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(広島空港 グーグルマップより)
おとといの夜、広島空港で韓国・仁川発のアシアナ機が着陸に失敗する事故がありました。 まだ事故の原因ははっきりとしたわけではありませんが、急に濃くなった霧が原因なのではないかという 見方も強まっています。 広島空港は山を切り開いて造られた空港で、標高が300メートルと高いため、霧が発生しやすいです。 これまでにも濃い霧の影響で着陸できず、別の空港に着陸したり引き返したりする 事態がたびたびあったそうです。 そこで、6年前に「カテゴリーⅢB」と呼ばれる精度の高い計器着陸装置(ILS)が設置されました。 「カテゴリーⅢB」は霧などで視程が50メートルほどに低下しても安全に滑走路へ誘導してくれる設備で、 日本では広島空港以外には成田空港や新千歳空港、釧路空港などにも設置されています。 ただ、こんな素晴らしい設備が導入されても、すべての航空機が着陸できるわけではありません。 利用するためには航空機が「カテゴリーⅢB」に対応していること、そして万一装置に異常が発生した場合に 緊急対応が必要とされる可能性があるため、パイロットも「カテゴリーⅢB」の資格を有していることが 絶対条件となるのです。 困ったことに、膨大なお金をかけて設備を導入しても、航空機が未対応、あるいはパイロットが無資格だと、 意味がなくなってしまうわけです。 発し手と受け手のキャッチボールがうまくいかない。 このことは気象の世界でも通ずるのではないでしょうか。 防災意識を高めてもらったり予報の精度を上げようとする目的で、 気象庁は新たなシステムの運用を始めています。 たとえば、一昨年の「特別警報」、昨年の「高解像度降水ナウキャスト」、そして今年夏からは 「ひまわり8号」の運用も本格化。 でも、これらをきちんと理解できているか方ってかなり少ないのではないかと思います。 特別警報が発令されているのにきちんと理解できていないせいでサラッと流してしまっては 重大な災害に巻き込まれるかもしれないし、高解像度降水ナウキャストを利用しないのは勿体なさすぎる。 本格的な雨のシーズンを迎える前に、特別警報とは?高解像度降水ナウキャストとは?もう一度 見直していただければと思います。 特別警報について http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tokubetsu-keiho/ 高解像度降水ナウキャストについて http://www.jma.go.jp/jma/press/1407/25b/highresorad_140725.html さて、強い上空寒気の影響で、今夜は西日本で、あすは東日本で大気の状態が不安定となり、 あちらこちらで雷雨や突風、降ひょうの可能性があります。 雷雲の動向を知るために、高解像度ナウキャストが活躍しそうですね。 http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/ |
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2015年04月16日
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