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雪には乾雪と湿雪の2種類があります。 乾雪と湿雪の違いは水分の違いです。 同じ雪の量で比べたとき湿雪のほうが水分が多くなっています。 ・乾雪 文字通り軽くて乾いた雪のことです。 水分があまり含まれていないため雪玉が作りにくいです。 スキー板やスノーボードとの抵抗が小さいため操作が自由自在です。 0℃以下になるとこのタイプの雪が降ります。 ・湿雪 文字通り重くて湿った雪のことです。 水分が多く含まれているため雪玉が作りやすいです。 スキー板やスノーボードとの抵抗が大きいため操作が効きにくいです。 0℃以上になるとこのタイプの雪が降ります。 雪国には雪国ならではの工夫があり、例えば雪下ろしの回数を減らすために屋根のつくりに 工夫を施しています。 同じ雪国でも屋根のつくりに違いがあり「無落雪屋根」と「落雪屋根」があります。 ・無落雪屋根 乾雪の降りやすい北海道や東北地方に多くみられます。 このタイプの屋根は屋根の上で雪を融かして処理を行っています。 上図を見るとただの屋根にしか見えませんが、実は屋根の中央に向かって斜面がついており M字型となっています。 このため軒下の落雪がなくて土地を有効活用できます。 乾雪は軽くて風に飛ばされやすいので、あまり屋根に積もることはなく湿雪ほどの重さに耐える 必要はありません。 ・落雪屋根 湿雪の降りやすい北陸地方に多くみられます。 このタイプの屋根は屋根の傾きが急になっており、雪自体の重みで雪が落ちるようになっています。 しかし、軒下の落雪があり、土地を有効活用できません。 このタイプの屋根の仕組みは昔からある屋根の伝統を引き継いでいます。 豪雪地帯特有の家のつくりとして合掌造りがあります。 合掌造りは斜度が約60度の正三角形の屋根が合掌しているように見えるため、このように呼ばれています。 湿雪は重くて風に飛ばされることはなく屋根にどんどん積もるため、「無落雪屋根」のように屋根に 雪を溜めておくわけにはいきません。 もし、湿雪の降りやすい地域に「無落雪屋根」を取り入れるといつか雪の重みによって 家が潰れる恐れがあります。 湿雪と乾雪であれば軽い乾雪のほうが雪かきや雪下ろしが楽です。 湿雪は腰や腕が痛くなります。 乾雪のほうが楽そうに思えますが、そんなことはありません。 乾雪は軽くて風に飛ばされやすいということは、風の強いときに地吹雪や吹雪が起こりやすいという ことになります。 とくに怖いのがホワイトアウトという現象です。 地吹雪が強烈になると舞い上がる雪の量も多くなり視程が悪くなります。 これが極端な場合は白い雪雲と舞い上がった雪が一体化して完全に自分の周囲が見えなくなります。 ホワイトアウトは湿雪のときよりも乾雪のときのほうが起こりやすいです。 |
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2011年01月23日
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