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今朝も相変わらず各地厳しい冷え込みとなり、562地点で最低気温が氷点下の真冬日に。 連日布団から出られなくなった人もいるのではないでしょうか。 やはり寒い冬の朝は辛いものですよね。 さて、きょうはセンター試験が近いということで古文の勉強を… 「春はあけぼの〜」と言えば? そう、かの有名な清少納言の随筆「枕草子」の冒頭になります。 誰しもが一度は読んだことあるのではないでしょうか。 枕草子ではそれぞれの季節で最も良いと思われる時間帯が書かれています。 「あけぼの」とは明け方(次第に物が見分けられるようになる時間帯)のこと。 つまり、春は明け方が良いと言っているのです。 では、冬はというと「冬はつとめて〜」から始まります。 「つとめて」とは早朝を指す言葉で、「あけぼの」よりかは遅い時間帯になります。 だいたい日の出から1〜2時間経った頃と考えていただければ良いかと思います。 なぜ早朝が良いのか理由は後に書かれています。 「雪の降りたるはいふべきにもあらず、霜のいと白きも、 またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。」
ざっくり意味をとると、雪が降ったり霜が降りたりする寒い朝に人々が 炭火を急いで起こして運ぶ光景は、冬にふさわしくて良いということ。
清少納言は、人々が辛く感じる寒い朝に趣を見出していたと言えます。 我々現代人も清少納言のように寒さに趣を見出すほどの余裕があればとても素敵ですね。 ちなみに、明け方の表現には「あけぼの」や「つとめて」以外に 「あかつき」や「朝ぼらけ」などもあります。
「あかつき」は夜中を過ぎてまだ暗いうちの夜明けを指し、 「朝ぼらけ」は朝がほんのり空けてくる時間帯のこと。
早い順に並べるのなら、 「あかつき」→「あけぼの」→「朝ぼらけ」→「つとめて」
というようになります。
さらに夕暮れ時のことをよく「たそがれ時」と言ったりもしますが、これも古語が元になっています。 薄暗くなると向こうからやってくる人の顔がよく分からず、「誰だあれは?」と言ってしまいますよね。 古語ではそれを「誰(た)そ彼(がれ)?」」と言い、のちに「たそがれ時」と 表現するようになったとされています。
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2016年01月14日
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