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午前2時現在、強い台風11号は足摺岬付近の海上を 1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。 進路が予想よりもやや東にずれている状況で、明け方から朝にかけて 高知県中部に上陸する見込み。 その後は、速度をやや上げて近畿を通過、きょう午後には日本海へ抜けるでしょう。 台風11号のコース、実はある台風のコースとそっくりなんです。 ある台風とは昭和36年の第二室戸台風です。 第二室戸台風もやはり四国へ上陸後、近畿を通り日本海へ抜けました。 この台風がもたらしたものは主に暴風と高波です。 大阪で最大風速33.3メートル(最大瞬間風速50.6メートル)、 和歌山で35.0メートル(同56.7メートル)、新潟で30.7メートル(同44.5メートル)を観測。 近畿南部や四国東部を中心に高潮の被害が相次ぎ、大阪市では31平方キロメートルが 浸水しました。 今回も近畿や北陸では場所によって第二室戸台風と同レベルの暴風となる可能性があります。 きょう予想される最大風速(最大瞬間風速) 四国地方 35メートル(50メートル) 近畿地方、中国地方 30メートル(45メートル) 九州、北陸地方、東海地方 25メートル(35メートル) 台風が通り過ぎても、気を付けたいのは吹き返しの風です。 台風が日本海へ抜けると、広い範囲で今度は南寄りの風が強まります。 第二室戸台風の時も、この吹き返しの風により大きな被害が出ました。 きょうの夕方にかけて広い範囲で暴風に警戒が必要です。 そして高潮も。 瀬戸内地方や近畿では、朝から昼前にかけて、ちょうど台風が通過する頃に満潮を迎え、 高潮の発生しやすい状況となります。 沿岸部の低い土地では浸水の恐れがあり、警戒が必要です。 しかし、今回と第二室戸台風の大きな違いは大雨です。 第二室戸台風・・・足早だったため、湿った空気の流入が抑えられて、 大雨の被害はほとんど出ず。 今回の台風11号・・・動きが遅いため、湿った空気をガンガンと送り込んでおり、 広い範囲に大雨をもたらす。 三重県には大雨特別警報が発表されています。 津市白山では24時間で降った雨の量が400ミリを超えており、 平年の8月ひと月分の2倍以上に相当する量となっています。 また、この時間は高知県にも発達した雨雲が。 馬路村魚梁瀬では数時間にわたって1時間に70ミリを超えるような 非常に激しい雨が降り続き、おととい明け方の降り始めからの雨量が846.5ミリに達しています。 この後も西日本や東日本では太平洋側を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、 局地的には1時間に80〜120ミリの猛烈な雨の降る恐れがあります。 今夜にかけて予想される雨量は、いずれも多い所で東海地方500ミリ、 四国地方と近畿地方400ミリ、関東甲信地方300ミリの見込みです。 もちろん、この予想雨量は「多い所」であって、すべての地域で同じ量の 雨が降るというわけではありません。 特に雨量が多くなるのは、湿った空気がぶつかる南〜南東側の斜面で、 四国地方なら・・・四国山地の南側、徳島県南部から高知県 近畿地方なら・・・紀伊山地の南側、和歌山県南部から三重県南部 関東甲信地方なら・・・関東山地の東側、東京多摩地方から神奈川県西部 ということになりそうです。 これまでの雨により地盤が大変緩んでおり、 また河川の氾濫の危険性が高くなっている所があります。 土砂災害や河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。 各地で避難勧告や避難指示が出されています。 避難の際には周りの様子に気を配るようにしてください。 もし、外が危険な状況であれば、家の2階以上など比較的安全な場所に 留まることも大切です。 |
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2014年08月10日
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