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きのうは生憎の天気となってしまいましたが、私は山梨県富士五湖へ行ってきました。 富士五湖周辺もなかなか不安定な天気でして、 途中雷が鳴ったりアラレが激しく打ち付けることもありました。
夜には雪も降ったようです。 主な目的は、国の天然記念物に指定されている富岳風穴です。 風穴とは少し大きめの洞穴のこと。 誕生は今から約1140年前とされており、富士山の側火山長尾山が爆発した際に流出した 溶岩の中に含まれるガス体が外部からの圧力により、溶岩から吹き出し残った空洞、
これこそ富岳風穴です。
総延長201メートル、高さ9メートルにも及ぶ横穴となっています。 洞穴というと、険しく歩きにくいイメージがあるかもしれませんが、富岳風穴はこの形のおかげで 比較的歩きやすい印象を受けました。(天井が低い箇所もありそこは注意が必要です)。
一年を通して気温が安定しており、平均気温はだいたい3℃前後。 風穴内には立派な氷柱があり、これらは夏場でも見ることができます。 昭和初期までは実際に氷を削り関東一円に出荷していたそうです。 また、夏場でも常に冷えているので、天然の冷蔵庫として利用されていました。 明治時代、日本では養蚕が盛んに行われてきましたが、蚕蛾の生んだ卵の管理が難しいのが欠点。 蚕の卵は暖かくなり始める春ごろに孵化するため、どうしても養蚕の回数も年1〜2回に 限られしまうわけです。
そこで一役かったのが、この天然冷蔵庫。 涼しい風穴内に卵を保管し、孵化の時期を調整することで 年3〜4回も飼育することが可能になりました。
これにより日本の絹産業は飛躍的な発展をとげることに。 まさに富岳風穴は日本の近代工業を陰で支える存在だったのです。 富岳風穴は夏場になると絶好の避暑スポットとなります。 ただ、あまりにも外との気温差が大きいので、心臓の悪い方などは注意したほうが良さそうです。 |
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2016年03月29日
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