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梅雨真っ盛りの日本列島。 鹿児島県では記録的大雨に見舞われており、 鹿屋市吉ケ別府では今月に入ってからの雨量が1600ミリを超えました。 これは1年間で降る雨の量(2986ミリ)のおよそ半分に匹敵する量です。 また、梅雨入りしたばかりの東北北部でもきょうは大雨に。 岩手県普代村では24時間雨量が343ミリとなり、これまでの観測史上1位の値を更新しました。 雨の峠は越えていますが、引き続き夜遅くにかけては断続的に雨となる見込みです。 これまでの雨で地盤が緩んでいるので、土砂災害に厳重に警戒してください。 さて、記録的と言えば暑さも・・・。 本土は雨続きであまりピンとこないと思いますが、実は沖縄では記録的な暑さです。 沖縄では今月11日に梅雨明けし先週末は一時的に梅雨前線の影響を受けることがありましたが、 太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多くなっています。 特に暑いのが石垣島で、すでに今月の月平均気温は29.7℃に達し 1897年の観測開始以降最も暑い6月になっています。 ①6月としては記録的に高い最高気温 6月の日最高気温高いランキングトップ10のうち2、6、8、9位は今年に観測されました。 2位 34.2℃(22日観測) 6位 33.8℃(20日観測) 8位 33.7℃(26日、28日観測) 9位 33.6℃(21日観測) ②最低気温も高い 最高気温だけでなく最低気温も今年は相当高いのが特徴で、 先月27日以降最低気温25℃以上の熱帯夜の日が毎日続いています。 石垣島では例年6月になると熱帯夜が続くのが当たり前となるので、 このこと自体はあまり珍しいことではありません。 しかし、今年の場合は最低気温29℃代の日がきょうを含めて4日もあり、さすがにこれは珍しいと言えます。 なかでもきのう(27日)観測された29.7℃という最低気温は6月の国内観測史上最高となります。 日中の最高気温が高い理由についてはだいたい想像がつくと思いますが(晴れる日が多いから)、 なぜ朝の最低気温までも記録的に高いのでしょうか? 原因は海にあるのではと思います。 石垣島周辺の海面水温は非常に高く30℃もあります。 これは地上の気温と大して変わらず、こうなると海からの涼しい風が入りにくくなります。 夜になれば涼しい海風が入って気温が下がるのが普通なのですが、今年は海から暖かい空気が入って ばかりで夜になっても気温が下がりにくい状態が続いているのです。 海面水温が下がらない限り、なかなか記録的な暑さは解消しないと思われます。 向こう1週間も晴れる日が多く最高気温33℃前後の日が続きます。 最低気温も相変わらず29℃くらいで、たいへん寝苦しい夜が続いてしまいそうです。 昼間だけでなく夜間も熱中症に十分注意するようにしてください。 |
気象(雨関連)
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午前11時、仙台管区気象台は「東北北部が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。 平年より13日遅く昨年より21日遅い梅雨入りです。 ちなみに、過去最も梅雨入りが遅かったのは1967年で7月3日でした。 この年は各地で梅雨入りが大幅に遅れましたが、意外なことに梅雨明けは平年並みか 少し早いくらいで梅雨期がとても短かったのが特徴です(東北北部の梅雨はたった16日間)。 7月に入って太平洋高気圧の勢力が一気に強まり前線を北に押し上げたためで、 夏は全国的に猛暑となりました。 秋からラニーニャ現象が始まっていたので単純に比較することはできないと思いますが、 今年はどうなるでしょうかね。 さて、そんな梅雨入りしたばかりの東北ですが、さっそく大雨となる心配があります。 天気図を見ると日本海に低気圧があって、東北は湿った東風が吹き付けやすい状態となっています。 こうなると、東風が山にぶつかって雨雲が発達し、太平洋側の地域にまとまった雨を降らせます。 また、上空には5500メートル付近−9℃以下のこの時期としては強い寒気も。 大気の状態が不安定となり、夕方からあす未明にかけては局地的に1時間に30ミリの激しい雨が 降って大雨となりそうです。 あす朝までに予想される雨量は東北太平洋側の多い所で150ミリの見込み。 そしてやはり警戒しなくてはならないのが鹿児島県です。 梅雨前線が九州の南まで再び南下していて、小康状態となっていた雨が再び降り出しています。 今のところまだ前線の活動は穏やかで、雨の降り方はシトシトといった感じでしょうか。 ところが、このあとは南から暖かく湿った空気が流れ込むため、次第に前線の活動が活発化するでしょう。 降り方は次第に「シトシト」から「ザーザー」へ。 特に、木曜日に50年に一度の大雨に見舞われた三島村を含む種子島・屋久島地方や奄美地方を中心に 雨雲が発達しやすくなり、局地帝に雷を伴った1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る恐れがあります。 あす朝までに予想される雨量は多い所で150ミリの見込みです。 これまでの雨により地盤が緩んでいます。 土砂災害には十分注意して、また低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風にも注意してください。 |
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このところ大雨の話題を耳にしない日はありませんね。 九州南部では活発な梅雨前線の影響で6月に入ってから連日のように 大雨に見舞われており、なかには総雨量が1000ミリを超えている所もあります。 6月1日から6月18日17時までの降水量 ()内は平年の6月の雨量を示す 鹿児島県鹿屋市吉ケ別府 1263ミリ (609.3ミリ) 鹿児島県鹿屋市寿 1038.5ミリ (495.0ミリ) 鹿児島県鹿児島市喜入中名町 1024ミリ (507.3ミリ) 6月ひと月分で降る量の2倍以上の雨が、わずかこの20日弱で降ってしまったことになります。 大隅・薩摩地方ではすでに雨の峠は越えつつありますが、これまでの雨で地盤が緩んでいるので、 引き続き土砂災害に警戒・注意してください。 土砂災害が起きる前には ・斜面に亀裂が走る ・斜面から水が吹き出す ・土の匂いがする といった現象が現れることがあります。 こういった前兆を確認したら、早めに安全な場所に避難しましょう。 今年はとにかく梅雨前線の北への動きが鈍くなっています。 例年この時期ですともう少し前線は北上していて、すでに北陸や東北で 梅雨入りしてもおかしくない頃なのですが、今年は九州南部にほとんど停滞したまま。 また、インド洋から供給される暖湿気と勢力の弱い太平洋高気圧の縁をまわる暖湿気が ぶつかって九州南部では大雨に見舞われているわけです。 一方、北陸や東北では向こう1週間も晴れ間の広がる日が多く、いまだに梅雨入りの見通しが立ちません。 これまで最も遅かった梅雨入りは、北陸が6月28日(1958、1967年)、東北南部が6月26日(1967年)、 東北北部が7月3日(1967年)で、この記録に並ぶ可能性もありそうです。 |
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この時間、梅雨前線はちょうど種子島・屋久島地方付近に停滞しています。 屋久島では1時間に43.5ミリの激しい雨を観測し、 この24時間の雨量がすでに200ミリに達している状況です。 雨は夕方にかけて降りやすく、その後いったん止みますが、あす未明以降は再び 降りやすくなり、まとまった雨となるおそれがあります。 その屋久島で雨が止むタイミングで梅雨前線はやや北上して 今度は西〜東日本の太平洋側で大雨の可能性。 暖湿気の強さを表す相当温位は西〜東日本の太平洋沿岸で342ケルビン前後。 相当温位の数値が高いほど空気は湿り気をたっぷり含んでいて、大雨になりやすいことを意味します。 西日本は今夜からあす明け方にかけて、東日本はあす未明から朝にかけて、局地的に雷を伴った 1時間に50ミリを超えるような非常に激しい雨の降る恐れがあります。 活発な積乱雲の下では落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。 ところで、関東甲信の梅雨入りはいつになるのか、これが非常に悩ましいんです。 梅雨入りの第一候補は、あす。 雨は午前9時頃までですが、その後も南海上を前線がウロウロして雲の取れにくい状態が 続くので、ここで梅雨入りとしてしまうのか・・・。 あるいはもう少し先で11日〜12日の雨で梅雨入りという可能性もあります。 どちらになるのかは担当の予報官がどう判断を下すかにもよると思われます。 いずれにせよ今週中に梅雨入りする可能性が高いでしょう。 午前11時、名古屋地方気象台は「東海地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。 平年と同日で昨年より4日遅い梅雨入りです。 16時追記 気象庁は「関東甲信地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。 平年と同日で昨年より3日遅い梅雨入りです。 |
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(16時水蒸気画像)
1日夜、中国の長江で400人以上が乗った客船が転覆する事故がありました。 原因は発達した積乱雲に伴う竜巻とみられています。 実は日本だけでなく中国にも梅雨という第5の季節があるんです。 もともと「梅雨」という言葉は中国からやってきたもの。 中国では昔からこの時期の長雨を「梅が熟すころに降る雨」という意味で「梅雨(メイユー)」と呼んでおり、 字は変わらず江戸時代に伝わりました。 しかし、字は同じでも読み方は違う。 日本では「つゆ」と言い、その理由としては一説にはカビのせいで物がそこなわれる「費ゆ(つひゆ)」から 連想したとする説があります。 今回の事故は、もともと天候が荒れやすい「梅雨の走り」で起きました。 水蒸気画像を見ると東アジアは全体的に白くモヤモヤしていて、南から非常に暖かく湿った空気が 流れ込みやすい状況。 地上天気図では梅雨前線が明瞭となっていて、大陸から日本列島にかけてのびています。 きょう午前、中国地方・四国地方・近畿地方で梅雨入りの発表がありました。 四国地方・・・平年より2日早く昨年より1日遅い 中国地方・・・平年より4日早く昨年より1日遅い 近畿地方・・・平年より4日早く昨年と同日 梅雨入り早々、前線の活動は活発で、 きのう梅雨入りした九州南部ではここ24時間の雨量が多い所で250ミリを超えています。 今夜にかけては局地的に非常に激しい雨の降る恐れがあり、土砂災害や河川の増水に警戒し、 落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。 口永良部島では落雷により全域で停電が発生し地震や火山を観測する機器にも影響が出ています。 きょうはこの雨で島への上陸は困難ですが、あすは一転して穏やかに晴れそうなので復旧作業を 行うことができるのではと思います。 |


