気象部屋

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気象(竜巻、突風)

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スーパーセルの恐怖

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20日午後、アメリカ・オクラホマ州で巨大竜巻が発生。
竜巻の幅はおよそ3kmで最大風速は秒速90メートルにも及び、
40分間にわたって家屋など次々と破壊していきました。

この巨大竜巻をもたらしたのは「スーパーセル」という
巨大積乱雲である可能性が高いとみられます。
スーパーセルは普通の積乱雲とは違い、単一の巨大なセルで形成されたもの。
雲の中では上昇流と下降流、
さらには収束と発散がうまく噛み合っているので、
凄まじい発達を遂げます。

こうしたスーパーセルが、
アメリカではたびたび発生するのです。
その大きな原因としては・・・
メキシコ湾からの暖かく湿った空気と
ロッキー山脈からの冷たい空気がぶつかり合いやすい
ということがあげられます。

このことが特に顕著なのはオクラホマ州を含むアメリカ中南部。
竜巻の発生数はアメリカ国内でも群を抜く多さで、
「竜巻銀座」とも呼ばれています。
昨年の今頃もオクラホマ州のお隣ミズーリ州で
死者116人を出す巨大竜巻が発生しました。

ただ、ここでこんな疑問が生まれてくるかもしれません。
「暖気と寒気がぶつかり合うだけなら日本だってよくあること。
なのに、なぜ日本はアメリカに比べて竜巻が少ないの?」

そもそも竜巻というのは周囲の風を巻き込んで集めることで発達するもの。
日本の場合は山などが障害となり竜巻の発達が抑制されます。
一方、アメリカはだだっ広い平原が広がっており、
障害となるものがありません。
よって、アメリカは日本よりも
はるかに竜巻が発生しやすいのです。
年間竜巻発生数は日本が約20個なのに対して、
アメリカは約1000個とも言われています。
ここまで竜巻発生数が多いのはアメリカ特有の地勢にあるようです。

データや被害から判断すると、
今回の竜巻の規模は藤田スケール「F4」とみられます。
ここまで大きな規模の竜巻はまだ日本国内で確認されていませんが、
温暖化が進行すれば、発生しないとも限りません。
これから秋にかけては竜巻シーズンであることをどうか忘れないでください。

閉じる コメント(12)

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こんにちは

竜巻銀座と呼ばれている地域だけあって、シェルター完備の所も多く、建物だって日本と変わらない頑丈さのはずなのに、学校・病院などまでが跡形もなくなっていることに衝撃を受けました。
被害を受けた小学校では窓ガラスの多さが仇となったとか・・
窓って家の快適さを左右する大事な一部ですが、強風暴風の影響を一番にうけるし、私にとっては一番気がかりなパーツです。
もっとも、こんな竜巻には窓がどうのこうのなんて無意味でしょうが・・(;_;)

オクラホマの地方気象ニュースで警戒・避難を呼びかけていたキャスターが、局からの「ただちにシェルターへ避難せよ!急げ!」との緊急アナウンスを受けて、画面から消え去った瞬間の映像を見ました。緊迫感がとんでもなかったです。TV画面には解説中の気象画像だけが映っているという・・。

暖気+寒気以外にロッキー山脈からの乾いた風も巨大化させた一因になっているとか?

ただの傍観者になってる場合じゃなくて、日本は地震に強い家だけじゃなく、竜巻を含めた暴風にも特化した家づくりを進めていくべきじゃないんでしょうか。

2013/5/22(水) 午後 4:22 [ - ]

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藤田... ..元シカゴ大学教授、藤田哲也氏ですね。
竜巻の強さを表す「Fスケール」という指数は彼の頭文字をとったものとか。

これまで発生した最も強烈なものは、たしかアメリカのF5。
日本ではF3。と聞いていますが... ..

2013/5/22(水) 午後 6:32 [ 木の実きまる ]

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「・・・年間竜巻発生数は日本が約20個なのに対して、
アメリカは約1000個とも言われています・・・」

日本(本土)とアメリカの面積は桁違いに差がありますから、たとえば 「1万平方キロあたりの発生数」というようにして比較しなければなりません。

日本は、海洋が広いため、その経済水域を含めた面積でアメリカと比較しますと、ある気象学書には、日本もアメリカも竜巻の発生頻度は そんなに大差はない・・・ただアメリカはロッキー山脈が南北に連なっており、寒気と暖気が混合しやすく、それで大規模な竜巻が発生しやすい・・・

と解説されている著者もいます。

2013/5/22(水) 午後 7:17 [ ひよこぴよ ]

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アメリカでは竜巻年間発生数は日本の50倍となると、面積あたりでは2倍になりますね。
ということで、アメリカは竜巻が多いのですね。

F4とはすごいですね。
日本など、米国以外では最高F3なのですよね。

雷の苦手な私は、スーパーセルは恐怖ですよね。
スーパーセルがあるような場合で、こちら、雷やゲリラ豪雨は多くても、竜巻や雹などは経験したことはありません。

秋に竜巻は多いですね。
でも、昨年春にF3の竜巻もありましたね。
上の天気図のように、東西にとても長い梅雨前線だと、一見すると穏やかで、弱い雨が降り、激しい気象現象はあまり起こらないイメージがあるのですが・・・

2013/5/22(水) 午後 10:32 [ 佐尾 麻衣 ]

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同じ積乱雲でも日本の場合は雹は5月に多く、竜巻は秋に多いみたいですね。積乱雲にも種類や違いなどがあるのでしょうか?

2013/5/23(木) 午前 0:47 [ 近鉄特急島風1号 ]

テレビで見ましたが、凄い威力ですね〜(; ̄ェ ̄)

2013/5/23(木) 午前 7:06 ezk**226

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dmu*my_*ov*さん、コメントありがとうございます。
スーパーセルの発達には乾いた空気も欠かせない存在です。
被害を受けた小学校にはシェルターがなかったそうです。酷いですね。

2013/5/24(金) 午前 7:10 [ panthanwatch ]

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木の実きまるさん、コメントありがとうございます。
日本国内で発生した竜巻のうち最大のものは、1990年の12月11日で発生した竜巻と言われています。藤田スケール「F3」と推定されています。

2013/5/24(金) 午前 7:20 [ panthanwatch ]

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ひよこぴよさん、コメントありがとうございます。
確かに海洋も含めると竜巻の数はもっと多いでしょう。気象庁の統計では水上竜巻は除外されていますからね。

2013/5/24(金) 午前 7:24 [ panthanwatch ]

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佐尾 麻衣さん、コメントありがとうございます。
竜巻は秋にピークを迎えます。竜巻の三大要因と言われているのが「暖気流入」「寒冷前線」「台風」で、これら3つ揃うのが秋なのです。

2013/5/24(金) 午前 7:38 [ panthanwatch ]

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近鉄特急島風1号さん、コメントありがとうございます。
積乱雲にも性格のようなものがあります。大抵の場合、雨が強いものは雷が弱くて、逆に雷が弱いものは雨が弱いです。ただ、まれに両方強いものがあり、これが「スーパーセル」です。

2013/5/24(金) 午前 8:05 [ panthanwatch ]

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ezk**226さん、コメントありがとうございます。
人間は自然にかなわないということを痛感させられましたね。

2013/5/24(金) 午前 8:09 [ panthanwatch ]


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