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週末の首都圏を襲ったのは地震。 きのう午後8時24分頃、小笠原諸島西方沖を震源とするマグニチュード8.5 (速報値、今後変更される可能性も)の地震が発生し、小笠原諸島母島と 神奈川県二宮町で震度5強を観測しました。 マグニチュード8.5となると相当巨大な地震になることはお分かりかと思います。 そのエネルギーの大きさは阪神淡路大震災(マグニチュード7.3)のおよそ32倍に匹敵しますし、 東日本大震災(マグニチュード9.0)と比べてもおよそ6分の1に相当します。 しかし、これだけの大きさであっても、震源の深さが590kmと非常に深かったため、 津波は発生しませんでした。 今回の地震は太平洋プレート内部で発生したものとみられており、 東日本大震災のようなプレート境界型地震とはまたメカニズムが異なります。 一般的には震源が遠ければ遠いほど揺れは弱まりますが、海洋プレートは 地震波を減衰せずに効率よく伝える性質があるため、まれに震源が深いとその直上では揺れが小さいのに 離れた所で揺れが大きくなることがあり、今回はまさにそのパターン。 いわゆる「深発地震」と言われるものです。 北海道から沖縄までの全都道府県で震度1以上の揺れを観測しました。 震源が深ければ、かなりエネルギのある地震でないと地上まで地震波が伝わらないので、 必然的にマグニチュードは大きくなります。 しかし、それでも大体はマグニチュード6〜7クラスがほとんどで、8クラスのものは さすがに珍しいと思われます。 深発地震としては世界的に見ても過去最大級と言えるのではないでしょうか。 このところ火山やら地震やらの話題が絶えません。 個々の関係については不明ですが、東日本大震災以降、列島の地下の岩盤が大きくずれ動いて 各地で地震活動や火山活動が活発になっていうことは以前から指摘されていました。 いかに日々の備えが大切なのか教えてくれているようです。 |
地震
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この程度のゆれでも関東でエレベーターが少なくても13000機止まったらしい。あまりにも災害に弱すぎる。
2015/6/1(月) 午前 10:56 [ yam***** ]
地震の話じゃなくてすみません。
五月異常高温の原因について「晴れ過ぎ」ということが言われていて、それはそうだと思うんですが…。
では「なぜ晴れ過ぎたのか」ということまでいかないと、原因ということにはならないのではないか思います。
panthanwatchさんは、ズバリ、どのようにとらえていらっしゃいますか?自分としては気象学では難しく、気候学的に変動の原因を探らなければならない気がしています。
2015/6/1(月) 午後 3:12 [ pluie ]
> 中道さん、コメントありがとうございます。
間もなく梅雨に入ります。気象災害も増えてくる頃なので、今のうちから備えを見直しておくとよいでしょう。
2015/6/1(月) 午後 11:19 [ panthanwatch ]
> 佐尾 麻衣さん、コメントありがとうございます。
ちょうどこの記事を書き終えたのと同じタイミングで暫定値が発表されました。暫定値では震源の深さが682キロと上方修正され、マグニチュードは8.1と下方修正されました。きのうの夜のニュースあたりから暫定値が使用されていて、なぜ変更されたのだろうと思う方も少なくないでしょうね。
2015/6/1(月) 午後 11:26 [ panthanwatch ]
> 風の谷さん、コメントありがとうございます。
暫定値では震源地は北緯27.5度となっており、速報値よりも若干南にずれたようです。
2015/6/1(月) 午後 11:35 [ panthanwatch ]
> 泉大津駅(南海)さん、コメントありがとうございます。
今回の地震は規模としては1933年に死者1500人を出した昭和三陸地震と同じです。震源が浅ければ大津波発生の恐れもあったわけで、深かったのは不幸中の幸いでした。
2015/6/1(月) 午後 11:48 [ panthanwatch ]
> yam*****さん、コメントありがとうございます。
エレベーターが止まったのは、ゆっくりとした大きな揺れ、いわゆる長周期地震動を感知したためです。止まるのは当然といえば当然。むしろ私が脆弱だと感じたのは鉄道網です。JRと私鉄の対応の違いには驚かされました。
2015/6/1(月) 午後 11:53 [ panthanwatch ]
> pluieさん、コメントありがとうございます。
気象ブログですから、地震関連の記事でもガンガン気象の話をもちかけてもらっても構いませんよ(笑)晴れすぎた原因は、偏西風が日本付近で北に蛇行して移動性高気圧に覆われる日が多かったためではないでしょうか。
2015/6/1(月) 午後 11:58 [ panthanwatch ]
> panthanwatchさん
ご回答ありがとうございます。
ついでに恥を忍んでお聞きします。移動性の高気圧というと乾燥冷涼をイメージしてしまうのですが、熱波をもたらす場合は、コースが違って、異なる性質の気団のものなのですか。太平洋高気圧だといつも高温多湿なのに。初歩的な質問ですみません。
2015/6/2(火) 午後 1:06 [ pluie ]
> pluieさん
別に恥ではないんじゃ?移動性の高気圧というと乾燥冷涼をイメージしがちですが、実はそうでもないんです。移動性と太平洋によっては、乾燥冷涼じゃない高気圧もあるのです。移動性だったら、高温多湿、太平洋だったら、乾燥冷涼になるようです。今年はどうも移動性の方になってるようです。
2015/6/2(火) 午後 3:20 [ 中道 ]
> 中道さん
早速ありがとうございます。
とにかく今年のは高温の高気圧だったのですね。
体感的には多湿は感じなかったのですが。
2015/6/2(火) 午後 5:19 [ pluie ]
今回の地震で課題に残った点があった。マグニチュードは8、1と巨大クラスの地震でもあるにも関わらず緊急地震速報が全く流れなかった。震源が深かったために作動しなかったみたいだけど、でも浅ければ作動はしていた代わり大津波の恐れがあるが、この地震に対する緊急地震速報のあり方が今後の課題になりそうだ。また、5月25日(月)の地震の時は最大震度だった茨城県土浦市などは緊急地震速報が作動した後に大きな揺れがやってきたのに対し、震源に近い埼玉県などでは大きな揺れがやってきてから、緊急地震速報が流れたところがほとんどだった。震源に近い場所では緊急地震速報が効果を発揮しない場合もあるみたいだけど、この点においても緊急地震速報のこれからの課題だ。この地震でも交通機関とうに大きな影響を及ぼしたけど、中でも震源に近かった東武野田線の大宮と春日部の間は長い時間にわたって運転を見合わせたため、学校からの帰宅の足止めになってしまった。しばらくしてから代行バスで対応した。
2015/6/2(火) 午後 7:56 [ 忠岡駅(南海) ]
地震が発生した5月30日に明るい話題も、東日本大震災で不通になっていた仙石線の高城町と陸前小野の間が復旧開通して全線で復旧、以前よりも内陸側に移しての復旧だ。ちなみに復旧までに4年と2ヶ月程度かかってしまったけど、一時はメドがたたなかっただけに地元の人にとっては4年2ヶ月は奇跡的な早さでの復旧だと喜ぶ声が多かった。震災当日は電車が消息をたったり(その後目視で無事が確認できたため事なきを得たけど)、それと、野蒜駅で車両が津波にやられてしまった。これも乗務員の誘導で全員無事だった。常磐線でも同様のことが発生した、これも乗務員のとっさの誘導で全員無事だった。かろうじて東日本大震災で列車に乗っていた人で犠牲者は出なかった。体調を崩したり軽傷の方はいたみたいだけど。この仙石線の復旧で東日本大震災の復興に少し前進した。
2015/6/2(火) 午後 8:17 [ (祝)仙石線全線で復旧 ]
5月25日(月)の地震でストップしていた東武野田線の岩槻駅前の様子が撮影されていた(学生たちの姿が目立っていた)。岩槻はまだ、行ったことがないことと知り合いもいないこと(以前いた人もいません)からつい最近までは私は埼玉県岩槻市と思っていた。ここもさいたま市に編入されて、さいたま市岩槻区になっていたのですね。岩槻駅前の岩槻区役所が映っていたけど、以前は岩槻市役所だったのかなあ。ちなみに来年2016年から東武野田線は大宮と春日部の間で急行運転開始が決定。この区間の急行運転による線路改良工事が進んでいる。
2015/6/2(火) 午後 8:30 [ 続き ]
> pluieさん、コメントありがとうございます。
大陸は暖まりやすく冷めやすいため、春と秋で移動性高気圧の性質がちょっと変わってきます。どちらの季節も乾燥気団であることに変わりはありませんが、気温の上がる春には高温となって、気温の下がる秋には低温となることが多いようです。特に今年は大陸に強烈な暖気が溜まっている状態で、移動性高気圧がやってくるたびにその暖気も一緒に引き連れてきて、異常ともいえる高温に見舞われるわけです。
2015/6/3(水) 午後 0:49 [ panthanwatch ]
> 中道さん、コメントありがとうございます。
移動性高気圧は高温か低温かは別として大陸起源なので、基本的に乾いた空気を持っています。反対に太平洋高気圧の性質は高温湿潤です。
2015/6/3(水) 午後 1:11 [ panthanwatch ]
> 忠岡駅(南海)さん、コメントありがとうございます。
大きな揺れをもたらすS波よりも速く伝わるP波の性質を利用した緊急地震速報。通常の地震であれば対応できますが、今回のような深発地震ではまず無理です。その理由としては深い所を震源とする地震ではP波の伝わり方が複雑になり正確な震度を予測できないため。しかも今回は深さ682kmとこれ以上深い所を震源とする地震はないくらい深い所で発生した非常にレアな地震でした。深発地震にも対応できるようにするにはコンピュータの性能を上げるほかなく、すぐにどうこうというのは不可能です。
2015/6/3(水) 午後 1:43 [ panthanwatch ]
> (祝)仙石線全線で復旧さん、コメントありがとうございます。
また一歩復興に向けて前進しましたね。あと残るは山田線と常磐線のみ。山田線は2018年度中に復旧する見通しとなっていますが、常磐線は原発事故の件も絡んでいていまだ見通し立たず・・・。それと震災とは関係ありませんが、4年前に集中豪雨の被害を受けた只見線のこの先が気になります。
2015/6/3(水) 午後 1:51 [ panthanwatch ]
> panthanwatchさん
わかりやすい解説ありがとうございました。
「大陸に強烈な暖気が溜まっている」原因については不明なのでしょうね。昔からそうなら気にしないのですけれど、ここ数年のことであれば、異常なことが起きている、ということになるので、それがとても心配なのです。いろいろ調べてはいるのですけれど、決定的な答えはないみたいですね。
2015/6/3(水) 午後 3:48 [ pluie ]
> pluieさん、コメントありがとうございます。
強烈な暖気が溜まっている原因についてはよく分かりません。あと個人的に気になるのは大陸から北海道めがけて流れ込む暖気が近年増えていることですね(どういうことか分かりづらいようでしたら昨年5月31日の記事をご覧ください)。このせいもあって北海道限定でその時期としては異常ともいえる高温に見舞われる機会が増えています。
昨年5月31日「中国熱波 日本にも??」
http://blogs.yahoo.co.jp/panthanwatch/12205182.html
2015/6/4(木) 午前 0:48 [ panthanwatch ]