てる問題内容にするべきだ。
真面目な努力が実る試験であるべきだ。

なぜならば、
高校からは、また別内容が待っているのだから。
中学の学習内容が、そのまま継続されるのは英語ぐらいなのだから。

合格発表は3月20日。
最近は毎年のように、この時期は胃が痛い。

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追記。
アメリカの青年が、
反イスラム国の軍隊に加わって戦っているとの記事を読んだ。
また、アメリカの青年以外にも、自らの意志で、
イスラム国と戦う義勇軍に加わっている若者が多数いるそうである。

自分の国さえよければ、他はどうでも良いという
東側の社会主義の国や、それに準ずる国ならともかく、
日本は紛れもなく西側諸国の一員のはずである。

私は安倍首相は好きではない。
しかし紛争地帯の、増え続ける難民に対しての援助を表明したことを
もっと評価してもよいと思う。
同時に、義勇軍に加わっているアメリカなどの勇気ある若者に対して
強く尊敬の念を抱くと共に、
何としても無事に戻ってきてほしいと願うものである。
              

イスラム国こと、
過激派組織IS=イスラミックステートによる残虐行為は、
インターネット上に公開されてきて、
周知の通りである。

過激派組織ISは勢力拡大のために、
当初は周辺の部族の長や住民に対して甘い言葉で契約を持ちかけ、
(例えば、石油の利権を有利な条件で結び、部族の繁栄に寄与するからなどと…)
いったんその地域に入り込んでしまえば、
戦闘員として男たちを差し出せと言い、
それを断った途端に態度を豹変させる。
部族の男たちは殺され、
子供たちや女性たちは奴隷にされたり売られていく。
そうやって手に入れた石油利権から巨大な収入を得て、
インターネットを使って世界中から戦闘員を募り、
短時間に勢力を拡大し続けてきた。

後藤健二さんがISに入っていく前に撮ったビデオメッセージには、
「私に何があってもシリアの人たちを恨まないでください」
との言葉が残されている。
この「シリアの人たち」にはISの構成員も含まれるのであろうか…
否、彼のことを知る人たちは皆、生涯ISを憎み続けるだろう。

後藤さんがIS支配地域に入った大きな理由は、
知人の湯川遥菜さんを助けるためだったという。
相手が残虐なテロ組織であることは十分にわかっていたはずだ。
それなのに、なぜだろうか。
なぜ行ってしまったのか、わからない。

話し合いや、まともな取引ができる相手ではない。
助けるなんて出来るわけがないじゃないか。
それまでに拘束されたジャーナリストたちは、
一部には、政府が巨額な身代金を支払い助かった人もいたが、
大多数は、利用された挙げ句に殺害されている。

後藤さんは無類の子供好きであったそうだ。
紛争地帯の弱い立場の人たち、
とくに子供の惨状を世界に発信したかった。
そのために、自分がやらなければ、そう考えていたようだ。

でも、彼には二人の幼い子供がいるではないか。
まず第一に、幼い子供たちの父親なのだ。
それなのに、なぜ彼は日本政府の度重なる警告を無視してまで、
テロ組織ISの支配地域に足を踏み入れてしまたのか。

今は行くべき時ではない、なぜ、そう考えられなかったのか。
こんなに人間的に魅力のある人が、
これからまだまだ活躍する場がある人なのに、
彼を待っている人たちが世界中にいるのに、
なぜ、なぜ今なんだ。
そう考えると、たまらなく切ない。


追記。
アメリカの青年が、
反イスラム国の軍隊に加わって戦っているとの記事を読んだ。
アメリカの青年以外にも、自らの意志で、
イスラム国と戦う義勇軍に加わっている若者が多数いるそうである。

自分の国さえよければ、他はどうでも良いという東側の社会主義の国や、それに準ずる国ならともかく、
日本は紛れもない西側諸国の一員のはずである。

私は安倍首相は好きではない。
しかし紛争地帯の、増え続ける難民に対しての援助を表明したことを
もっと評価してもよいと思う。
同時に、義勇軍に加わっているアメリカ人の勇気ある若者に対して
強く尊敬の念を抱くと共に、
何としても無事に戻ってきてほしいと願うものである。
                 2月17日




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