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きょうは太平洋側ほど青空が広がり、穏やかな成人の日を迎えることができましたが、 天気はゆっくり下り坂で、東シナ海には低気圧が発生しています。 この影響で沖縄では午後から雨が降り出しており、雨脚の強まっている所もあります。 もし低気圧がこのあと東北東へ進めば関東平野部など太平洋側でも雪の降る可能性がありますが、 今回はそれとは少し違いほぼ真東に進んで本州からは離れる傾向があるんです。 そのため、降水域が広く陸地にかかることはなく、雨も雪も降らないという所が多くなるでしょう。 このように陸地に近づくことなく進む低気圧を、まるで本州に対してお辞儀をしているように見えることから 「お辞儀型低気圧」と呼ぶことがあります。 この時期の主役は冬型の気圧配置でして、低気圧がお辞儀するのは当たり前と言えば当たり前なんです。 寒気が強ければ、それに押さえつけられて低気圧は北上することができません。 関東の雪の本番は2月。 まさに一昨年はそれを象徴するシーズンで、 1月は「お辞儀型低気圧」が多く雪はほとんど降らなかったのですが、2月は一転して低気圧のコースが 北寄りになり2週連続で記録的な大雪に見舞われたのは記憶に新しいところです。 ただ、あす朝にかけてごく一部の地域では雪の降る可能性があります。 天気図には何もないように見えますが、実は関東南部沿岸には風のぶつかり合う場所、 いわゆるシアーラインが隠れています。 最新のコンピュータの予想でも千葉県を中心に弱い降水が見込まれていて、 局地的にチラチラと雪が舞うかもしれません。 シアーラインに伴う降水域はどこまで拡大するのか予想が難しく、 実況で予想よりも拡大したり縮小したりすることも多々あります。 東京都心や横浜でも初雪を観測する可能性もゼロではないわけです・・・。 |
気象(雪関連)
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北海道はやっぱり本州とスケールが違います。
北海道大学札幌キャンパスに寄り道してみたのですが、その広さには驚かされました。 なんと面積は177万平方メートルもあり、これは東京ドーム38個分に匹敵します。 とうてい小一時間では周れる広さではありませんでした。 吹雪の日などは遭難する人が出るかもしれないと言っても過言ではないかと思います。 そんな札幌キャンパス内にはこんなものがあります。 「人工雪誕生の地」と書かれた説明板。 実は今からちょうど80年前の1936(昭和11)年にここの低温実験室で、 中谷宇吉郎という物理学者が世界で初めて雪の結晶を人工的に作ることに成功したのです。
中谷氏が残した言葉にこんなものがあります。 「雪は天からの手紙である」 これはどういうことかというと、上空の気温や水蒸気の量によって 雪の結晶のかたちが変わるため、雪の結晶を見れば上空の気象状態を知ることができるのです。 こちらは中谷氏が作成した中谷ダイヤグラムと呼ばれるもの。 たとえば気温が−15℃前後で水蒸気の量が多ければ樹枝型となり、 気温−10〜−20℃であれば角柱型となるのが分かります。
今年は暖冬の影響で各地のスキー場で大活躍している人工雪。 その原点は80年前に遡るんですね。 |
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今朝は青森で初雪が観測されました。
広島や和歌山など平年より早い初雪となった所とは対照的に、1887年の観測開始以降 最も遅い初雪になります(これまでの最晩記録は1960年11月26日)。 青森では、初霜、初氷、岩木山や八甲田山の初冠雪は平年より10日前後早く10月中旬に 観測されていたのですが、初雪だけはこんなにも遅くなってしまいました。 振り返ってみると、10月下旬以降11月中旬にかけては目立った強い寒気はなく、季節の歩みは足踏み状態。 場の転換が訪れたのは先週の3連休でした。 23日は盛岡と函館で初雪を観測し、24日は札幌など道内各地で本格的な積雪となりましたが、 青森では両日とも暖かな空気が流れ込んで雨で推移。 そして25日は冬型の気圧配置となり、平地でも雪が降る目安となる寒気が東北北部に流れ込みましたが、 今度は風向きの関係で雪雲が入らず・・・。 さらに26日も日本海を進む低気圧に向かって東から暖かな空気が流れ込んで、雪ではなく雨となりました。 このように青森ではなかなか雪の降る条件が揃わなかったわけです。 午後5時現在、青森郊外にある酸ヶ湯では本格的に雪が降っており、積雪は42センチとなっています。 あす午前中にかけて断続的に雪となり、さらに30センチの雪が降る恐れがあります。 また、現在雨となっている平野部でも今夜遅くには雪に変わり、積雪する所もある見込み。 車の運転には注意が必要です。 |
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いよいよ本格的な雪の季節が到来です。
午後5時現在、アメダス地点で最も積雪が多いのは上川地方美瑛町で48センチ。 札幌でも21センチの雪が積もり、今シーズン初めての積雪となりました。 広く雪を降らせた低気圧は東に抜けつつあり雪のピークは越えてきましたが、 内陸部には「大雪注意報」が発表されています。 引き続き雪の降り方に注意してください。 また、上川地方には「なだれ注意報」も発表されています。 なだれには表層なだれと全層なだれの2種類がありますが、あすにかけて注意が必要なのは 新雪による表層なだれのほうです。 表層なだれは滑り落ちる速度が速いという特徴があります。 さて、日本海に注目してみると、すじ状の雲が確認できます。 これは寒気の吹き出しが強まってきていることを意味しており、 あすは北海道のみならず東北以南でもぐっと寒くなる見込みです。 青森や秋田は雪が舞う寒さとなりそう。 東京も予想最高気温12℃と12月中旬並みの予想で、雨が降り出すと一桁の気温になるかもしれません。 関東北部の山では雪になる可能性もあり、峠を超える方は車の運転に注意が必要です。 |
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先ほど北海道では雪不足が深刻でスキー場の営業が始められないという記事を読みました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151123-00000007-mai-soci 調べてみると、スキー場によって積雪に差がみられ、たとえば中山峠スキー場(喜茂別町)は 10センチなのに対し、黒岳スキー場(上川町)ではおとといからきのうにかけて40センチほどの降雪があり、 80センチ積もっているとのことです。 黒岳スキー場はあと一降りといったところですかね。 実はこの3連休に入ってから北海道の上空にはこの時期らしい強さの寒気が流れ込んでいるのですが、 風向きの関係で雪の降る所と降らない所とに分かれてしまっている状況です。 その“雪のムラ”を解消してくれるのが低気圧です。 あすは北海道の南を低気圧が通過し、850hPa−6℃以下の寒気が引き込まれる予想。 太平洋側を含め風向きに関係なく広い範囲で雪が降るパターンです。 特に山沿いでは雪の降り方が強まり、あす夕方までに多い所で30センチの降雪量が予想されています。 まさにスキー場にとっては恵みの雪。 ぼちぼちと営業を始める所も出てくるのではないかと思われます。 ただ、多くの人にとって雪は厄介なもの。 平地でも積雪しそうですし、峠道ではドッサリ積もる恐れがあり、車の運転には十分に注意してください。 この時期は雪に慣れていないこともあり、スリップ事故が急増します。 急のつく3つの行為「急ハンドル」「急ブレーキ」「急発進」はしないよう心がけましょう。 さて、きょうは二十四節気のひとつ「小雪(しょうせつ)」です。 北国からは雪の便りが届き日に日に寒さが厳しくなる頃とされています。 暦通り今朝は盛岡で平年より15日遅く昨年より10日遅く初雪が観測されましたし、関東は朝から気温が 上がらず日中も師走の寒さとなりました。 今週後半は西回りで強い寒気が流れ込む予想で、 東日本や西日本も冬の寒さとなり、日本海側はしぐれる日が多い見込み。 また一歩冬に近づきそうです。 暖冬予報だからと言って油断せず冬物の準備をお願いします。 |


