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"Do Your Best and It Must Be First Class" 〜最善を尽くし一流たるべし〜

天文

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きのう(9日)の初雪の便りに続き
けさは初霜・初氷の便りが続々と届きました。

・初霜
銚子(平年より1日早い)
高知(平年より15日遅い)
横浜(平年と同じ)
和歌山(平年より7日早い)
津(平年より8日遅い)
彦根(平年より20日遅い)

・初氷
津(平年より1日遅い)
横浜(平年より2日早い)
和歌山(平年より7日早い)
静岡(平年より7日遅い)
京都(平年より11日遅い)
彦根(平年より7日遅い)
岐阜(平年より8日遅い)

強い寒気が流れ込んでいることに加えて地面の熱が
逃げていく放射冷却現象が効いたため東日本や西日本でも
霜が降りたり氷が張るほどの厳しい冷え込みとなりました。
あす(11日)朝はきょうほどではないものの冷え込みそうです。

特に天文ファンの方々はこんやを心待ちにしているのではないでしょうか。
こんやは皆既月食があります。

皆既月食は太陽−地球−月という順に一列に並んだときに
地球の影にすっぽりと月が隠れる現象で、満月のときのみ起こります。
月は地球のまわりを公転しているので、急に皆既が起こるわけではなく
時間経過とともに欠けていきます。

皆既月食の起こる時刻は21時45分からあす1時18分までで、
23時05分から23時58分までが月が完全に隠れます(皆既食)

皆既食最大時の高度が北海道南部より南の地域では70度を超えます。
東日本では南中時刻と皆既食の最大の時刻がほとんど同じという好条件です。
西日本では東日本に比べると高度はやや低くなりますが、それでも70度ほどで
好条件には変わりありません。

皆既月食自体はそれほど珍しい現象ではありませんが、
今回は時間帯の条件がよく2000年7月以来
11年ぶりの“最高条件”です。
2000年7月以降も数回皆既月食がありましたが、
いずれも天気が悪く本州では観測できませんでした。

こんやの天気は冬型の気圧配置なので太平洋側は
晴れますが沿岸部では雲が広がるかもしれません。
たとえ雲が広がったとしても雲の隙間から
観測できるチャンスは十分にあります。
一方、日本海側と南西諸島は雪や雨が降り
観測には生憎の空模様となってしまいそうです。

天気の悪い地域にお住まいの方々も皆既月食を
観測できないことはありません。
いくつかの天文台ではインターネット中継を行う予定です。
ぜひご利用ください。
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20111210/link/index.html

次に今回と同じように好条件となるのは
2018年1月31日です。

低緯度オーロラ

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北日本日本海側を中心にあす(25日)にかけて
非常に強い風が吹き猛吹雪となりでしょう。
あすにかけて予想される最大風速は
北海道地方 陸上 20メートル、海上 25メートル
東北地方  陸上 18メートル、海上 23メートル
北陸地方  陸上 18メートル、海上 20メートル
北日本日本海側と北陸地方はあすにかけて波の高さが
6〜7メートルの大しけとなるでしょう。
暴風や猛吹雪による交通障害、高波に警戒が必要です。

また、北日本日本海側ではあす夕方までに多い所
40センチの雪が降るとみられ、大雪に注意が必要です。

ところで、極地の空に輝くオーロラ、憧れているかたも多いのでは?
北半球の中緯度でオーロラが現れる確率をみてみましょう。
北緯45度付近の北海道は10年1回ぐらいです。
一方、アメリカ大陸へいくと、
北緯40度付近のニューヨーク州で1年に100回、
北緯35度付近の南部アラバマ州でも1年に1回と、
北海道の10倍以上も多く見られます。

しかも、北海道のオーロラは、肉眼でぼんやりと見える程度です。
日本に現われた最も南のオーロラは、
滋賀県信楽町(北緯35度付近)のものですが、
これは科学機器を使った観測で、肉眼では見えませんでした。
(2001年4月1日未明に観測)

ところが、同じ35度付近でも、
アメリカ南部アラバマ州やノースカロライナ州のオーロラは、
夜空が赤く染まる様子が、肉眼でも見えたそうです。
(アメリカ東部時間2001年11月5日夜から6日朝に観測)

アジアよりアメリカの方が、より南の地域で
オーロラを見られるということです。
これは、磁石がさす真北の方角が
グリーンランド北部にずれているためです。

ちなみに、オーロラは、太陽から飛んでくる
電気を帯びた粒子が地球の大気と衝突して、
そのエネルギーが光となって見えるものです。
太陽からの粒子や大気中の原子の条件によって
オーロラの色がその時々で変わります。

(写真は昨年1月にカナダで撮影されたオーロラ)

夜空は「流星嵐」

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雲が気がかりです。

あす(9日)明け方はおそらく天文ファンは
大注目するであろう「りゅう座流星群」の極大です。

りゅう座流星群は13年ごとに大出現する流星群です。
ちょうど今年は当たり年なのです。
1985年と98年はたくさん現れ、98には国内で
1時間あたり最大200個の流星が観測されたといわれています。
1933年にはイタリアで1分間に480個観測されたという記録もあります。
ZHR(最高の条件下を仮定した場合の1時間換算出現数)では12000個に達しました。
いったいどんな感じだったのでしょう?

しかし、当たり年でも必ず観測できるわけではありません。
72年は当たり年であったのにもかかわらず
ほとんど星は流れず空振りとなりました。
歌手の松任谷由実が「ジャコビニ彗星の日」という悲しい
ラブソングの題材にしたほどです。
(りゅう座流星群と呼ばれるようになったのは昨年のことで、
それまでは「ジャコビニ流星群」と呼ばれていました)

あす明け方に極大が2回あります。
1回目が「午前2時ごろ」、2回目が「午前5時ごろ」。
1回目の極大はZHRで75個程度と予想されており、
明るめの流星が多くなる可能性が高い見込みです。
ZHRで520個程度と見込まれていますが、
第1極大に比べ暗めの流星が多くなると予想されています。

りゅう座流星群の放射点(流星が飛び出してくるように見える一点、「輻射点」てもいう)は
りゅう座のまがった胴体の先にあります。
方角で言うと北北西です。
しかし、放射点にとらわれずに空全体を見渡してください。

実は日本での観測条件は厳しいです。
放射点は夕方に最も高い位置にあり、極大時刻が近づくにつれ高度は低くなります。
第1極大が予想される午前3時ごろには地平線付近まで下がってしまいます。
第2極大の時間帯は日の出が近づいており、北日本や東日本では空が明るくなっています。
また、こんやはほぼ満月で月の入りは午前3時ごろ。
りゅう座流星群の流星は暗めでゆっくり流れるので月明かりが邪魔となります。
観測条件が比較的良いのは月の入りから日の出までの2時間あまりといったところでしょうか。

さらに問題となってくるのが天気。
上空の気圧の谷の影響で関東地方はあす朝まで雲が多目の天気です。
所によって雨がぱらつく見込みです。
伊豆・小笠原諸島は前線の影響で雨が降りやすく、
沖縄・奄美も高気圧のへりにあたり曇りとなるでしょう。

関東地方や沖縄・奄美を除いては晴れて流星群を観測できそうです。
やはり明け方は冷えますので、暖かい服装にしてください。
運がよければ「流星嵐」が見られるかもしれません。

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毎年この時期になるとペルセウス座流星群の活動が活発になります。
ペルセウス座流星群は「しぶんぎ座流星群」や「ふたご座流星群」と並んで
年間三大流星群のひとつとして数えられるほど大きな流星群です。
お盆の頃に極大を迎えるので、夏休みの自由研究にも人気です。

今年は13日の昼過ぎに極大を迎えますが、日本では観測は非常に難しいです。
ただ、極大時に近い「12日夜から13日明け方」や「13日夜から14日明け方」
であれば極大時と同じように見ることができます。

流星群を観測する際には流星群の活動の活発さだけでなく
放射点の高さも考える必要があります。
放射点の高さが低いほど流星の数は少なく、
逆に高いほど流星の数は多くなります。

ペルセウス座流星群の放射点は21時より前は地平線の
下にあるため、多くの流星は望めません。
その後、明け方まで時間が経つにつれて
放射点は高くなっていきます。
放射点がある程度高くなって流星の活動が
活発になるのは真夜中過ぎのことです。
それから、放射点はさらに高くなり、明け方ごろに
最も多くの流星を見ることができます。
空が明るくなると観測しづらくなってしまうので、
日の出のおよそ1時間前か2時間前がベストです。
13日と14日の各地の日の出時刻は
札幌 4時40分頃
東京 5時00分頃
大阪 5時15分頃
福岡 5時40分頃
那覇 6時00分頃

ペルセウス座流星群の放射点は
ペルセウス座ガンマ星の近く、
つまり北東方向にあります。
ただ、流星はあっちこっちに流れるので、
放射点にこだわる必要はありません。
空を広く見渡せる場所を選んで
空全体に注意を向けましょう。

今年の極大頃はほぼ満月なので、空は非常に明るいです。
ペルセウス座流星群は場所にもよりますが、
1時間におよそ50個ほど流星を見ることができます。
今年は月明かりのせいでこれよりも少なくなると思いますが、
まったく見えないわけではありません。
月が視野に入らない場所を選びましょう。

あとは12日夜と13日夜の天気が気になりますね。
太平洋側では12日夜に雲が少なく見やすいでしょう。
北日本太平洋側では13日夜も雲が少なく見やすい予想です。
日本海側では2日間とも残念ながら雲が多く見にくい予想です。

宇宙からのプレゼント

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流星は宇宙空間に散らばってる塵が大気圏に突入する際に
大気中の原子や分子と衝突し、プラズマ発光する現象です。

塵は大気圏に秒速数十km〜100kmという
猛スピードで突入します。
これが地上では流星として観測されます。
通常流星は地上から150km〜100km程度で
光り始め、70km〜50kmの高さで消滅します。
ただ、稀に大気圏で燃え尽きずに地上に達することがあります。
これがいわゆる隕石です。

毎年ある決まった時期に天球上のある一点(放射点)から
放射状に流星が飛び出して見えることがあります。
これを「流星群」と呼びます。

ちょうどこの時期は3つの流星群を同時に見ることができます。
ということは、流星を拝めるチャンスが格段とアップします。

まず最初に活動を始めるのが「みずがめ座デルタ流星群」。
この流星群は東の「みずがめ座」に放射点があります。
極大(流星が最も多く飛び出す)の頃には1時間に最大
10個ほどの流星を拝むことができます。
極大はこんやです。

次に活動を始めるのが「やぎ座アルファ流星群」。
この流星群には特徴があり、爆発しながらゆっくり飛んでいきます。
放射点は東と南の間の「やぎ座」にあります。
おそらく1度見たら忘れることができないでしょう。
やぎ座流星群とみずがめ座流星群の放射点はかなり近いため、
この2つの流星群を見極めるのは困難です。
極大の頃には1時間に最大3個ほどの流星を拝むことができます。
極大は今月31(日)頃です。

そして、次に活動を始めるのが「みずがめ座イオタ流星群」。
この流星群も東のみずがめ座に放射点があります。
極大の頃には1時間に最大3個ほどの流星を拝むことができます。
極大は来月2(火)頃です。

流星群を観測するにあたって問題なのが「月」と「天気」。
この先数日の月は新月か、もしくは新月に近い細い月で、
月明かりがほとんどたいため、最高の観測条件です。

しかし、問題なのは天気。
高気圧圏内に入りきれない東北地方や東日本はこの先も雲が多目です。
これらの地方ではちょっと期待薄です。
一方、北海道や西日本は高気圧圏内でこの先は概ね晴れる見込みです。
これらの地方では多少雲があっても雲の隙間から拝めるかもしれません。

でも、もし今回の流星群を見逃してしまっても大丈夫です。
来月には「ペルセウス座流星群」「はくちょう座流星群」があります。
流星群シーズンはまだまだこれからです。

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