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強い台風11号は種子島の東南東約120キロの海上にあり、 1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。
この台風11号の特徴は ・動きが遅い ・勢力維持 の2つがあげられるかと思います。 自力でほとんど移動することのできない台風は、 上空の偏西風などの強い風の流れに乗って移動します。
ですが、その偏西風はまだ列島の北側を流れており、 列島上空には台風を西から東へ押し流す風がほとんど吹いていない状況。
そのため、動きが大変ゆっくりなのです。 また、西日本近海でも海面水温27℃以上となっており、 台風は勢力を維持することができます。
ほとんど衰えず、強い勢力を保ったまま 四国に上陸する恐れが高くなってきました。
注目したいの上陸するタイミングです。 現在、台風は四国から200キロほど離れた場所にあります。 この距離であれば、たとえば偏西風に乗って 時速50キロで北上した場合、4時間ほどで四国に上陸します。
ところが、今回は時速10〜20キロと自転車並みのため、 なかなか上陸せず、あと半日以上はかかります。
そのぶん、暴風や大雨が長引く恐れがあります。 <暴風> 風速が増す「危険半円」と呼ばれる台風の進行方向東側に あたる地域も多く、西日本では広い範囲で暴風となる見込みです。
あすにかけて予想される最大風速(最大瞬間風速) 九州南部、四国地方、九州北部地方 35メートル(50メートル) 中国地方、近畿地方 30メートル(45メートル) 奄美地方、北陸地方 25メートル(35メートル) <高波・高潮> あすにかけて予想される波の高さ 四国地方 12メートル 九州南部、近畿地方 10メートル 九州北部地方 9メートル 東海地方、奄美地方 8メートル 中国地方、北陸地方、関東地方、 伊豆諸島、大東島地方 6メートル お盆休みということもあり、海水浴の計画を立てていた方も きっと多いでしょうが、関東以西の沿岸部はこのように大しけ、
あるいは猛烈なしけとなっており、大変危険です。
海には近づかないでください。 また、上には書いてはいませんが、台風が通り過ぎた 沖縄本島もまだうねりを伴ってしけており、危険です。
そして高潮にも警戒を。 今は大潮の期間にあたっており、また1年のうちで最も潮位が高いため、 高潮が起こりやすいです。
特に四国太平洋側や瀬戸内地方では、強い東風による吹き寄せ効果も 加わるため、東側が海となっている地域を中心に警報級となる可能性があります。
<大雨> 台風本体の雨雲もかかるようになるため、あすにかけて 西日本や東日本では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。
特に地形による雨雲の強制上昇がある四国や紀伊半島といった南東側斜面を中心に 局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の降る恐れがあり、雨量が増えそうです。
停滞する秋雨前線を刺激するため、台風からやや離れた東北や北陸でも大雨となるでしょう。 あす朝までに予想される雨量(いずれも多い所) 四国地方 700ミリ 東海地方、近畿地方 600ミリ 九州北部地方 400ミリ 九州南部 300ミリ 中国地方 200ミリ 関東甲信地方 150ミリ 北陸地方、東北地方 100ミリ 近畿や四国ではあす朝以降、さらに500ミリの雨が降る見込みで、 この3日間の総雨量は多い所で1000ミリに達しそうです。
記録的大雨に見舞われた四国はもちろん、西日本各地でこれまでの大雨により 地盤が緩んでおり、土砂災害には厳重な警戒が必要です。
この時間、台風接近により西日本を中心に交通機関が乱れており、 今後はさらに影響が大きくなる可能性も。
あすは東日本方面でも乱れるかもしれません。
帰省される方などは最新の交通情報にご注意ください。 |
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2014年08月09日
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