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北海道上空にはトラフ通過に伴い強い寒気が流れ込んでいます。 きのう21時の高層観測では稚内500hPa−33.1℃で、上空と海面との温度差が 大きくなっており、雪雲が強化されている状況です。 上川地方を中心に本格的に雪が降っており、 午後0時現在の積雪は層雲峡で27センチ、旭川で19センチとなっています。 「根雪」という言葉をご存知でしょうか。 気象庁の用語では「長期積雪」と呼ばれているもので、積雪が30日間以上継続した状態を指します (場合によっては途中で積雪が途切れても長期積雪とみなすことがあります)。 簡単に言うなら、積雪の最下層にあって春まで融けない雪のことですね。 旭川で根雪が始まるのは例年ですと11月24日頃。 もし、このまま降り積もれば、例年通りということなります。 このところ季節の歩みがスローペースだとよく言われますが、そう思わせておいて実は突然急発進する、 そんなパターンなのかもしれません。 一方で、札幌ではまだ積雪には至っていません。 上空が強い西風のため、雪雲の中心は留萌〜旭川ラインとなっていて、 札幌まではなかなか雪雲が入り込まないようです。 北風が卓越すれば雪雲が入り込みやすくなりますが、今週は北風の日もありそうなので、 ようやくの初積雪となるかもしれません(例年の根雪の始まりは12月4日)。 |
気象(雪関連)
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いよいよ冬将軍が日本に迫りつつあります。 アムール川下流域には冬将軍の親分とも言える非常に強い寒気を伴った寒冷渦が居座っています。 付近の高層観測(日本時間12日午後9時)では上空5000メートル付近の気温が −34.5℃となっており、12月レベルの寒気に匹敵します。
この寒気があすにかけて北海道を通過する予想になっています。 北海道沿岸の海水温は15℃程度で、ここに12月レベルの寒気がやって来たら 上空と海面との温度差により対流雲が発達しやすくなります。
北海道の日本海側では大気の状態が非常に不安定となる見込みで、 落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうの危険性がアップ。
十分な注意が必要となります。 さらに内陸部では雪にも注意が必要になります。 上空1500メートル付近の気温はあすにかけて−3〜−6℃で、これは11月中旬レベル。 平地でも雪の降る目安となるような強い寒気です。 峠や山間部では本格的な雪が降り、 あす朝まで予想される降雪量は多い所で20センチの見込み。
あす朝には積雪に至っている可能性が高いと思ってください。 平地でも、降り始めは雨でも次第に雪に変わり、 初雪(みぞれ含む)となる所がありそうです。
(旭川の時系列予報) 上川地方では平地でもあす朝までに5センチの降雪が予想されており、 必ずしも降雪量=積雪量となるわけではありませんが、うっすら積雪する恐れがあります。
仮に旭川であすまでに0センチ(うっすら)以上の積雪が観測されれば、 1983年(10月6日から7日)以来32年ぶりに早い初積雪記録ということになります。
札幌などでも積雪とは至らないものの、雨に雪が混じるかもしれません。 雪が積もらなくても、路面温度は0℃近い場合もあり、 そうなると路面の凍結する恐れが高まるので注意が必要です。
まだ雪に対して慣れていないシーズン始めは事故が増えてしまうものです。 積雪や路面凍結している道を運転する際には、 運転前に冬の装備ができているか確認し、いつも以上に慎重な運転を心がけましょう。
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きのうは4月17日。
この日は5年前に東京で最も遅い雪を観測した日です。 東京では4月中旬まで雪の降る可能性があり、私は4月17日を降雪シーズンの 終了と考えています(今年も現に4月8日に雪が降りましたし)。 降雪シーズンが終了したということで、今年の雪を振り返ってみました。 今年は雪が少なかったという印象を受けます。 東京の雪日数は全部で11回ですが、そのうち積雪したのは1月30日のみでした。 その日の天気図がこちら。 低気圧が陸地に寄りすぎていて、関東平野で大雪になるパターンとは言い難いです。 東京では午前中に3センチの積雪を観測しましたが、午後には雨に変わりました。 2月に入っても、南岸低気圧が通過することはありましたが、なかなか条件が揃いません。 2月5日、寒気は十分すぎるほど強かったのですが、降り方が弱かったために 地上気温が下がり切らず、雪は降っても積もらず。 2月18日、降り方はしっかりとしていましたが、今度は寒気の引き込みが弱かったために、 雨に少し雪が混じる程度となりました。 このような感じで雪らしい雪はなく、結局今年は最深積雪3センチ、 累計降雪量も3センチで終わりました。 一体去年は何だったのか・・・と思ってしまいます。 去年と言えば記録的な大雪で、東京の最深積雪は27センチ、累計降雪量は49センチに達し、 数十年に一度の大雪とまで言われました。 ただ、去年も今年も雪の降った回数はともに11日で、頻度は全く変わらないんです。 2月の2週連続大雪のインパクト、強すぎます。。。 このように、どうも東京では大雪の翌年は雪が少なくなる傾向があるようなのです。 1954年以降、寒候期の累計降雪量が30センチを超えた年は8回ありますが、そのうち6回は 翌年にガクッと降雪量が減っています(以下参照)。 1954年:55センチ→55年:0センチ 1969年:66センチ→70年:6センチ 1984年:92センチ→85年:0センチ 1994年:35センチ→95年:3センチ 1998年:38センチ→99年:1センチ 2014年:49センチ→15年:3センチ 特に1984年と85年の違いには驚かされますね。 なぜこのような傾向があるのかは不明です。 ただ、もしかするとバランスを保とうと帳尻を合わせているのかもしれません。 気象の世界では帳尻合わせが日常茶飯事です。 気温の高い期間が続くと、しばらく低くなる期間が続く。当然その逆も 雨の少ない期間が続くと、その後まとまった雨が降る。当然その逆も。 雪においても同じようなことが言えるのかもしれません。 さて、これからの季節、東京で雪が降ることはありませんが、ひょうが降る可能性はあります。 きのうも茨城県を中心に激しい雷雨に見舞われ、ひょうの降った地域がありました。 天気予報で「大気の状態が不安定」という決まり文句が出てきたら、要注意です。 |
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東京都心では午前8時55分に降雪を観測しました。 1876年の観測開始以降5番目に遅い雪です。 東京都心では平成に入って4月に雪が降ったことは過去2回ありました。 まずは記憶に新しいであろう2010年4月17日の雪。 この日はうっすら雪が積もり、ポイント凍結などにより都心の交通機関は大きく乱れました。 また、北部山沿いでは積雪が30センチを超えて4月としては記録的な大雪となった所もあります。 そして2007年4月4日も実は雪が降っています。 これはあまり記憶に残っていない方が多いかもしれません。 なぜなら、局地的でなおかつ降雪時間が短かったから。 上空5000メートル付近に真冬並みの寒気が流れ込んだために、 地上と上空で温度差が大きくなり、雷雲が発達。 都心では激しい雨とともに気温が急降下し、雨が雪に変わりました。 ただ、降った時間は5分間だけと大変短く、積もることはありませんでした。 さらに2007年より前となると、1988年4月8日まで遡ることになります。 ちょうど27年前ですね。 この日は都心でも9センチの積雪を観測しました。 満開のサクラに雪が降り積もり、木の枝が折れるなどの被害が出たようです。 きょうは都心はありませんが、内陸を中心に積雪している所もあります。 宇都宮では午前7時に2センチの積雪を観測しましたし、標高の高い峠道では 道路にもシャーベット状の雪が積もっているかもしれません。 特に峠越えをする方、車の運転には十分お気をつけくださいませ。 |
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きょうの関東は一転して冬の寒さになっています。
正午の時点で東京都心の気温は10.6℃で、きのうの同じ時間と比べると 10℃くらい低くなっています。 あすはさらに寒さが厳しくなります。 南海上に低気圧が発生し、 この低気圧に向かって北東からの寒気の流れ込みが強まる見込みです。 注目したいのは上空700メートル付近の気温。 (MSM あす9時上空700メートル気温予想)
朝9時の時点で東京上空は-3℃の予想となっており、 雪が降ってもおかしくないような強さの寒気が流れ込む見込みです。 あすは秩父や奥多摩などの標高の高い所では雪の降る可能性があります。 うっすらと積もる可能性はありますが、交通に影響が出るほどではないでしょう。 また、降水がしっかりとまとまれば、平野部でも内陸を中心に雪が混じるかもしれません。 もし、東京都心で雪が混じりでもすれば、観測史上5番目に遅い雪となるでしょう。 遅い雪記録は以下のようになっています。 (気象庁調べ)
意外や意外!桜が散り始めた頃に雪が降ることも、なくはないんですね。 先日のブログでも書きましたが、この時期は一年のうち一番海水温が低くなるので、 海から北東風が入ると最下層が冷やされやすいというのはあると思います。 とにかくあすは寒いです。 東京の予想最高気温は7℃で、ダウンジャケットやマフラーが手放せない1日となるでしょう。 |


