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(写真は阿蘇山の火口のようす。噴火時のものではありません。) 霧島連山・新燃岳の大規模な噴火から3ヶ月半が経ちました。 火山活動は落ち着いてきているものの、マグマの供給は続いており再びいつ大規模な噴火を起こしても 不思議ではありません。 火砕流が発生する恐れもあります。 新燃岳の次は阿蘇山・中岳が昨日(15日)にごく小規模な噴火を起こしました。 これを受けて、今日(16日)気象庁は噴火警戒レベルを「1」(平常)から「2」(火口周辺規制)に 引き上げました。 中岳第一火口から概ね1kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です。 また、風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意が必要です。 もし、雨が降った場合は土石流に注意が必要ですが、今後1週間程度は雨の降ることはなさそうです。 なお、現時点では火山性微動に変化は見られないため、大規模な噴火を起こす可能性は低いです。 気象庁や九州大学が常時監視体制をとっているので、もしも大規模な噴火につながるような現象が みられれば何らかの情報を流すはずです。 実は中岳では噴火前からいくつかの異変が起きていました。 ・3月11日の東日本大震災直後から阿蘇山で地震活動が活発化していました。 詳しくはこちらの記事をご覧ください。 http://blogs.yahoo.co.jp/panthanwatch/2661579.html ・3月31日に中岳第一火口が黄色に染まりました。 火口に沈殿していた硫黄酸化物が火山ガスの噴出の勢いで飛ばされて、壁面を覆いました。 これはとても珍しい現象です。 高温の湯だまりは少雨で湯量が1割に減っており、底が露出した状態でした。 ・噴火数日前には阿蘇高岳から中岳北側中腹と麓で樹木の葉が枯れたり花が変色して落ちたりしました。 また、中腹のヤマキリシマの葉が変色したり花がつぼみのまま落下したりした株もありました。 近年はあまり見ない被害とのこと。 この時から中岳の異変に気づき始めていた方もいるとか。 阿蘇山では噴火数日前は南風が強く吹いおり、中岳からの噴煙が北側斜面を覆う日が続いていました。 10日以降、硫黄酸化物を含む汚泥が火山ガスの勢いで吹き上げられる現象がみられました。 硫黄酸化物と水が化合して霧状となった硫黄ミストが強風にあおられて飛び、植物に付着した可能性が あるとみられています。 上記のすべての現象が中岳噴火と関連があるとは限りませんが、2つ目と3つ目の現象は関連が
ありそうです。 |
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2011年05月16日
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