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1945年8月15日、太平洋戦争は終わりました。
日本は戦争に負けて大混乱に陥りましたが、それに追い打ちをかけたのが台風です。 今年は昭和三大台風(※1)の一つ枕崎台風(昭和20年台風16号)からも70年です。 (昭和20年台風16号経路 気象庁HPより) 沖縄付近を北上した(※2)台風16号は、9月17日鹿児島県川辺郡枕崎町(現:枕崎市)付近に上陸。 枕崎測候所では最低気圧916.1hPa、最大風速40.0メートル、最大瞬間風速62.7メートルを記録しました。 その後、台風は北東に進み、中国地方、近畿地方、北陸地方、東北地方を通過していきました。 広島県も日降水量が200ミリを超える大雨に見舞われ甚大な被害が出ています。 原爆にあった市民を治療していた大野陸軍病院(大野村 現:廿日市市大野町)を土石流が直撃し 180名近くの方が亡くなりましたし、県全体では死者・行方不明者数が2000人を超えました。 広島で甚大な被害が出てしまった原因は、防災体制が整っていなかったことがあげられます。 広島の気象台の職員は、中央気象台から送られてくる天気図の概要や防災上の情報、 さらに観測データにより、台風が接近していることは把握できていました。 ところが、原爆投下からまだ1か月ということもあり通信網や報道機関の機能は完全に復旧できておらず、 台風が接近していることを市民は知らなかったのです。 現代では一つの台風で死者が数百人に及ぶことはまずありません。 気象衛星やレーダーで台風がどこにあるのか簡単に確認できますし、携帯電話やインターネットの 普及によりいつどこにいても情報を入手することができる素晴らしい時代です。 気象情報が充実しているということは平和の証なのかもしれませんね。 さて、きょう未明に台風15号と16号が同時に発生しました。 今後の動きに注意が必要です。 ※1 昭和時代、特に大きな被害を出した3つの台風を昭和三大台風と言います。 1934年室戸台風 1945年枕崎台風 1959年伊勢湾台風 ※2 アメリカの病院船リポーズが沖縄の南東海上で台風の眼の中に入り、 最低気圧856hPaを観測したという話もあります。 正式な観測ではなく信頼性はかなり低そうですが、 枕崎上陸時でもかなりの勢力なので、全くの間違いとは言えないかと思います。 少なくとも沖縄の南を北上する段階では900hPaを下回っていたのはほぼ確実なのではないでしょうか。 それにしても猛烈な台風の直撃を受けた船内って・・・とんでもないことになりそう・・・ |
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2015年08月15日
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