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12時現在、大型の台風12号は徳之島の北西約230キロにあり、 中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は 40メートルと推定されています。 台風情報では、このようにどうしても「中心」ばかりに目がいきがちですが、 今回の台風12号の場合は「中心」よりも「全体」を意識した方が良いかもしれません。 なぜなら、中心から離れた場所で雨風が強まっているためです。 きょう未明、台風は沖縄本島に最も接近しており、本島ではこの頃大荒れなのかと思いきや 意外なことにも無風状態で雨もほとんど降らず、穏やかな状況でした。 ところが、台風の中心が過ぎた今になって雨風強まっています。 那覇では午前11時までの1時間に39.5ミリの激しい雨が降っており、 最大瞬間風速34.8メートルを観測しました。 可視画像で台風を見ると、沖縄付近に空洞があり、まるで巨大な目のようにも見受けられます。 もしかすると、この巨大な眼のようなもの中に入ると、穏やかな天候になるのかもしれません。 ただ、これは明らかに遠心力により形成される“本当の目”ではありません。 大きいため、周辺の雲をしっかりと巻きとれておらず、それゆえ発生した空洞空間 と捉えるべきでしょう。 きょう午前3時40分発表の短期予報解説資料には以下のようなことが書かれています。 「台風第12号の中心位置の解析精度には不確実さがある」 確かにこれだけ雲が纏まっていないよく分からない形をしていると、解析は困難でしょう。 実際の中心位置は、解析結果とずれているという可能性も考えられそうです。 台風12号はあすにかけて東シナ海を北上します。 陸地からはやや離れた所を通過するとはいえ、九州では危険半円に当たりますし、 これまでの風速分布等を考えれば、何かにつかまっていないと立っていられないような 非常に強い強い風の吹く可能性も場所によってはあります。 あすにかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は 九州北部で23メートル(35メートル)の見込みです。 また、九州山地の南東側斜面にあたる宮崎県を中心に雨量が多くなっており、 降り始めからの雨量が300ミリ近くに達している所もあります。 今夜にかけて局地的に雷を伴って1時間に60〜70ミリの非常に激しい雨の降る恐れ、 そしてあすにかけても雨は続く見込みで、雨量はさらに多くなるでしょう。 あす朝にかけて九州南部(宮崎県、鹿児島県)と大分県の多い所で250ミリの雨が降る見込みです。 大型で動きの遅い台風12号。 離れた所でも長期戦になりそうです。 18時30分追記 台風に関する気象情報(全般気象情報)には 「中心付近を除いて」という表現が使われているようです。 こういった表現は初めて見ました。 http://www.jma.go.jp/jp/typh/D20140801064759063.html |
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2014年08月01日
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