|
きょうの関東は気温が上がっていません。 この時間も気温は各地とも13℃代で、12月上旬並みの寒さです。 このように関東だけ寒くなるのは地形に原因が…。 関東の北側と西側には山があります。 そのため、冷たい空気は抜けることなく溜まってしまうんです。 いわゆる冷気ドームと呼ばれるもので、 これからの時期、本州南岸を低気圧や前線が通過するとよく見られる現象です。
こういう時、気をつけたいのは雨の降り方です。 基本、冷たい空気が優勢な時はシトシト穏やかな降り方ですが、 低気圧や前線の接近によって上空に暖気が入ると、
性質の異なる空気がぶつかり合って雨雲が発達し、雨脚の強まることがあります。
きょうが、まさにそう。 南部沿岸では夜は大気の状態が不安定となって激しい雨や落雷、突風の可能性があります。 気温も日中よりも夜のほうが高くなる傾向です。 そして、あすは関東各地で気温がぐんと上がります。 上空には晴れれば25℃近くまで上がるような強い暖気が入ってくる見込み。 引き続き雲の多い天気が続くので、さすがに25℃近くまで上がるような所はないように思えますが、 それでも20℃を超えて10月中旬から下旬並みの暖かさとなりそうです。
もし、日差しが出れば人によっては暑いと感じることがあるかもしれません。 時季外れの寒さと暖かさ。 なかなかこの時期相応の陽気になってくれないのはもどかしいところであります。 |
気象(秋)
[ リスト | 詳細 ]
|
東京都心では日曜日からきのうにかけて3日間日照時間がゼロ。
11月にここまで晴れないのは2009年以来6年ぶりのことです。 (都心の空 正午撮影)
しかし、きょうは久々の晴れとなっています。 晴れれば気温がぐんぐん上がりそうな気もしますが、 実はきのうとほとんど気温は変わらない、むしろ低い所もあります。
きのうときょうの午後1時の気温を比べてみましょう。 きのうは各地とも18℃前後。 これは日差しが遮られていたために気温が上がらなかったと言うこともできます。 上空にはこの時期としては比較的暖かな空気が流れ込んでいまして、 もし晴れていれば20℃を超えていたことでしょう。
そしてきょうは、きのうと打って変わって日差したっぷり。 ただ、晴れをもたらしてくれているのはロシア育ちの冷たい空気を持つ高気圧なので、 晴れても気温の上がり方が鈍く、各地とも17℃前後。
これを肌寒いと感じるか暖かいと感じるかは人によって様々かと思いますが、 実際のところはほぼ平年並みです。
本来この時期なら20℃を越えることは少なくなってくるはずなんです。 では、この先もこのまま平年並みの日が続くのか? 実はそうでもなさそうなんです。 またもや高温に関する異常天候早期警戒情報が北海道〜沖縄に発表されており、 日本列島が真っ赤に染め上げられてしまっています。
今週末に低気圧が通過した後は暖かな空気が流れ込みやすくなる見込みで、 来週は北日本で15℃以上、東日本や西日本で20℃以上になる日も再び出てくるでしょう。 やはり季節の歩みがゆっくりな11月となりそうです。 |
|
きのうは九州を中心に11月としては記録的な高温となりました。 11月の観測史上1位の値を更新した地点は39にもおよび、なかでも大分県犬飼では最高気温29.9℃と 真夏日一歩手前まで上がりました。 このことからも分かるように、今の日本列島には季節外れの寒気ならぬ暖気が流れ込んでいる状況です。 昨夜9時の高層観測で、福岡上空1500メートル付近の気温は13.0℃。 これは平年よりも7℃くらい高く、10月上旬並みなのです。 また、850hPa相当温位も高く、本州南岸で330(ケルビン)。 相当温位が高いということは、空気中に水蒸気が多く含まれているということで雨雲が発達しやすくなります。 東日本〜西日本の太平洋側では大気の状態が非常に不安定となっており、雨が止んでも油断はできません。 今夜にかけては急な強い雨、落雷、突風の可能性があり、注意が必要です。 ところで、なぜ暖気移流がこれほどまで顕著なのか? もちろん日本海〜北日本を低気圧が進んでいることが一番の大きな要因と言えますが、 その他に実は日本の南にも原因があるようなんです。 それは、太平洋高気圧。 夏の主役であるはずの太平洋高気圧がいまだに沖縄付近に居座っているのです。 このせいで先島諸島では最低気温25℃前後、最高気温30℃近いような蒸し暑い日々が続いていますし、 本州も低気圧の暖域(南側)にあたると太平洋高気圧由来のより強力な暖気が流れ込みやすくなっていると みられます。 もし、このように沖縄付近に高気圧が居座った状態(沖縄高度が高い状態)が続くと、この冬は 近年のトレンド“北暖西冷”から一転して北日本と東日本は寒冬〜並冬、西日本と南西諸島は 暖冬という“北冷西暖”になることも大いに考えられそうですが、はたしてどうなるか・・・。 |
|
きょう11月8日は二十四節気のひとつ「立冬」。
この日から季節は冬に変わります。 立冬から来年2月3日までが暦の上では冬となります。 とはいうものの、南北に細長い日本列島は季節の歩みが場所によってマチマチだったりします。 西日本ではまだ暖かい日もあって冬を実感するのは少し先となるけれど、季節の歩みが早い 北日本からは初霜や初氷、初雪など冬の便りが届く。 やはり北から南までを一括りにしようとするのは無理があります。 今年の立冬は、まさに北と南で気候が真っ二つな状態です。 北海道は、冷たい高気圧に覆われており、この時期としてはかなり冷え込みが厳しくなっています。 枝幸町歌登では−8.6℃まで下がりました。 今後は強い下層寒気が残っているところに低気圧が接近するため、 午前中を中心に平地でも広い範囲で雪となる見込みです。 雪は雪でも真冬に降るようなサラサラとした水分が少ない雪ではなく、水分をたっぷり含んだ 重たい雪が降る予想で、電線等への着雪に注意が必要となります。 重たい雪が降るということは上空の気温が昇温傾向であるということ。 雪は午後になると雨に変わる所が多いでしょう。 一方、南はまだ冬の訪れどころか夏の名残さえ漂います。 石垣島の最低気温は26.1℃(午前7時現在)で3日連続の熱帯夜に。 日中は31℃まで上がる予想で、かなり暑く感じられそうです。 また、西日本も雨のわりには気温が高めで、20℃を超えそうです。 この暖かさが大雨の引き金となることも・・・。 徳島県海陽町では未明に1時間に56ミリという11月とは思えないような雨の降り方をしました。 きのうのブログでも書きましたが、今は「サザンカ梅雨」で2つの異なる性質の空気が日本付近で ぶつかっており、大気の状態が不安定となりやすいのです。 西日本では、今夜にかけてこうした非常に激しい雨がいつどこで降ってもおかしくない状況ですから、 ご注意ください。 |
|
日本では季節の分け目に曇りや雨のぐずついた天気が続くことがあります。
有名なのは、春と夏を分ける「梅雨」、そして夏と秋を分ける「秋雨」。 もちろん、秋と冬の分け目にも長雨が存在していて、「サザンカ梅雨」と呼ばれています。 ちょうどサザンカの咲く時期にあたるんです。 サザンカは四国、九州、南西諸島に自生する常緑性小高木で、11月から12月に花を咲かせます。 日本人に馴染み深い花木のひとつで、よく民家の生け垣などにも利用されているようです。 梅雨のように「入り」と「明け」がはっきりしているわけではありませんが、 東京の過去30年間の天気を見てみると11月5日〜20日頃にかけて晴天率が下がっているので、 この頃がサザンカ梅雨の期間と言って良さそうです。 まさにこの週末はサザンカ梅雨入り。 きのうまでは移動性高気圧に覆われて全国的に晴天の日が続きましたが、 きょうは打って変わって雲が主役の1日となりました。 これは西から低気圧が接近しているためで、あすは北日本から西日本の広い範囲で雨が降る見込みです。 夏の名残の暖湿気が西日本を中心に流れ込んで、激しい雨、場合によっては非常に激しい雨の降る 可能性があります。 落雷、竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。 現在、上空の流れが澱んでおり、低気圧はゆっくりとした速度で日本付近を通過します。 そのため、週明けにかけても雨の降りやすい状態が続く見込みです。 そして週の半ばには晴れ間の広がる日もあるものの、来週末は再び低気圧の通過が予想されています。 例の“週末になると天気が崩れるサイクル”から抜け出せなくなってしまう可能性もありそうです。 |



