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年末から日本にはたびたび強い寒気が流れ込み、北日本や北陸・山陰地方では平年よりも積雪量が 多くなっている所があります。 たびたび寒気が流れ込む原因はラニーニャ現象に加えて負の北極振動が発生しているためです。 ラニーニャ現象とは東部赤道太平洋の海面水温が6ヶ月平年よりも0.5℃下回ることです。 ラニーニャとはスペイン語で女の子という意味です。 ラニーニャ現象発生時はインドネシアやオーストラリア北部気圧は低くなり、 東部赤道太平洋の気圧は高くなります。 すると、風は気圧の高い所から低いところに吹くため東風が強まります。 東風が強まることによって暖かい海水は西に流されます。 その結果、インドネシア付近の海面水温が高くなり上昇気流が発生し、偏西風を北に押し上げます。 偏西風は日本付近では南に蛇行することによって寒気が流れ込みやすくなりなります。 北極の寒気は蓄積と放出を不規則で繰り返しており、今現在は放出の状態です。 蓄積の状態を正の北極振動、放出の状態を負の北極振動といいます。 今現在はラニーニャ現象が発生し、偏西風が南に蛇行していることに加えて、北極の寒気が放出状態のため 日本付近には余計寒気が流れ込むわけです。 今シーズンのように寒冬・多雪はラニーニャ現象発生時の典型的な冬の気候です。 日本だけでなくオーストラリアでもラニーニャ現象の影響を受けています。 オーストラリア北東部では先月からインドネシア付近で発生した積乱雲が次々と流れ込み 記録的豪雨に見舞われました。 既に、クイーンズランド州ではフランスとドイツを合わせたくらいの面積が冠水しました。 同国第3位の都市ブリスベーンにも洪水の危機が迫っており、最大約2万戸が浸水の恐れがあります。 同市を流れるブリスベーン川の水位は1974年の大洪水時の5.4mを上回ると見られ、過去120年間で 洪水の規模が最大となる恐れがあります。 一方、同国西部では記録的猛暑に見舞われています。 40℃近くまで上がる日もあり、異常なほど空気が乾燥しています。 カーナヴォンの18日の予想最高気温が40℃となっています。 そして、先月は同国南東部で大寒波に見舞われて雪が降りました。 ニューサウスウェールズ州にあるスキー場では30cmの雪が積もりました。 ニューサウスウェールズ州では気温が5.4℃まで下がり、この54年間で最も寒い12月となりました。 この季節はずれの大寒波はシドニーまで及んで気温が13℃まで下がりました。 オーストラリアのある南半球は今は真夏です。。。 まさにラニーニャは悪女ですね。 このラニーニャ現象は今春には終息するとみられています。 |
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2011年01月12日
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