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きょう正午過ぎ、、気象庁は「神奈川県箱根山(大涌谷)がごく小規模な噴火を起こしたとみられる」と 発表し、噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)から「3」(入山規制)に引き上げて、 規制範囲内の住人には避難指示が出されました。 ライブ映像を見ても、見通しが悪くなるくらい蒸気が勢いよく噴出していて、 活動が活発化していることがうかがえます。 活動が穏やかになりつつある矢先での噴火で驚かれた方も多いと思います。 しかし、実はきのうの段階から噴火の予兆と思しき現象が見受けられていたのです。 朝は地下のマグマや熱水の移動によって発生する火山性微動を5分間観測、 そして昼には大涌谷周辺で謎の降下物が観測され、明らかにいつもと違う状況でした。 この謎の降下物は後の調査で、噴気孔から吹き上げられた土砂であり、火山灰ではないと判明しました。 でも、それはたとえ火山灰でなくても、火山内部の圧力が相当高まっていることを意味していて とても危険な状態だったのです。 にもかかわらず、なぜまだこの段階では噴火警戒レベルを引き上げなかったのか? おそらく観光への影響を懸念したためでしょう。 火山灰が確認され噴火したと確証が得られるまではレベルを上げるつもりはなかったと思われます。 今後、大涌谷周辺の想定火口域から700メートル程度の範囲では小規模な噴火に伴う 弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 また、風下側では火山灰や小さな噴石が流されて降る恐れがあるため注意が必要です。 なお、中規模・大規模な噴火の恐れは今のところなくて、規制区域内に立ち入らなければ安全です。 レベル引き上げに伴い宿泊のキャンセルをしようとしている人などにはこう言いたいですね。 「過度な心配をする必要はないですよ」と。 さて、火山だけでなく天気も荒々しくなっています。 今朝は鹿児島県十島村の諏訪之瀬島で 1時間に92ミリの猛烈な雨が降り、50年に一度の記録的大雨となりました。 この時間は西から梅雨前線が北上していて、西日本では広い範囲で雨が降り出しています。 あすにかけて前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発化して 西〜東日本の広い範囲で大雨となる見込み。 特に南西風が吹き付ける山の南西側斜面では1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあります。 あす夕方までに予想される雨量(いずれも多い所) 九州北部 200ミリ 九州南部・近畿・東海地方 180ミリ 四国地方 160ミリ 関東甲信 120ミリ 中国地方 100ミリ 土砂災害や低地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒・注意が必要です。 また、低気圧が発達し高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるので、 沿岸部では強風や高波にも注意してください。 |
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2015年06月30日
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