気象部屋

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気象(夏)

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きのう、仙台育英VS東海大相模の甲子園決勝戦が行われ、見事に東海大相模が優勝しました。
高校野球100年の節目の年に45年ぶりの夏制覇ということで、神奈川県民の私としても嬉しい限りです。
優勝おめでとうございます!


さて、毎年そうなのですが、甲子園が終わるといよいよ夏も終わったなぁという感じがします。
2週間も経つとだいぶ気候が変わってくるんですよね。


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開幕した8月6日はまさに夏を象徴するような気圧配置でした。
東西に張り出す太平洋高気圧に広く覆われている状況。
気温は神戸でも34℃近くまで上がり、この猛烈な暑さがどれほど球児を苦しめたことでしょうか。
球場の遠くに空高く湧き上がる積乱雲にも夏らしさを感じました。


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ところが、今週からは本州付近に秋雨前線が居座るようになり、明らかに夏の陰りが見えています。
雨が多くなり、甲子園では試合が中断、スタートできないということも度々ありました。
気温も幾分下がり、神戸ではおととい、きのうと2日連続で30℃を下回っています。



秋雨前線は夏と秋のせめぎ合い。
当然夏の空気が優勢になることもあれば、秋の空気が優勢になることもあります。
この週末は前線の活動が不活発で夏優勢。
せっかく朝晩は風が心地よく秋の気配が漂っていたところでしたが、
週末は東日本や西日本を中心に気温が上がりそうです。
一時的ではありますが久々の夏らしい暑さとなるので、熱中症には十分な注意が必要です。


この厳しい暑さをもたらすのは台風から流れ込む熱帯原産のジメジメ空気です。


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フィリピンの東にある非常に強い台風15号(中心気圧940hPa、最大風速45メートル)は、
今後向きを東寄りに変えて23日に八重山地方(石垣島や与那国島など)に接近する恐れがあります。
八重山地方では次第に風が強まり、あす22日は非常に強い風、さらに23日には猛烈な風が吹く見込みです。
一方、父島の南東にある非常に強い台風16号は23日にかけて小笠原諸島に接近する見込み。
小笠原諸島ではあす以降さらに風が強まるでしょう。


このように台風の接近が予想されている地域では早め早めの対策が必要です。


秋のスタート



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きょうは二十四節気のひとつ「立秋」で、暦の上では秋のスタートになります。
とはいえ、現在の暦と旧暦は少しずれがあるので、まだまだ暑いのが現状です。
きょうも西日本を中心に猛烈な暑さとなっており、大分県日田市では39℃まで上がりましたし、
福岡県久留米市でも最高気温38.5℃と観測史上1位の値を更新しました。

一方、北・東日本はやや暑さは和らいでいます。
関東地方のきのう14時ときょう14時の気温を比較してみましょう。

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きのうは東京都心をはじめ各地で35℃を超えていたのに、
きょうは35℃を超えている所はほとんどなく、茨城や千葉の沿岸部では30℃に届いていない所もあります。
なぜ気温が少し低下しているのか、ヒントは風向きに隠されています。
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きのうの風向きは南寄りでしたが、きょうは東寄りとなっています。
東風は海上の冷たい空気を運んでくるので、気温の上がり方が鈍くなるのです。
確かに日差しは強烈ですが、
古今和歌集にはこんな和歌が収められています。

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
(解釈:まだまだ暑さが続き周りの草花や木々を見ても秋の気配は感じられないけれども、
吹いてくる風の音で秋が来たことにはっと気づいた)

この和歌がまさにぴったり合う今年の立秋です。

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さて、大型で強い台風13号は、きょう未明から明け方にかけて八重山地方に接近したあと
台湾に上陸し、現在は台湾海峡にあります。
与那国島では64.7メートルの最大瞬間風速を観測し、
ここ24時間雨量は394ミリに達するなど記録的な暴風雨に見舞われました。
台風が遠ざかっても八重山地方の海上は、あす前半にかけて大しけとなる見込みで、
高波に引き続き厳重な警戒が必要です。

また、台風が直撃した台湾でもかなりの大雨となっているようです。
山間部ではおとといからの総雨量が1200ミリを超えている所も。
すでにこれまでに4人の死者が出ており、今後さらに被害が拡大してしまうかもしれません。





さらに、きのう21時に発生した台風14号が小笠原諸島に接近しています。
中心気圧は992hPaと勢力が強いとは言えませんが、雨量とは勢力は必ずしも比例しません。
母島では50年に一度の記録的な大雨となっています。
あす明け方にかけて1時間に50ミリの非常に激しい雨が降って雨量はさらに増える見込みで、
土砂災害に厳重に警戒してください。


猛暑トンネルの出口

きのうは北海道でも記録的暑さとなった所がありました。
十勝地方池田町では37.1℃まで上がり観測史上1位の暑さに。
旅行者からは、避暑を求めに北海道にやってきたはずなのにこんなはずじゃなかった...
という声が聞かれました。
確かに十勝平野は内陸なので、きのうだけに限らず普段からそこそこ暑いです
(本州とはまた違った質の暑さですが)。
フェーン現象も加われば体温並みの暑さになることもしばしば。

個人的に避暑目的で行くなら稚内をお勧めします。
稚内は夏の平均気温が約16℃と東京より8℃も低い。
そして驚くべきことにこの15年間最高気温30℃以上の真夏日が1日たりとも出現していません。
きのうも最高気温23℃と真夏日どころか夏日すら回避するという状況で、
これだけ他の地域で暑い日が続けばちょっぴり羨ましささえ感じます。


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そしてきょうも東北南部から西日本では猛烈な暑さが続いています。
全国で最も暑いのは群馬県館林市で最高気温39.0℃。
また、東京都心は最高気温35.9℃で7日連続の猛暑日となりましたし、
仙台では最高気温36.1℃と観測史上初めて3日連続の猛暑日になっています。


しかし、この猛暑トンネルにもようやく出口が見えてきました。

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天気図を見ると、秋雨前線と呼ぶにはまだ早いですが、北海道では停滞する前線の影響で
雨が降りやすくなっており、暑さは収まっています。
一気にクールダウンした所も多く、きのうときょうの最高気温は
池田 37.1→25.0℃
帯広 36.5→27.6℃
札幌  34.5℃→26.5℃
というように、気温差が10℃近くにも及んでいる所があり、体調を崩してしまいそう。。。

前線の北側にはオホーツク海高気圧が控えていて、東北や関東にも北東風にのって
冷たい空気が南下してきそうなんです。
そのため、暑さはきょうがピークで、あす以降次第に収まるとみられます。
とはいえ、注目したいのは海水温。


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三陸沖の海面水温は平年比+4℃以上とかなり高くなっています。
こうなるとせっかくの涼しい空気も南下するにつれて少しずつ暖まってしまい、
極端な低温に見舞われることもない見込みです。
しばらくは、この時期相応の夏らしい暑さが続くと考えたほうが良いでしょう。

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台風13号は一時猛烈な勢力(中心気圧900hPa、最大風速55メートル)まで発達しましたが、
現在は非常に強い勢力(中心気圧930hPa、最大風速50メートル)へワンランクダウンしています。
今後も勢力を維持しながら西寄りに進む見込みで、7日から8日にかけて沖縄の南に達する予想です。
先島諸島では荒れた天気となる恐れがあり、今後の情報に注意が必要です。

その後は台湾を通過して大陸へ進む見込みで、本土への直接的影響はないとみられます。
ただ、ちょっと心配なのは、大陸に行ってからどうなる?ということ。
実はお盆の天気を大きく左右することになるかもしれません。
アンサンブル予報(27メンバー)によると、

「台風13号の位相について、12日の予測位置が東シナ海が全体の約4割、華南〜華中が約3割、
黄海〜日本海が約2割、西日本付近が約1割」


とのことで、何らかに形を変えて日本付近に接近することが示唆されています。


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週間予想図にも12日頃に西から接近する擾乱が描かれており、広い範囲で天気が崩れる可能性があります。
これまで晴れて厳しい暑さが続いていましたが、それがこの先も続いてくれるとは限りません。
お盆ということもありお出かけの予定をたてている方も多数いるかと思いますが、
最新の気象情報をこまめに確認したほうが良さそうです。


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8月6日から8日にかけては東北三大祭りのひとつとされる仙台七夕まつりが開催されます。
その仙台は祭りが開幕する前からアツい!



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5日と6日は予想最高気温36℃となっています。
仙台で体温並みの暑さを経験することは滅多になく、
1926年の観測開始以降36℃以上の気温が観測されたのはたった7回のみ。
もしそれが2日連続となれば観測史上初ということになります。


なぜここまで暑くなるのか?

猛暑の原因
その1、これまで弱かった地上の高気圧が東北まで覆っています。
高気圧の下降気流によって上空の暖かな空気が地上に降りてくるとき
断熱圧縮と呼ばれる現象が起きて、温度が上昇するのです。


その2、5日から6日にかけて上空では西風が卓越します。
東北の真ん中を奥羽山脈が南北に貫いており、仙台平野はちょうど山の東側にあたるため、
西風が吹くとフェーン現象が発生して特に暑くなる傾向があるようです。
仙台において8月に最も多く出現する風向きは「南東」ですが、やはり観測史上最高気温(37.2℃)を
記録した2007年8月15日や観測史上4番目に高い気温(36.1℃)を記録した2002年8月1日は
日中西風が吹いていました。
西風は猛烈に暑い空気を運んでくるわけです。

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仙台でこの暑さですから、まわりを山に囲まれ熱が溜まりやすい福島はもっと暑い。
5日から6日にかけて38℃の予想が出ており、場所によっては40℃に迫る暑さになる
可能性も考えられます。


熱中症には厳重な警戒が必要です。
熱中症にかからないためには、喉の渇きを感じる前から水分補給をする、こまめに休憩をとる、
冷房を我慢せず適切に使用することが大切になってきます。



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