気象部屋

"Do Your Best and It Must Be First Class" 〜最善を尽くし一流たるべし〜

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竜巻と塵旋風

7日〜8日の2日にわたり
関東地方では突風被害が発生しました。

イメージ 1

                                                (7日15時42分雷雲)

7日は群馬県伊勢崎市で突風被害。
前橋地方気象台の現地調査で
・発生当時強い雷雲が通過していた
・漏斗雲の目撃証言あり
・被害が帯状に分布している
などという点から竜巻であると判断しました。
ただ、強さは藤田スケール「F0」と最も低いクラス。
そのため、甚大な被害は出ていません。

イメージ 2

(8日13時36分雷雲)

そして8日は茨城県古河市の小学校のグランドで突風被害。
ちょうど運動会が開催されており、数名が怪我をしたとのこと。
発生当時の天候は快晴で大気の状態も安定していたことから、
突風の正体は竜巻ではなく塵旋風とみられます。

竜巻と塵旋風。
両者とも形状が似ていることもあり、
大変誤認されやすいんですが、
発生メカニズムがかなり異なります。

竜巻とは発達した積乱雲の中で
上昇気流を伴った低気圧性の回転が出来て、
それが地上にまで達したもの。

一方、塵旋風とは強い日射により
地表付近が暖められることで発生する
強い上昇気流のこと。

竜巻の場合は、まだまだ精度が低いとか
きちんと伝わっていないなどの様々な課題があるものの、
「竜巻注意情報」で警戒を促すことができます。
しかし、塵旋風の場合は全く予測がてきず、
事前に発生の可能性を呼びかけることができません。
そもそも雲一つない穏やかな快晴のもとで
突風が発生するなど誰も予想がつかないでしょう。

こう考えてみると、
塵旋風は竜巻並みに恐ろしいと
言えるかもしれませんね。

これからの時期は積乱雲の下で起こる竜巻やダウンバースト、
そして今回のように快晴のもとで起こる塵旋風など
様々な種類の突風が発生しやすくなるので、注意が必要です。

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