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今年は早い時期から太平洋高気圧の勢力が強く、まるで梅雨のような南海上に前線が横たわっています。 沖縄のみならず九州でも前線の影響を受けやすく曇りや雨の日が多い状況。 あすからあさってにかけては再び雨の降り方に注意が必要となりそうです。 前線上に発生した低気圧が東へ進み、九州付近には南から暖かく湿った空気が流れ込みます。 雨雲が発達し、激しい雨の降る恐れがあるでしょう。 被災地では活発な地震活動により地盤が緩んでおり、土砂災害に警戒が必要です。 ただ、さすがに梅雨ではないので、雨が長引くことはありません。 あさって後半になると天気は回復傾向に向かい、GWは晴れのスタートとなりそうです。 高気圧がしばらく居座ってくれるぶん、晴れも長続き。 少しホッとできそうですね。 |
気象(雨関連)
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今回の熊本地震で個人的に思うことがあります。
それは、4月に起きたのがまだ不幸中の幸いなのではないかということです。 もし、3か月ずれて1月に起きていたら・・・考えるだけでもゾッとします。 九州は温暖なイメージが強いですが、 今回甚大な被害を受けた熊本県阿蘇地方は九州一寒い場所とされているんです。 どれくらい寒いのか、阿蘇乙姫(阿蘇市)のデータを参照にしてみます。 1月の日平均最低気温は−2.8℃、これは秋田とほとんど変わりません。 暖冬だったこの冬(2015年12月〜2016年3月)ですら冬日を70回記録しています。 1月下旬に歴史的な大寒波が九州を襲った時は 最低気温−11.3℃を記録し、札幌よりも低い気温となりました。 さすがにこれは極端な例ですが、−5℃を下回ることならひと冬に何回かある、そんな場所です。 もし、今が1月だったら低体温症で亡くなる方が続出していたのではないでしょうか。 そう考えれば、やはり気候の良い時期でまだ良かったと思います。 もちろん今も全く冷え込みがないわけではなく、放射冷却の影響で今朝も南小国町では1.1℃まで下がるなど この時期としては寒い朝を迎えましたが、この寒さは長続きしないでしょう。 あす朝は山沿いでも10℃以上で、強い冷え込みはなさそうです。 ただ、暖かさは雨のもとにもなってしまいます。 きょうまで穏やかに晴れていた熊本県ですが、 あすは午前中を中心に雨が降る見込みで、しかも雨量の多くなる心配があります。 量としては、日曜日よりも多くなる可能性が高いです。 日曜日とあすの天気図を比較してみます。 日曜日よりも低気圧の発達が抑えられるかわりに、陸地に近い所を通過します。 低気圧の南側かつ、低気圧に近い場所というのは暖かく湿った空気が集まりやすく 特に雨雲が発達する危険エリアで、九州北部はまさにそれに当たってしまいそうなんです。 熊本の雨のピークは昼頃とみられ、雷を伴った1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る恐れがあります。 あす夕方までに降る雨の量は多い所で170ミリと予想され、平年の4月ひと月分の雨が短い間に 一気に降ってしまうかもしれません。 今なお活発な地震活動が続いており、地盤がかなり緩んでいるため、土砂災害に警戒が必要です。 また、予想される最大風速(最大瞬間風速)は、 外海 20メートル(30メートル) 内海 15メートル(25メートル) 陸上 20メートル(35メートル) の見込みで、阿蘇地方と天草地方の外海では暴風に警戒してください。 その他の地域も強い風が吹くので、飛散物に注意が必要です。 |
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春はまだ始まったばかりですが、少しずつ梅雨期の天候が見えつつあります。
25日に気象庁より3ヶ月予報が発表されました。 西日本では5月から低気圧や前線の影響を受けやすく、雨が多い予想です。 これがもしかすると梅雨の走りとなるかもしれません。 また、気温は全国的に平年より高めの予想。 東日本や西日本では晴れればカラッとした暑さというよりは ジメジメした暑さの日が多くなる可能性もあります。
北日本ではまだすがすがしく晴れる日が多く、それほど不快感はないでしょう。 そして6月の降水量は全国的に平年並みか多い予想。 高気圧の縁をまわる暖湿気が強く、西日本太平洋側では大雨に見舞われる恐れもあります。 気温は引き続き全国的に平年より高めの見込みで、東日本や西日本、沖縄・奄美を中心に 蒸し暑い日が多くなりそうです。
今年も災害が相次ぐことがないよう祈るばかりです。。。 |
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どうやら今週末も広い範囲で雨が予想されており、2週連続の雨の週末になる所も多くなりそうです。 特に西日本太平洋側では、この時期としては強い暖湿気が南から流れ込み、大雨となる恐れがあります。 あす夕方までに予想される雨量は多い所で、四国で250ミリとなんと11月ひと月で降る量の約2倍に 相当する雨が降ってしまう可能性も。 その他、東海で180ミリ、近畿で150ミリなどと予想されています。 このように低気圧が周期的にやって来て天気が崩れるパターンはこの先も続いてしまいそうです。 きのう発表された1か月予報によると、12月上旬にかけて低気圧が通過しやすく、 ほぼ全国的に多雨傾向の見込み。 本州の南岸を低気圧が進みやすいとみられ、特に東〜西日本の太平洋側で降水量が多くなると 予想されています。 また、低気圧が通過しやすいということは、冬型の気圧配置が弱いと言えます。 寒気の南下が弱く、特に西日本や沖縄・奄美では上空1500メートル付近の気温が1か月平均+3℃と かなりの正偏差が予想されています。 一方、北日本は今月末を中心にそこそこ寒気の影響を受ける時期もある見込みです。 思えば、今から13年前の2002年は12月9日に本州南岸を進んだ低気圧により、 関東では記録的に早い初雪となり、東京都心を含めて平野部の広い範囲で積雪を観測しています。 http://kishojin.weathermap.jp/diary_detail.php?date=2002-12-09 この年の12月は、最新の1か月予報で予想されている状況と少し似ていて、北海道付近に高気圧があって 本州南岸を低気圧が進む、いわゆる「北高南低」の気圧配置が現れやすく、9日以外にも関東では内陸中心に 雪の降った日があったようです。 関東平野部の初雪は、西日本太平洋側の各地と比べても例年遅くなりがちな傾向がありますが、 もしかしたらこの冬は早くなる可能性もあるかもしれません。 |
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10月は記録的によく晴れた日本列島。 月間日照時間は西日本太平洋側で平年比137%、西日本日本海側で132%と いずれも10月としては統計開始以降最も多くなりました。
これは大陸から進んできた高気圧に覆われることが多かったためですが、お隣の韓国もまた同様です。 しかも韓国の場合は、10月ばかりでなく長期的な水不足に悩まされています。 今年の首都ソウルは1月から9月までどの月においても 降水量が平年の3割前後に留まっている状況です。
例年なら7月から8月にかけてら一気に降水量が増える時期で、 700ミリ前後の雨が降るとされています。
しかし、今年の場合はその時期でさえも雨の降りにくい状況が続き、 平年の半分以下となる300ミリしか降っていません。
これだけ雨が少なかったのは台風の経路が関係しています。 (2015年台風1号〜25号の経路) 例年7月から8月にかけて台風は大回りして朝鮮半島に接近しますが、 今年は太平洋高気圧の中心が東に偏っていたため、上図のように朝鮮半島に近づきにくくなったのです。
さらにもう少し遡ってみると、去年も7月から8月にかけての降水量が少なくなっています。
同じ時期、日本では台風11号や12号など相次いで台風が接近したことで 西日本を中心に各地で記録的な大雨に見舞われ、のちに「平成26年8月豪雨」と命名されました。
このようにそんなに距離の離れた国ではないのに、天候が全く対照的となってしまう。
地球温暖化が進むと、雨の降る所、降らない所とにはっきり分かれる二極化が 顕著になると言われています。
メキシコの観測史上最強ハリケーン、アラビア海で異例のサイクロン発生、そして雨の二極化。 温暖化に真摯に向き合わなければならない時代がやって来たのかもしれません。 韓国では水不足により一部の市や郡で給水制限が行われているとのこと。 この先も雨の降りにくい状況は続く見込みで、さらなる深刻な事態が起きる恐れもありそうです。 一方、日本列島は週末になると低気圧が通過するため、広い範囲で天気が崩れる見込みです。 ぜひ今週の日差しを有効にお使いください。 |


