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夏はどこへ行ったのやら・・・ 秋雨前線が列島に横たわっており、天気図はすっかり秋仕様です。 秋雨前線の影響でほぼ全国的に曇りや雨のぐずついた天気が続いており、 きのうにかけて北陸や近畿、東海で記録的な大雨に見舞われました。 15日の降り始めからの雨量は岐阜県高山市で384.0ミリ、京都府福知山市で 357.5ミリとなっており、いずれも観測史上1位の値を更新しました。 福知山というのは盆地になっているため水が溜まりやすく、 地形上、昔から浸水に見舞われやすい場所のようです。 昨年9月に近畿を直撃した台風18号でも、市内を流れる由良川が氾濫して 広範囲で浸水被害が発生しました。 今回は、川の氾濫こそなかったものの、短時間にこれだけ大量の雨が降ったために 排水が追い付かず、雨水が溜まっていく一方。 その結果、再び広い範囲で浸水被害が発生してしまいました。 さて、天気図で秋雨前線をはじめ停滞前線は一本の横長の線として描かれますが、 実際は場所によって活動が活発であったりそれほど活発でなかったりします。 たとえば、きのうの明け方は秋雨前線が関東から九州にかけて停滞していますが、 どこでも均等の量の雨が降っているわけではなくて、近畿周辺で記録的な量の雨となっている一方、 関東などではほとんど降っていませんでした。 このような違いがなぜ生じるのかというと、前線に向かって南から流れ込む 暖かく湿った空気の量が多い地域と少ない地域があるからです。 一般的に暖かく湿った空気がどれほど流れ込んでいるのかを知るためには 高層天気図と呼ばれる特殊な天気図を用います。 しかし、そんな小難しい高層天気図をわざわざ読み取らなくても、 地上天気図(いわゆる、天気図)を見ただけであまり気象に詳しくない方でも 分かる裏技?があるんです。 17日午前3時の天気図、赤丸部分に注目してください。 前線が北へ「へ」の字に折れ曲がっていますね。 こうした箇所には小さな低気圧が隠れており、 暖かく湿った空気が特に強く流れ込んでいます。 つまり、前線上の「へ」の字を探し出せば、そこは暖かく湿った空気の量が多く、 大雨の可能性が高いということが分かってしまうわけです。 やはりきのうの場合は、「へ」の字にあたる近畿周辺で大雨になっています。 これからぐっと登場する機会が増えてくる秋雨前線。 その際、ぜひ前線の“かたち”にも注目してみてください。 もし、自分の地域で前線が「へ」の字に折れ曲がっていたら、 大雨になるかも?という心づもりができるでしょう。 きょうは、南海上の太平洋高気圧の勢力が強まり、秋雨前線は次第に不明瞭となります。 雨続きだった西日本でも晴れ間の広がる所が多い見込み。 ただ、内陸部中心に大気の状態が不安定で午後はにわか雨や雷雨となりそうです。 土砂災害警戒情報の発表されている岐阜県や京都府など これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があります。 少しの雨でも土砂災害の起こる恐れがあり、引き続き注意が必要です。 |
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2014年08月18日
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