☆ つれづれ現代 ☆

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センター試験・考

センター試験を考える。

現在は国立大学の教育学部に学ぶMくんだが、
センター試験が終わって、すぐに次のように言った。
「先生、センター試験なんですが、たぶん僕はダメだと思います」
「どうして? 難しかったのかな?」
「いいえ、英語で最後5分くらいになって、
 マークしたところが途中からズレていることに気がついたんです。
 あわてて消して書き直そうとしたんですが、
 強く消すと長机が揺れて隣の受験生に迷惑が掛かるから
 早く消せなくて・・
 結局最後までにマークし直すことが出来ませんでした・・」

何てことだ! 何てことだ・・・。
私は、気落ちした彼をどう慰めていいのか分からなかった。

でも、彼は成長したよなぁ・・・そして教師を目指す資質がある。
こんな生徒を合格にしないで、
いったい誰を教育学部に入れるんだい。

それより以前には、Yくんのケースが・・・。

「先生、僕は大学受験はしません」
「どうして? 君はすごく学問に向いていると思うよ」
「あの・・僕、マークが上手く出来ないんです・・」
「・・練習してもダメかな?」
「はい、どうしてもズレてしまうし早くマークできないんです・・」
彼は泣きそうな顔をしてそう言った。

彼の勉強をはじめて塾でみたとき、
頭の回転の速さと理解力・記憶力の良さにビックリしたものだ。
勉強好きでもある。
だが、その彼には悩みがあった。
せまい解答欄があると、そこから解答がはみ出してしまう。
指がとても太いのと、生まれつきの不器用さがあり、
小さい文字を書くのが非常に苦手で、
小さな解答欄には収まらないのだ。
もちろん、彼の学校の先生方は分かっているから、正解にはなる。

だが。
センター試験のマークシートを読み取る機械には、
彼の個人的な事情など分からない。
彼が他の生徒の2倍も時間をかけて、的確にマークしたと思っても、
それは正解にはならない可能性が大いにある。

そのとき彼の進みたい大学を受けるには、
どうしてもセンター試験を受ける必要があった。
私は彼に例え不利な状況でも受験することを勧めたが、
結局・・彼は受験を取りやめて、別の選択をした。

この国はこのセンター試験なるものを、
いったい、いつまで続けるつもりだろうか。

センター試験の前には、
共通一次試験というマークシートの似た試験があった。
それ以前には、各大学は、
各学部ごとに独自に作った記述式の試験で、
その大学が欲しい人材を、
その大学独自の試験によって合格させていたのだ。
受験生は、遠かろうが近かろうが、
その大学まで行って受験するのだ。

事務的なことから、何万人もの受験生が集中する一部の私立大学なら
ある程度は仕方ないのかも知れないが、
なぜに国立大学がマークシート試験に頼らなければならないのか。
今の大学には、試験問題を作る能力がないのか? 
それとも、記述問題を採点するのが面倒なのか?

「この入試問題は我が大学のオリジナルです。
 我が大学の教員が学部ごとに全力で作成したオリジナルです。
 試験時間は無制限ですが、
 夜中までには答案を作成して提出してください。
 この記述問題を解いて、小論文を書いた生徒こそ、
 ぜひとも我が大学に入学してください」

そんな大学入試を言い出す大学は出てこないのだろうか。

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「スタップ細胞」が発表されたのは今年なのに、
随分前のことに感じてしまう。
小保方晴子という割烹着を着た理研の若き研究者が、
突然にマスコミに登場し、華々しく報道されたとき、
私はとても胡散臭いものを感じていた。そこには、
まるで芸能人の戯言会見と同質なものが見えたからだ。

小保方氏が「スタップ細胞はあります!」と、釈明会見が
テレビで放映されたあとも次々と疑惑の報道は続いた。
そのころラジオ番組に出演した元・埼玉県議の評論家 小沢遼子は
「小保方さんは美人だから何を言っても許されるのよ」と言い、
「みんな信じましょうよ」みたいな事を言っていた。

それにしても、小沢遼子のような終わっている人ならともかく、
理研・笹井副センター長を始め、
若山・山梨大学教授、ハーバード大のバカンティ教授、
こういった一流といわれる研究者たちが、何の検証もしないままに、
なぜに「小保方のスタップ細胞」という御輿を担いでしまったのか、
まったく理解ができない。

理研・笹井副センター長は、ES細胞の世界的な権威であり、
エリート中のエリートだったそうである。
そのような理系のトップに君臨する優秀な人材が、
なぜ、どうして、あのような記者会見をしたのか?

あのような記者会見とは、
わざわざ「スタップ細胞」と 山中先生の「iPS細胞」の
比較表をつくり、
「スタップ細胞は iPS細胞に比べて、
簡単に作れて癌化のリスクも少ない…」
それを強調・自慢したいだけの記者会見にみえた。
私は、笹井氏と小保方氏がお互いの顔を見ながら、
あの会見で見せた得意満面の気色悪い顔が忘れられない。

小保方晴子という人は、理系の人間ではない。
実験ノートは落書き程度の幼稚なもので、
とても理系の人間が作成する緻密なものではない。
スタップ細胞の論文も写真も、コピペばかりの不正論文で、
そのようなインチキ論文が、どのような過程で笹井氏の推薦を受け、
世界で最も権威ある科学誌「ネイチャー」にたどり着いたのか、
摩訶不思議としか言いようがない。

笹井氏の自殺…。
これは、笹井氏があの記者会見の自らの醜さを恥じて、
その結果の責任をとったように私には思えた。
iPS細胞と比べて、スタップ細胞はこんなに優れている…
そんな会見をした醜い自分に疲れてきってしまったのではないのか。
それまで誰にも負けないで歩んできた理系トップの意地。
それが山中先生に崩されてしまった心の動揺…
そんな人生初の心の動揺を抱えた彼の目の前に現れた
理系にはない不思議な魅力を持った研究者もどきの小保方氏。
必死で実験を積み重ねている姿に嘘はないと信じ込む。

変な比較になるかも知れないが、
多くの理系のエリートが入信したオウム真理教事件にも、
精神的には似通った所があったのではないだろうか。

文系の人間の方が感受性が豊かで純粋だと思うのは間違いだ。
理系の人間の方が融通が利かず、純粋で騙されやすい。

万能細胞を熱望していた多くの患者たちを
失望させてしまったスタップ細胞の虚言。
それは小保方氏のみの責任ではない。
なぜに、理研のトップは未だに辞めないのか。
まだまだ「スタップ細胞」は問題だらけだ。

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フィギュアーファイナルステージ。
強かった。それも抜群に。
怪我のトラウマも何もかも、まったく寄せ付けずに
羽生選手は圧巻の演技をした。

NHK杯において、
ライバルは彼自身の他には存在しないという
底知れぬエネルギーを感じたが、
やはり彼は燃えるような魂のプロスケーターだった。

強かった。しかも華麗にして。
もはや彼を「ライバル」などと呼ぶ選手は居るまい。

彼の最大の武器は強靱な精神力だ。
このままフィギュアーの道を極めていく。
彼の限界までの挑戦が続いていく。

彼にとって、タイトルなどは何の価値もない。
以降、孤独な戦いが続くだろうが、
孤独などに負けるような青年ではない。

マスコミよ、彼の成長の邪魔をするな。
低次元な取材だけはしないでくれ。
むしろ、この青年の成長を見守ってほしい。
大人であるのなら。

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中国杯では無謀とも言われた強行出場を
自ら決断した羽生選手だったが、
NHK杯にも当然のように出場してきた。
そして4位になり、
僅差でGファイナルへの出場を決めた。
彼でなければ到底出来ないことだったと思う。

はたして、彼の演技は本調子には程遠く、
本来の異次元の強さや華やかさは欠片も見られず、
これが本当に羽生選手なのだろうか‥
そのような思いで見ていた。

だが。やはり羽生選手は羽生選手だった。
強気そのものの眼光は失われず、
内に秘めた彼自身への怒りが、
逆境の中で燃え上がっているように見えた。

試合後のインタビューで
「練習不足でも何でもない。これが僕の実力なんです」と
はにかんで言い切った彼の姿は、
オリンピックチャンピオンとしてのプライド
のような安っぽい低次元なものではなくて、
ライバルは自分自身しか居ないという底知れぬエネルギーを感じた。
来年以降の彼の演技は、群を抜くものになるはずだ。

今回の NHK杯では村上大介選手が1位、
無良 崇人選手が3位と健闘、
日本人男子フィギュアの層の厚さを印象付けたが、
そんなことよりも私が強く感じたのは「彼らの上品さ」だった。

育ちが良いからだ、家庭環境が良いからだ? 
はたして、そうだろうか?

同じく良い環境で育ったであろう若きプロゴルファー達の言動が、
「下品」なのはなぜであろうか。
おそらく、そのかなりの原因がマスコミにあるんじゃないのかな。

選手を甘やかし、持ち上げておいて、あとで落とす。
そうすれば少なくとも二度は記事になるからね。

その競技のスペシャリストとはいえ、
彼らは若く、その精神構造はまだまだ未熟なはずである。

スキーのメダリストであるベテラン選手でさえ、
マスコミに「レジェンド」などと呼ばれて持ち上げられていると、
いつまでも幼稚なままで、ちっとも精神が成長しない。
マスコミもプロ意識をもって、プロの取材をするべきだ。

もっとも、
羽生結弦という青年に関しては、その心配はないだろうが。

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     NHK杯で4位だった羽生結弦(写真:サンケイスポーツ)
羽生結弦という青年は19歳のプロのフィギュアスケーターである。
すでに、ソチ・オリンピックのチャンピオンであり、
その整った外見も相まって、女性中心に絶大な人気を集めている。
その羽生選手は、
先日のフィギュアスケートのグランプリシリーズに出場したが、
試合直前の練習で中国選手と激突し、かなりの怪我を負った。
関係者は試合放棄を勧めたが、彼はそれを押し切る形で出場した。
ジャンプの都度、転倒を繰り返しながら最後まで演技を続けた彼は、
よろめきながらコーチの待つベンチに向かった。
彼は涙を流しながらも「はにかんだ笑顔」を見せていた。
 
私は、5〜6年前にテレビで見た番組の中に、
彼と同じ位の年齢の青年が居たことを思い出した。
多くの報道陣に囲まれ、ゴルフが上手で有名になったその青年は、
インタビューの中で、常に堂々とした態度で話し、
なんと!「これからは僕のことを、ハニカミ王子と呼んでください」
と報道陣に対して堂々と言ってのけた。

当時は早稲田実業の斎藤佑樹投手が、田中将大投手との投げ合いを制し、
延長再試合の末に甲子園の頂点に立った頃である。
斎藤投手は、試合中にポケットから青いハンカチを取り出して、
無意識に額を拭う爽やかな動作が大きな話題になっていたので、
世間からは「ハンカチ王子」と呼ばれていたが、
そう言われることを、本人はとても嫌がっていた。
そしてハンカチの報道を聞いてからは、彼はハンカチを使わなくなった。

おそらく、当時のそんな世相もあってか、
ゴルフで有名なその青年は「ハニカミ王子」の名称が欲しかったのだろう。
私がなぜ長い間、そのインタビューの様子を覚えているかというと、
それ以前の言動から、
ゴルフの青年は「はにかみ」とは正反対の性格だと思っていたので、
報道陣への「ハニカミ王子と呼んでほしい」と言った発言には、
大きな驚愕を感じたからだ。
 
さて、それはさておき、
羽生選手は試合後に病院に直行し、顎を7針、頭を3針縫ったそうである。
私は彼が怪我をおして強行出場し、最後まで演技したことに対し、
青年独特の、無謀な「爽やかな若さ・情熱」を感じ取り、
羽生選手こそが「はにかみ王子」に相応しいと感じ入った次第である。

負傷をおしての演技を終え、感きわまる羽生結弦選手=ロイターイメージ 1


甲子園のスーパーヒーロー ハンカチ王子こと、斎藤佑樹投手(甲子園・奪三振記録・歴代2位)
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