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「涼を求めて・・・」の第三弾、きょうは秋田県東部に位置する田沢湖です。 田沢湖と言えば、日本一の深さを誇る湖。 水深は423メートルで、これは東京タワーが完全に隠れるほどの深さです。 田沢湖もまた十和田湖同様にプランクトンが少ない貧栄養湖になります。 ですが、十和田湖とは水の色が異なるんです。 日の当たり方などによって色は変わってきますが、最もきれいな箇所だとこんな色。 コバルトブルーというべきでしょうか。息をのむほどの美しさです。 なぜこんな色をしているのか? 田沢湖の東側を流れる玉川の水源近くに、江戸時代から湯治場として栄える玉川温泉があるのですが、 困ったことにこの温泉は地元では「玉川毒水」と呼ばれるほど強酸性のお湯なのです。 農作物が育ちにくいなど人々を昔から苦しめてきており、国は1930年代に強酸性のお湯を希釈する目的で 田沢湖に流し込むことにしました。 すると、湖の酸度が上がり、住んでいた魚は一年足らずで死滅し、「死の湖」に・・・。 1970年代になって石灰石の持つアルカリ性を利用して本格的な中和対策が始まり、 現在では徐々に元の環境に戻りつつあります。 このコバルトブルーの水は中和反応によるものなんですね。 田沢湖のシンボルといえば「たつこ像」。 昔、湖のほとりに辰子という少女が住んでいて、彼女はいつまでも美貌でありたいと願い、 永遠の美貌が保てるという泉の水をむさぼり飲んだところ、天変地異が起こり龍となって 湖底深くに沈んだという伝説があるそうです。 「たつこ像」はそんな辰子をイメージして岩手県出身の彫刻家、船越保武氏が制作したものです。 いつもなら「たつこ像」に近づくことはできないのですが、きのうはこのように近づくことができました。 今年は長引く少雨の影響で湖の水量がかなり減っているそうです。 確かに田沢湖のある仙北市では6月、7月ともに降水量が平年の6〜8割ほどにしか達していません。 東北北部ではこの先しばらくまとまった雨の降りにくい状態が続く見込みで、 「たつこ像」に触れるチャンスがありそうです。 通常時の「たつこ像」 http://www.rurubu.com/sight/detail.aspx?BookID=A0402640 |
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2015年07月31日
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