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大型の台風17号は日本の東を北上中。 そんな台風の西側に迫るのは乾燥域。 水蒸気画像では台風の西側が黒く映っています。 こう黒く映る箇所というのは水蒸気の量が少ない、つまり空気が乾燥しているということ。 海面水温が低いことに加えて、この乾燥気塊の影響により、台風は発達できません。 そのため、関東への影響はほとんどなさそう。 間接的な影響があるのは茨城や千葉が中心。 茨城や千葉では沿岸部を中心に北または北東の風が強く、海上はしける見込み。 強風や高波に注意が必要です。 さて、水蒸気と言えば・・・ きのう火山予知連絡会は、御嶽山の噴火は水蒸気爆発であると判断しました。 水蒸気爆発とは、マグマの熱で熱せられた地下水が、気化して水蒸気となり 火山内部の圧力が急激に高まることで一気に圧力が外へ放出される現象のこと。
その際、火口の火山灰などが放出されます。 水蒸気爆発の場合は、マグマが直接関与しているわけではないので、 噴出物にマグマに由来する物質が含まれません。
一方、マグマ水蒸気爆発やマグマ噴火の場合は、マグマが直接関与しており、 噴出物にマグマに由来する物質が含まれます。
水蒸気爆発とマグマ水蒸気爆発・マグマ噴火、 どちらがより危険なのかというと後者です。
マグマが直接関与しているということは、マグマが火口付近まで上がってきていることになりますから、噴火が長期化しますし、またさらなる大規模な噴火をいつ起こしてもおかしくない状況です。 今回は水蒸気爆発ということなので、噴火が長期化する恐れや、 ただちに大規模な噴火を起こす恐れは小さいとみられています。
とはいえ、まだ同規模程度の噴火を起こす可能性はあります。 火口周辺警報の「防災上の警戒事項等」には新たに「火砕流」が加えられています。 http://www.jma.go.jp/jp/volcano/forecast_03_20140928193003.html
おとといの噴火では、低温の火砕流が発生していたことが確認されており、今後も火口から4キロ程度の範囲では噴火に伴う噴石が飛散したり火砕流の発生する可能性もあるため、警戒が必要です 。 今回の噴火では多数の重軽傷者が出た他、これまでに4人の死亡が確認されています。 火山災害で犠牲者が出る惨事となるのは、1991年や1993年の雲仙普賢岳噴火以来となります。 御嶽山は日本百名山のひとつで登りやすく人気のある山。 さらに「晴天」「土曜日」「昼間」「紅葉シーズン」という 様々な条件が揃ってしまったことで、大惨事となってしまいました。
亡くなられた方のご冥福と、1人でも多くの方が無事に救助されますよう心よりお祈り申し上げます。 |
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2014年09月29日
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