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今週木曜日頃に日本付近にやって来る低気圧には注意が必要です。 というのも、日本の南海上で急速に発達するからです。 なぜ、発達するのかというと、フィリピン付近にある元台風1号が関係しています。 台風1号は先ほど熱帯低気圧に変わりましたが、 まだまだ熱帯の暖かい空気をたくさん持っています。
その熱帯低気圧の北側に新たに低気圧が発生して、 それが熱帯低気圧から暖気を受け取りそう。
その暖気を一緒に連れて寒い日本にやって来るため、北と南で温度差が大きくなり、 急速に発達するわけです。
この状況、ある時と似ていると思いませんか? 記憶に新しい方も多いであろう一昨年の成人の日(1月14日)です。 この時は、似たような条件で低気圧が急速に発達し、 寒気の引き込みが強かったために関東では南部を中心に大雪に。
積雪は横浜で13センチ、東京都心で8センチなどとなり、大混乱となりました。 ただ、成人の日と今週木曜日とでは少し異なる点もあります。 それは、日本海低気圧の有無です。 今回はどうも日本海低気圧も発生しそうなんです。 (18日21時初期値 22日9時 低気圧予想) GSMモデルの演算では、日本海西部で低気圧が発達し、 その低気圧が暖気を巻き上げて寒気の南下をブロックする予想となっています。
そのため、今のところは暖気移流が強く、 東北以南は山沿いを含めほとんどの所が雨となる見込みです。
しかし・・・ 海外の予報モデル(GFS)は日本海低気圧を予想しておらず、南岸低気圧のみとなっています。 こうなると、暖気の北上が抑えられます。 南岸低気圧のコースによっては関東甲信など雪になる可能性もありそうです。 このように現時点では予報モデル間でのばらつきが大変大きく、 絶対に雨だろうなどという「決めつけ」は危険と言えます。
今回は熱帯低気圧が絡む数少ない事例です。 コンピューターもこの手は苦手とするので、直前になって演算を急に変えてくるかもしれません。 今のうちに最悪の事態を想定しておくこと、これが大切なのではないでしょうか。 |
気象(雪関連)
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大雪に見舞われていました。 積雪は横浜13センチ、千葉9センチ、東京都心8センチ。 寒気の引き込みが予想以上に強かったために雨予報は完全に外れてしまったのです。 さて、今年もその南岸低気圧がやって来ます。 さすがに2年前ほどではありませんが、あすにかけて発達しながら東へ進む見込みです。 (あす18時 低気圧は三宅島付近) 問題は関東甲信で降るのは雨か?雪か? きのうのブログでは気象庁のGSMモデルと海外センターとで 南岸低気圧のコースが乖離していると書きましたが、きょうになって
GSMモデルが海外センターに追従するように、南寄りのコースに変えてきました(上図)。
とはいっても、雪の王道コースとも言われる八丈島よりかはまだ北側のコース。 なので、東日本南岸付近に低気圧からの暖気が入りやすい予想は変わっていません。 最新の予報では、雪となるのは関東山沿いや長野県が中心。 積もる所もありそうです。 一方、関東平野部と山梨県は雨主体。 内陸部では雪が混じるかもしれません。 ただし・・・ 予報通りにならない可能性もあります。 というのも、内陸部に寒気があるのです。 (あす18時850hPa気温予想) 群馬県〜埼玉県には850hPa(上空1500メートル付近)0℃以下の寒気。 仮に低気圧が予想よりもあと少し南側を通過すれば、寒気がぐぐっと南下して 雨予報の関東平野部でも雪になることが考えられます。
地上の気温次第では積雪も。 今回は数十キロ南に低気圧のコースがブレただけでも雨・雪の範囲が だいぶ変わってきそうです。
よく850hPa−6℃以下だと雪で、それ以上の気温ではみぞれや雨になるなどと言われますよね。 でも、関東では必ずしもそれが通用するとは限りません。 南岸低気圧に伴う降水では850hPa0℃でも雪になることがあります。 むしろ−6℃以下で雪が降ることはかなりまれで、−3℃前後が多いようです。 寒気が強すぎると低気圧が南海上の離れた所を通過して降水域がかからないんです。 あす夜にかけて雪が降ると予想されている地域では路面凍結等十分ご注意ください。 また、雪が降らない地域でもかなり寒くなりそうですから、防寒対策は万全に。
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京都では昨夜も雪が降り、積雪は22センチに達しました。 これは、1954年以来61年ぶりの大雪です。 きのう18時の天気図を見ると、小さな低気圧が能登半島に上陸しています。 この西側にあたる近畿北部周辺では、北風と西風が合流して雪雲が発達しやすい 状況になったと考えられます。 発達した雪雲は、京都や奈良、さらには三重まで流れ込みました。 さて、この時間になって日本海のすじ状の雲が減少していることからも 分かるように、日本海側の雪の峠は越えてきています。 西から高気圧が張り出しており、すでに西日本では雪の止んでいる所も多くなっています。 北・東日本はまだ雪が続いていますが、この雪もほとんどの所で今夜までとなりそうです。 ただ、雪が止んでも注意しなければならないのは、なだれや屋根からの落雪です。 ◆なだれ スキー場では決められたコースを滑るようにしましょう。 コース外は整備されていないため、ちょっとの衝撃でも雪が滑り落ちやすく、侵入したことが なだれの発生する原因になることもあり得るのです。 また、ニュースにもなっていますが、遭難もし兼ねません。 スキー場にもよりますが、コース外滑走が原因で遭難し救助を要請した場合、 救助費を請求される羽目になることも。 ◆屋根などからの落雪 屋根の雪が落ちてくる可能性があり、家の軒下は歩かないようにしてください。 屋根から落ちてきた雪の衝撃波凄まじく、条件にもよりますが、数百キロ〜1トン程度の 衝撃力があるそうです。 自分の足元だけではなく、頭上にも気を配るようにしましょう。 ◆交通機関の乱れ 普段、雪の降らない所で多くの雪が降ってしまうと影響が長引くことも。 14時現在、東海道新幹線は、米原や京都周辺の積雪の影響で遅れが出ています。 雪が止んだから何もかも正常と考えるのは大きな落とし穴で、最新の交通情報を こまめに確認し、時間に余裕をもって行動してください。 |
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きのう元日は、関東の平野部でも東京や神奈川、千葉では雪が舞いました。 特に神奈川県の相模川より西側の地域(平塚、二宮、小田原、箱根など)は 雪の降った時間が長く、積もった所もあったようです。
箱根では道路にもしっかりと積もり、箱根駅伝への影響が心配されていましたが、 懸命な除雪作業により予定通り開催することができました。
個人的にですが、雪のお正月はいまいちピンときません。 お正月と言えば、晴れて澄み切った青空なんですよね。 子供たちはそんな青空のもとで元気に凧揚げを楽しむと。 でも、調べてみると東京では2000年以降今年以外に2003年と 2006年にも雪が降っています。
しかも2003年は3が日連続で降雪となったようです。 ・・・ということはお正月に東京で雪が降ることも、なくはない話というわけです。 しかし、きょうは例年通り晴れています。 そのかわり寒さは一級品で、東京都心の最低気温は今季最低となる−2.2℃まで下がりました。 一方、雪国の方にとってみれば、雪のお正月が当たり前。 むしろ晴れのお正月なんて…と思われるかもしれません。 さて、きのうから今朝にかけては北陸西部〜近畿北部〜山陰東部で雪の降り方が強まりました。 16時現在、福井市では52センチの積雪となっています。 また、発達した雪雲は太平洋側にまで流れ込んで、米原で52センチ、 京都で16センチ、名古屋で3センチ雪が積もりました。
今後の雪の見通しですが、再び北陸西部を中心に雪の降り方が強まる可能性があります。 あす夕方までに予想される降雪量(いずれも多い所) 北陸地方、関東甲信地方 60センチ 北海道、近畿地方 50センチ 東北、東海地方 40センチ 中国地方 20センチ 積雪や路面凍結による交通障害に注意が必要です。 関西方面では今朝にかけての大雪により、列車の遅れや運休、 そして高速道路の通行止めが相次いでおり、予定通りにUターンできなくなるかもしれません。
時間に余裕を持って行動してください。 |

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あす大晦日から正月3が日にかけては日本海側はもちろん、
太平洋側も雪に注意が必要となります。
あすは低気圧が日本海を急速に発達しながら通過します。 通常の日本海低気圧なら暖気を巻き上げることがほとんどなのですが、 この低気圧に関しては暖気の巻き上げがありません。
850hPa0℃線は本州太平洋側に予想されており、 東日本や東北の内陸部では雪となって積雪の恐れがありそうです。
そして元日は北海道の南に低気圧が進む見込みです。 等圧線はほぼ真っ直ぐで、こういう時には全国的に北〜北西の風が吹きます。 大阪周辺や名古屋周辺にも雪雲が流れ込む典型的なパターンと言えます。 また、冬型の気圧配置に移行したばかりの頃というのは、 風向きが場所によって不揃いになることがあります。
そういった場所はシアーラインと呼ばれており、上昇気流が働いているため、 雲が発達しやすくなります。
元日の夜は関東南部付近で北寄りの風と西寄りの風がぶつかってシアーラインが形成され、 東京や神奈川に降水域が予想されています。
850hPaの気温は−6℃以下で、降れば確実に雪となるでしょう。 ただし、南岸低気圧以上にシアーラインに伴う降水予想は安定しません。 直前になって降水量が大幅に上方修正されることもあれば、逆に大幅に下方修正されて、 そもそも予想自体がなかったことになるのもしばしば。
最新の予報に注意してください。 |


