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気象部屋

"Do Your Best and It Must Be First Class" 〜最善を尽くし一流たるべし〜

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今から6年前のきょう8月28日は、「平成20年8月末豪雨」が発生した日です。
28日から29日にかけて関東から東海で記録的な大雨に見舞われ、
1時間に100ミリ前後の猛烈な雨があちらこちらで降りました。
特に被害が大きかったのは愛知県西部。
29日未明には岡崎市で(今なお)観測史上最多となる146.5ミリの
猛烈な雨が観測されました(やはりこれも魔の時間帯・・・)。
8月ひと月分の雨がわずか1時間で降ってしまったわけです。
この豪雨により、矢作川など市内を流れる複数の川が氾濫し、
3000戸あまりに床上浸水や床下浸水の被害が出ました。


イメージ 4イメージ 5


当時の天気図を見ると、本州には秋雨前線が停滞しています。
この秋雨前線に向かって南から非常に暖かく湿った空気が流れ込んだため、
愛知県付近で次々と積乱雲が発達しました。
でも、この天気図、特別変わったものというわけでもないですよね。
もし、台風が前線に突っ込んでいるのであれば「これはどこかで大雨になりそうだ」
というような予測は簡単につくでしょうが、このように単なる前線が停滞しているだけなら
パッと見では大雨になるのか分かりません。
つまり、前線に向かう暖湿流は強いのか弱いのか、またどこに流れ込むのか、
それによって雨量の多くなる地域はいくらでも変わってくるので、
集中豪雨は全国どこででも起こり得るということが言えます。
暖湿流が強いのか弱いのかについては特殊な天気図を用いることで大まかに
把握することができますが、それでもどこに流れ込むのかをピンポイントで予測するのは
残念ながら不可能です。
これから本格的な秋雨シーズン。
秋雨前線が列島に停滞していたら「もしかしたら自分の地域が集中豪雨に
見舞われるかもしれない」という心づもりをしておくことは大切だと感じます。
各地で集中豪雨が相次いでいる今年だからこそ。

イメージ 2

イメージ 3


さて、きょうは雨の降っている所があるものの、6年前ほど荒れていません。
秋雨前線が本州南岸まで下がり、前線に近い太平洋側ほど雨が降りやすくなっています。
ただ、激しく降るようなことはありません。
先週までと大きく異なるのは太平洋高気圧の張り出しです。
先週までは西への張り出しが弱かったため、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が
西日本に流れ込みやすくなっていました。
イメージ 1



ところが、今週に入ると上図の通り高気圧は西へ勢力を拡大させています。
これにより日本付近には暖かく湿った空気が入りづらくなり、そのぶん雨雲も
発達しづらくなっています。
西日本を含め雨が降ることはあってもシトシト程度でザーザー降りになることはないでしょう。
とはいえ、やはり心配なのは広島。
広島では週末にかけて雲が多くすっきりしない天気となり、にわか雨の可能性も。
少しの雨でも二次災害の恐れがあり、油断はできません。
気温は30℃近くまで上がり、やや蒸し暑い見込みです。
復旧作業にあたられる方は熱中症に注意してください。

一刻も早い復旧、そして不明者の発見を心より願っています。


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