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(去年9月8日越谷市にて撮影)
きょうはあれから1年・・・と言われてもピンとくる方は意外と少ないのではないでしょうか。 実はきょう9月2日は埼玉県越谷市を襲った竜巻から1年が経ちました。 竜巻の規模を示す藤田スケールでは「F2」。 電柱が倒れたり家の屋根が飛ばされるなどの被害が広範囲に出ました。 関東では、一昨年にもつくば市で国内観測史上最大の「F3」の竜巻が 発生しており、それに次ぐ規模のものが2年立て続けに発生してしまったわけです。 詳しい発生要因等はこちらの記事をご覧ください http://blogs.yahoo.co.jp/panthanwatch/11125501.html さて、きょうから「竜巻注意情報」が変わります。 そもそも竜巻注意情報とは、発達した積乱雲下で発生する竜巻やダウンバーストなどの 激しい突風に対して注意を呼びかける気象情報で、08年3月から運用が始まりました。 雷注意報に補足して発表されるもので、 「今まさに竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況ですよ」ということをお知らせします。 しかし、この竜巻注意情報、6年間うまく機能していたのかというと、必ずしもそうとは限りません。 適中率が5%ほどと大変低いのです。 発表されても何も発生しない“空振り”が幾度となくありました。 あくまで予測であって予言ではないので、ある程度の空振りは致し方ないことなのですが、 空振りが連発しすぎると多くの人が「あぁ、またこれか」というように情報を軽視する 困った事態になり兼ねません。 竜巻発生の予測が難しいことを理由に適中率の低さを棚上げにするのではなく、 少しでも適中率をあげる必要がありました。 そこできょうから現行の竜巻注意情報に新たに目撃情報が加わります。 具体的にどう違ってくるのか以下のようになります。 (気象庁報道発表資料より)
太字下線の箇所に注目です。 もし気象庁職員による竜巻の目撃があれば、目撃のあった地域を「○○県南部」などの ように一次細分化区域名で示し、周辺住民の注意を促します。 また、竜巻が多発する関東では試験的に住民からの119番通報なども活用していきます。 竜巻は一つばかりではなく連続して発生することがあります。 そのため、次の竜巻発生の予測には、最初に発生した竜巻の被害や 目撃情報を短時間で集めることが極めて重要なのです。 単発で発生する竜巻を予測することは相変わらず不可能だけれども、 目撃情報を盛り込むことによって後続の竜巻くらいなら予測できてしまうというわけです。 00年〜12年までに発生した竜巻は193事例。 そのうち32事例は複数発生したものでした。 竜巻発生から次の竜巻発生までの時間差(32事例の内訳) 10分以内 5 20分未満 5 30分未満 7 1時間未満 5 2時間未満 4 3時間未満 3 6時間以下 3 となっています。 竜巻注意情報を発表するのには少しばかり時間を要するので、 10分以内に発生する竜巻はさすがに無理かもしれませんが、それ以外の 27事例の竜巻については目撃情報を盛り込んでいれば事前に予測できていたことになります。 これにより適中率は従来の5%から15%まで上がるとみられています。 前線や台風の影響を受けやすいまさにこれからが竜巻のハイシーズン。 万一竜巻を目撃したら迷わず119番通報しましょう。 もしかしたら、あなたの通報によって救える命があるかもしれませんよ。 |
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