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さよなら、アイソン彗星… 非常に残念です… アイソン彗星は、金星(マイナス4等星)より さらに明るいマイナス6等星級の明るさで、
尾を長く引いた「世紀の大彗星」と考えられていました。
期待を寄せた天文ファンも多いことでしょう。 ところが、残念なことに彗星は29日頃に 太陽に最接近した際、バラバラになってしまいました。
NASAの観測によれば、接近前までは直径5キロあった大きさが、
崩壊したことにより直径100メートルの小さな破片に
分かれたとみられています。 このようなことを予想していた研究者はほとんどおらず、 極めて異例の事態なのです。 それだけにショックも大きい… 崩壊した原因のひとつには「ちりの少なさ」があります。 彗星は、細かなちりが水やガスで固まった「汚れた雪玉」で出来ています。 このちりが少ないと、核が崩れやすくなります。 アイソン彗星の場合、通常の彗星に比べてちりの割合は半分以下とのことですから、 太陽の熱等に耐えきれなかった可能性が高いとみられます。 そもそもアイソン彗星とは一体何者なのでしょうか。 彼の年齢は推定45億歳(太陽系が誕生した際に残った物質か?)、 出身地はオールトの雲と考えられています。 ※オールトの雲とは? 太陽系を球状に取り囲んでいるとされる、天体群。 現在のところ実際に観測されたことはなく、仮説にすぎません。 そんな未知の所を、地球に向かってなんと数百万年前に出発したのです。 このころの地球の地質年代は第三紀鮮新世にあたり、 人類はまだ猿人の段階、直立二足歩行を始めていました。 なんとスケールの大きな話なのでしょうか。 人類なんてちっぽけな存在です… さらに、もっと大きな話では、誰もが一度は考えたことのある、 宇宙の果てはどうなっているのか。 よく言われているのは宇宙空間は例えるならゴム風船であること。 光速の何十倍という凄まじい速度で今なお膨張し続けているのです。 ビッグバンはご存知のとおり137億年前に起りました。 しかし、だからと言って137億光年先が宇宙の果てとはなりません。 光は137億年かけてこちらに向かってくることになりますが、 その間にも宇宙は膨張を続けています。 その結果、137億光年先のものも、どんどんと離れていくのです。 宇宙膨張に関する宇宙論の式を使えば、 それは今では465億光年先にある、と考えることができます。 じゃあ、その先はどうなっているの? 考えれば考えるほど、よく分からなくなってしまいますね。 あの真っ暗な空間が果てしなく続いていると思うと、恐怖さえ覚えます。 さて、話をもとに戻します。 アイソン彗星はちりとなってしまい、 明るさは相当失われました。
天の川がはっきり見れる場所でも、 見れるか見れないか微妙なほどです。
しかし、それとは別にラブジョイ彗星が見頃を迎えています。 夜明け前の東の空で明るく輝き、 都市部でも双眼鏡を使えば見ることができます。
アイソン彗星ほど明るくはないものの、 地球と金星の間を通過したのち
もう2度と戻ってくることはなく、
かなり希少価値は高いです。 ぜひ早起きして、見てみましょう。 |
天文
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改方さん、コメントありがとうございます。
私のなかでは観測に適した時期などありません。星空は春夏秋冬違った表情を見せてくれますからね。でも、やはり個人的に一番好きなのは「冬の第三角」ですかね。
2013/12/4(水) 午後 5:51 [ panthanwatch ]
「・・・このようなことを予想していた研究者はほとんどおらず、極めて異例の事態なのです・・・」
いや専門家の間では今年の8月には、
「たぶん近日点の位置からして太陽に近すぎ、太陽の潮汐力で粉々になるか、太陽コロナの中を通過することから強烈な輻射熱で蒸発してしまう可能性がありうる・・・」
と報道発表されましたね。
それでも、
「もし幸運にも蒸発などせずに無事近日点を通過すれば12/3頃から数日間は再び肉眼でも見られるだろう・・・」
ということも発表されています。これは後になってからしかわからないからです。
太陽の表面からわずか約100万km、太陽の直径は月の軌道の直径の約77万kmの約2倍という巨大さ。
その太陽にあの近さまで接近すれば素人の私でも、
「これは 消滅してしまうな・・・」
と思っていました。
ハレー彗星にしても約76年ごとに接近するたびに光度が弱くなっていることから、いずれ将来・・・数千年後、数万年後には消滅してしまう・・・と考えられています。
2013/12/5(木) 午前 11:53 [ ひよこぴよ ]
ひよこぴよさん、コメントありがとうございます。
どんなものでもいつかは必ず滅ぶ。そんなことをアイソン彗星は教えてくれました。
2013/12/31(火) 午後 11:18 [ panthanwatch ]