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気象(雪関連)

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あさって5日は関東地方平野部でも再び雪になる可能性があります。



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前回、雪が降ったのは30日(木)。
この時は残留寒気が強く、平野部でも降り始めは雪になった所が多くなりました。
ただ、ずっと雪が降ったわけではなくて、昼前になると上空に暖気が入り込んできたため、
ほとんどの所で雨に変わりました。
その雨のおかげで積もった雪は融けて目立った混乱はありませんでした。


では、あさってはどうなのか?
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◆雪の可能性が高い
南岸と日本海に低気圧がある、いわゆる二つ玉低気圧です。
本来なら30日のように日本海の低気圧が暖気を巻き上げて
広い範囲で雨になるパターン。
ですが・・・
実は今回の場合、日本海にある低気圧の構造が通常とは異なっていて、
暖気と寒気の境目で生まれる温帯低気圧ではなく、寒気場の中で発生する寒冷渦と呼ばれるもの。
寒冷渦は前線を伴わず、暖気の巻き上げもほとんどありません。


そこで肝心な東京の上空の気温予想を見てみると・・・

朝9時 上空1500メートル−4℃ 上空700メートル0℃
夜9時 上空1500メートル−3℃ 上空700メートル0℃

というわけで、都心周辺でも降り始めから終わりまでほぼ雪となる可能性が高そうです。
そうなった場合は、30日の積雪を上回り、大雪となる恐れも否定できません。

一方、次第に東風成分が強まるため、海からの暖かな空気が入りやすい茨城の沿岸部や
房総半島では雪が降っても一時的で雨主体の降水となる可能性が高い見込みです。



◆上層寒気にも注目
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今回、私は上層寒気にも注目しています。
南岸低気圧接近時には上層の寒気は弱まるのが当たり前で、
上空5500メートル付近の気温はだいたい−20℃前後
(参考までに大雪となった去年2月8日の舘野上空は−19.8℃)。
ところが、5日にいたってはそれよりも10℃以上低く、−30℃前後なんです(上図赤丸)。
低気圧の発達自体はあまりないのですが、もしかすると地上と上空の気温が大きくなることで
局地的に雪雲が発達して、短時間で急激に積雪の増える所が出てくるかもしれません。



◆予報は直前まで変わる可能性
南岸低気圧のコースが北寄りになると雨の範囲がぐっと広がります。
また、雪になったとしても地上気温次第では積もらない可能性だって残されています。
予報が変わるかもしれない、ということを念頭に入れつつ、最新情報の入手をお願いします。





記録的に雪が多い京都

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京都は昨夜から今朝にかけて雪となり7センチ積もりました。
今シーズン13回目の雪です。

冬型の気圧配置の時、太平洋側で雪が降るためには
雪雲が発達する必要があり、上層寒気がしっかりとしていなくてはなりません。
昨夜はそれほど寒気は強くなかったのですが、風向きは北で、
しかも強めに吹いていたため、京都市内に雪雲が流れ込みやすい状況であったと考えられます。


今回降った雪は比較的乾いた雪だった思われます。
23時から3時まで降水量1.0ミリで積雪4センチ。
積雪効率が非常に良く、地面に到達してもなかなか融けにくい水分の少ない雪だったと推測できます。
日本海由来の雪と南岸低気圧に伴う雪、両者の最大の違いは雪質と言えるでしょう。
南岸低気圧は、その性質上水分が多くて融けやすい雪を降らせ、
降り方が強まらないとなかなか積もらないようです。
風に飛ばされるくらいのサラサラの雪、
名古屋や京都は太平洋側でありながらも意外と降るんですよね…。


それにしてもこの冬の京都は雪が多い…。
これまでの降雪量は38センチに達していて、
これは1954年以降歴代5位の記録なんです。
ちなみに4位までの記録は・・・
1位 1984年 79センチ
2位 1954年 52センチ
3位 1996年 47センチ
4位 1957年 40センチ
となっており、まだ2月に入ったばかりということを考えると、
さらに量を増やして2位や3位に迫る可能性もありそうです。




5日は再び南岸低気圧が通過する見込み。
太平洋側で雪の降る可能性のあるパターンですから、今後の情報には注意が必要です。

長引く大雪と猛ふぶき

きのうは発達した低気圧の影響で東北太平洋側もまとまった雪に。
各地の最深積雪は石巻27センチ、福島25センチ、仙台23センチ。
石巻では1月としては1909年以来106年ぶりの大雪です。


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そんな大雪をもたらした低気圧は三陸沖を北上しています。
この低気圧、なかなかすんなりと日本付近から遠ざかってくれなさそうなんです。
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(上図31日21時予想、下図1日21時予想)



予想天気図を見ても北海道の東で停滞しています。
なぜ動きが鈍いのか?
原因は、カムチャッカの東にあるブロッキング高気圧です。
この高気圧はほとんど動かないので、必然的に低気圧の動きを妨げるわけです。
先日も、ブロッキング高気圧は寒波が居座る原因になっているという話をしましたが、
そればかりではなく大気の流れが滞る原因にもなるんですね。
とても厄介な存在なのです。
関連記事 今度の寒波は“長期滞在型”
http://blogs.yahoo.co.jp/panthanwatch/12949555.html


発達した低気圧に近い北海道太平洋側東部やオホーツク海側では
雪や風の非常に強い状態が長時間にわたって続く見込みです。
2日にかけて見通しのきかないような猛ふぶきとなる恐れ。
雪により視界が真っ白になってしまう、いわゆる「ホワイトアウト」状態になる可能性もあり、
不要不急な外出は控えるようにしてください。
これだけ猛ふぶきが長引くと、生活への影響も大きくなってしまいそうです。


また、2日にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となり、
北陸から北の日本海側は大雪に警戒が必要。
あす朝までに多い所で北陸で70センチ、北海道、東北、関東甲信の山沿いでも
50センチの雪が降る予想。
その後も大雪は続き、総降雪量はかなり多くなる恐れがあります。




正月以降、全国的にやや暖冬気味で日本海側でも雪の降り方は比較的穏やかでしたが、
2月に入った途端またドカッと増えてしまいそうです...。


東京都心周辺も雪に

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関東地方平野部でも広い範囲で雪になっています。
東京北の丸では3センチ積もり、今シーズン初めての積雪となりました。

今回の雪の特徴は降る地域と降らない地域がはっきりと分かれたこと。
横浜でいうと、気象台のある中区など市の北部は雪となりうっすら雪化粧したものの、
港南区や金沢区など市の南部では雪ではなく雨だったようです。
それくらい寒気の入りが微妙だったということですね。
関東の雪予報の難しさを改めて痛感しました。



この時間は、すでに上空には暖かな空気が流れ込み始めており、
平野部では多くの所雨に変わってきました。
こうなると心配なのは路面状況の悪化。
積もった雪がシャーベット状に変化するため、とても歩きづらくなります。
足元には十分お気を付けください。






今後、雪の範囲は東北へ移ります。
東北太平洋側ではあす明け方にかけて大雪となる恐れ。
あす朝までに多い所で30センチの雪が降る見込みです。
北日本では2月1日にかけて低気圧が発達し冬型の気圧配置が強まりますから、
大荒れの天気に警戒が必要です。
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今朝は全国的に冷え込みが厳しくなりました。
東京都心では最低気温が−0.9℃まで下がり、今シーズン8度目の冬日に。
その他全国のアメダス地点のおよそ8割にあたる706地点で冬日となりました。
これだけ冷えるということは寒気が強いということ。

この寒気が残っているところに、あすにかけて本州南岸を低気圧が通過します。
南岸低気圧と言えば太平洋側に雪を降らす可能性のあるパターンですが、
今回は特にその可能性が高くなっています。

今夜からあす朝にかけて九州から関東甲信地方にかけて雪の所が多い見込みです。
地域ごとに雪の降り方や量などをみていきましょう。



◆九州地方
もうすでにこの時間から雨が降り出しています。
気温の下がる今夜からあす朝にかけて標高の高い所では雪となり、積もる可能性も。
あす昼までに多い所で10〜20センチの雪が降る予想です。
一方、平地では雨でしょう。


◆中国・四国、近畿、東海地方
中国・四国地方は今夜から、近畿や東海地方はあす明け方から雪や雨が降り始める見込み。
降り出しは多くの所で雪となり、内陸部を中心に積雪となる可能性があります。

あす昼までに予想される降雪量(いずれも多い所)
近畿地方 平地2〜3センチ 山地10センチ
中国地方 平地15センチ   山地20〜25センチ
四国地方 山間部20センチ  平野部5センチ

なお、低気圧が接近する朝以降は各地とも次第に雨へ変わってくる見込みです。

◆関東甲信地方
低気圧本体ではなく高気圧後面の湿り流入による先行降水が予想されています。
そのため、低気圧が接近する前のあす明け方から広い範囲で雪や雨となるでしょう。
降り出しは都心周辺など関東南部平野でも雪となり、積雪となる所がありそうです。

あす昼までに予想される降雪量(いずれも多い所)
甲信地方南部 15センチ
箱根から多摩地方や秩父にかけて 15センチ
関東地方北部平野部 10センチ
関東地方南部平野部  8センチ

東京地方は多い所で5センチ降る見込みで、
東京23区でも0(うっすら)〜3センチくらい積もるかもしれません。
予想される状況としては・・・
・地面や芝生、屋根の上、生活道路がうっすら白く
・幹線道路に積雪なし
・交通機関の大混乱もなし
というわけで雪の影響はそこまで大きくならなさそう。
しかも昼過ぎには暖かな空気が入ってくるため、都心も含め平野部の広い範囲
次第に雨に変わってくる見込みです。

ただし、それはあくまでコンピュータの予想通りになればの話。
午前中に降水が強まったりすると、下層が冷え切って雨に変わりづらくなるかもしれません。
その場合、雪が降り続いて量が多くなる恐れも・・・。
帰宅の足に影響がでかねません。

今回は雨に変わるタイミングがなかなか読みづらいのが現状です。
予想では誤差ともいえる範囲でも、実況ではそれが大きな影響につながります。
毎度毎度言っていることではありますが、最悪を想定しておくことが大切です
(さすがに去年2月のような大雪になることはなさそうですが)。

なお、甲信地方や関東山沿いでは昼過ぎ以降も雪のまま経過し、量はさらに多くなる見通し。
雪が大量に電線に降り積もれば電線が切れるかもしれないので停電への
備えもしたほうが良さそうです。

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