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日本時間の2日午前8時46分頃(また魔の46分ですね…)、 チリ北部の沖合でマグニチュード8.2の巨大地震が発生。
それによる津波が日本にも到達しています。 北海道〜東北の太平洋沿岸部と伊豆・小笠原諸島では、 これまでに10〜40センチの津波が観測されました。
ところで、チリで発生した地震による津波が 日本にもやって来たのは今回だけではありません。
記憶に新しいのは2010年2月。 北海道〜四国の太平洋沿岸部で 最大1.2メートルの津波が押し寄せて、
人的被害こそなかったものの、東北を中心に浸水の被害が出ました。
そして1960年5月にも。 この時はマグニチュード9.5という 東北地方太平洋沖地震を凌ぐ世界最大規模の地震が発生し、
チリ沿岸に最大18メートルの津波が押し寄せました。
太平洋を渡るも威力は衰えず、ハワイ州コナで 10メートルの津波を観測、日本でも太平洋沿岸部各地で
1〜4メートル、最大で6メートルの津波を観測しました。
日本では死者・行方不明者142名、負傷者は855名に及びました。 なぜチリとは15000キロと相当離れているのに、 大きな地震が発生すると、日本にも津波が到達するのでしょうか。
その理由としては、太平洋に障害になる島や大陸がないということが挙げられます。 それにより、津波はエネルギーを持続させることができるわけですね。 また、アリューシャンやアラスカに到達した津波が、 反射して正反対の場所に位置する日本に向かって来るため、
日本では他の環太平洋地域に比べて津波が大きくなる傾向があります。
チリ以外に巨大地震が多発する場所としては インドネシアのスマトラ沖があり、こちらの方が日本からは近いのですが…
周囲の島々が津波をブロックするため、日本にやって来ることはありません。 2004年12月に発生したマグニチュード9.3のスマトラ島沖地震では、 日本での津波による被害は皆無で、震源周辺や西側にあたる
東南アジア全域と東アフリカで大きな被害が出ました。 このように、海外で発生した巨大地震による津波が日本に到達するか否かは、 距離が云々というよりも、その国との間に障害となるものがあるかどうかで
決まってくるわけですね。
きょう午前3時に発表された津波注意報は今なお継続中です。 津波は1回だけでなく、繰り返し押し寄せます。 すでに観測されているからもう安心ではなく、 注意報が解除されるまでは海岸や河口付近には近づかないでください。
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