気象部屋

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荒れる天気と新燃岳

上空5000m付近の気温の様子
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今日(26日)も相変わらず日本付近は冬型の気圧配置でしたが、明日(27日)も引き続き冬型の気圧配置が
続く見込みです。
明日は平地でも大雪の目安となる上空5000m付近−36℃の強い寒気が北陸地方まで南下する予想と
なっています。
このため、北陸地方を中心に大雪の恐れがあります。
また、山陰地方も上空5000m付近−36℃線は南下しませんが、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響を
受けるため、大雪の恐れがあります。
北陸地方では明日午後6時までに多いところ70cmの雪が降り、その他日本海側でも多いところ30〜40cmの雪が降る見込みです。(九州地方北部は除く)
北陸地方や山陰地方では大雪・なだれ・電線や樹木への着雪に注意が必要です。
積雪が2mを超えている新潟県山沿いなどは雪崩の起きる可能性が高いです。
また、大気の状態が不安定となり、雷を伴う可能性があります。
落雷や突風にも注意が必要です。
北日本の日本海側から北陸地方にかけては風が強まり、吹雪くところがありそうです。

一方、東北地方太平洋側では気圧の谷の影響で雪が降る見込みですが、その他太平洋側では概ね晴れる
見込みです。
今日は関東地方南部ではシアーライン(風と風のぶつかり合い)の影響でにわか雨や雪が降りましたが、
明日は今日のようににわか雨や雪の降るところは殆どなさそうです。


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(画像は拡大できます。)

大荒れなのは天気だけではありません。
宮崎県と鹿児島県の県境にまたがる霧島連山・新燃岳(地図上赤丸部分)も荒れて(噴火中)います。
新燃岳は今日の午前7時30分頃に小規模な噴火を起こしました。
そして、マグマや水蒸気の流れに伴い、また地下水が沸騰し、マグマ内で水蒸気が発泡する過程で発生する
火山性微動の振幅が午後3時前から大きくなっており、噴火の規模が大きくなっています。
そして、午後3時40分頃には噴煙が1500mまで上がりました。
新燃岳上空の風向きは北西のため、噴煙は南東方向に流れています。
風下に当たる小林市や都城市で降灰を観測しました。
降灰の量はかなり多く、視界が悪くなるほどで、また交通機関にも影響が出るほどです。

噴火警戒レベルは5段階あります。
レベル1(平常) 火山活動が静穏のとき
レベル2(火口周辺立入禁止) 火口周辺に影響を及ぼす噴火が予想されるとき
レベル3(入山規制) 居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす噴火が予想されるとき
レベル4(避難準備) 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が予想されるとき
レベル5(避難) 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生したとき

このうち現在のところは「3」です。
この警戒レベル「3」というのは2007年12月に警戒レベルを新燃岳に導入して以来初のことです。
すでに都城市では小さな噴石によって車の窓ガラスが割れるなどの被害が出ています。
火口から半径2km以内には噴石が弾道を描いて飛散する恐れがあります。
しかし、今のところ大規模なマグマの上昇は見られないことから、すぐに大規模な噴火を起こすことは
ないようです。

火山灰を吸うと喘息や気管支炎を発症することがあります。
出かける際にはマスクの着用をお勧めします。
これだけ降灰の量が多いと農作物の影響が心配されます。







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