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高知県を中心に記録的な大雨となっています。 今朝も香美市、本山町、大豊町で1時間に約120ミリの猛烈な雨が レーダーによって解析され、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
今回の雨の降り方の特徴は、弱い雨がシトシト降り続くのではなく、激しい雨がザーザー 長い時間にわたって降り続くことなんです。 1時間に50ミリを超える滝のような雨が2〜3時間降り続くことも。 24時間だけでも雨量(11時00分現在)は 佐川 594.5ミリ 本山 513.0ミリ 繁藤 505.5ミリ 本山 456.0ミリ 高知 404.5ミリ に達しており、平年の8月ひと月分の量の雨が降ってしまっています。 さらにおととい明け方からの降り始めからの雨量は、 鳥形山 907.5ミリ 船戸 723.5ミリ 本山 716.0ミリ 佐川 654.0ミリ に達しており、いつ重大な災害が発生してもおかしくない状況です。 いったいなぜ、このように高知県では記録的な大雨に見舞われているのか? 大きな要因は、やはり台風12号です。 12号は、東シナ海から黄海を時速10〜20キロと大変ゆっくりとした速度で北上しています。 そのため、四国をはじめ西日本には湿った空気が流れ込み続けている状況にあります。 そればかりではありません。 注目したいのは東日本を覆っている太平洋高気圧。 この太平洋高気圧の縁辺の南南東風と、台風周辺の南風が集まる場所、 それがちょうど高知県付近なのです。 「湿った空気+風の集まり=記録的大雨」というわけです。 では、今後の雨の見通しは? 台風12号と太平洋高気圧の動向を、それぞれ見てみましょう。 台風12号・・・あすにかけてゆっくりとした速度で黄海を北東進し、 朝鮮半島で熱帯低気圧へ 太平洋高気圧・・・関東の南東海上で停滞 つまり、これまでと気圧配置に大きな変化はなく、四国付近で風の集まる状況が続き、 また湿った空気の流れ込みも継続します。 台風⇒熱帯低気圧という変化は、勢力が弱まっただけ、確かに風は弱まりますが、 周辺部への湿った空気の流れ込みは弱まりません。 あすにかけて四国や九州では局地的に1時間に40〜60ミリの 非常に激しい雨が降り、大雨が続く見込みです。 四国太平洋側では今夜にかけて1時間に120ミリの猛烈な雨の降る恐れもあります。 あす朝にかけて予想される雨量はいずれも多い所で 四国地方 400ミリ 九州北部地方 200ミリ 九州南部、近畿地方 150ミリ の見込みです。 四国太平洋側では山地を中心に総雨量が1000ミリを超える可能性もあります。 土砂災害に厳重に警戒し、また河川の増水やはん濫、低い土地の浸水に警戒してください。 現在、土砂災害や浸水の危険性が高まったとして高知市の全域33万7508人に 避難勧告が出されています。 ただ、必ずしも避難しなければならないというわけではありません。 もちろん可能であれば近くの公民館等へ避難していただきたいのですが、 屋外が浸水して川のようになっていたりするなどして避難が難しい状況も考えられます。 その場合、無理に避難するのは大変危険で、むしろ屋内に留まっていた方が安全です。 西日本の雨のピークはあすには越えるものの、 あさって以降も雨の降りやすい状況は続く見込みです。 気になるのは南海上の台風11号。 まだ進路に関してはモデル間でのバラつきが大きく、何とも言えないのですが、 進路次第では今回と同じような所で大雨となる恐れも。 今週は気が抜けそうにありません。。。 |
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