気象部屋

"Do Your Best and It Must Be First Class" 〜最善を尽くし一流たるべし〜

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7月の南木曽町の土石流、8月の御嶽山噴火と、今年はこれまでに
気象と火山の災害に見舞われてきた長野県ですが、今度は地震災害が
起こってしまいました。

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昨夜22時08分頃、長野県北部を震源とするM6.7の地震が発生し、
長野市と小谷村、小川村で震度6弱、白馬村や新潟県糸魚川市や妙高市などで
震度5強の揺れを観測しました。
この地震により道路の陥没や家屋の倒壊といった被害が相次いでおり、
けが人も多数出ている模様です。





今回の地震は、糸魚川ー静岡構造線のあたりで発生したようです。
糸魚川ー静岡構造線とは、糸魚川市から長野県の諏訪湖を経て静岡市へと続く
全長150キロにも及ぶ巨大な断層線のことで、その大きさは日本最大級とされています。
この地域では今から1200年前に白馬から小淵沢にかけての断層が活動し、
M8程度の地震が発生していたと考えられていますが、それ以降大きな地震の記録はありません。
しかし、断層は1000年周期に活動することが分かっており、3年前の7月には
「東北地方太平洋沖地震により糸魚川ー静岡構造線を含む5つの断層で
地震発生確率高くなっている可能性がある」という報道もありました。
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/11sep_chouki/chouki.pdf
まさにこの地域ではいつ大地震が発生しても不思議ではない状況だったのです。

ちなみに5つの断層とは他に首都圏の立川断層や三浦断層群も含まれています。
ぜひ他の地域の皆さまも今回の地震を他人事とは思わずに、
地震への備えを強化していただければと思います。





さて、長野県北部では今なお余震活動が続いており
(震度1以上の地震は16時までに70回越え)、二次災害が心配されるところです。
崩れかかった不安定な家屋は余震により崩れるかもしれないので、近づかないでください。
そしてこの先何より心配なのは「雨」です。

イメージ 2



秋晴れもあすまでで、連休明けの火曜日から水曜日にかけては県内の広い範囲で雨となる見込み。
これまでの地震により地盤は脆くなっていますから、降雨によって山崩れや土砂崩れといった
新たな災害の起こる恐れも考えられます。
降雨時は特に山などの斜面に気を配るようにしてください。
なお、今回の地震を受けて、長野市、小谷村、小川村、白馬村、信濃町では
大雨警報・注意報の発表基準を通常より引き下げる措置がとられています。


小谷や白馬と言えばスキーリゾートとして有名で、冬場は多くのスキー客で賑わいます。
ウインタースポーツのシーズンまであと1ヶ月。
それまでには復旧が進んでいるよう祈るばかりです。




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