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口永良部島の爆発的噴火からきょうで3日。
午前中は、屋久島に避難している島民の代表者らが一時帰島し、 住宅の安全確認などを行いました。
今のところ噴火は停止している状態が続いていますが、 今後また噴火する恐れも残されていて、避難の長期化が懸念されるところです。
ところで、南西諸島の地図を見てみると奄美大島の南に沖永良部島という島があることに気付きます。 口永良部島と名前は似ていますが、位置は全く違います。 この島、実は気象の世界ではわりと有名な島なのです。 1977年9月9日、沖永良部島を猛烈な台風9号が直撃しました。 当時は島に測候所があって、907hPaという日本における 陸上(気象官署)の最低気圧を記録し、最大瞬間風速は推定で80メートルに達したとみられています。
この台風の特徴はその進路にあります。 当初は沖縄に接近した後は九州に上陸すると予想されていたのですが、 実際はその予想に反して西へ逸れました。
この予期せぬ方向転換により東シナ海では多くの船が遭難寸前になったそうです。 以後、気象庁は台風9号を「沖永良部台風」と命名しました。 さて、きょう6月1日は気象記念日です。 1875(明治8)年6月1日に気象庁の前身となる東京気象台が設立され、 気象記念日はこれを記念したものになります。
140年が経って、現在では豊富な国内の観測データに加え、 世界各地からの気象データや衛星画像を入手できるようになり予報精度は飛躍的に向上しました。
そして来月7日からは気象衛星「ひまわり8号」の運用が正式に始まり、 集中豪雨の発生予測や台風の進路予報精度のさらなる向上などが期待されます。
ただ、いくら予報の精度がいくら向上しても受け取る側の意識が変わらなければ意味がありません。 これからの時代は国民一人一人が如何にして予報を受け取るのかということも重要になってきそうです。 |
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2015年06月01日
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