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先日は淡路島、そしてきのうは三宅島と宮城県で M(マグニチュード)6クラスの地震があり、
このところやけに大きな地震が多発しているのが気になります。
きのうの午後5時57分頃三宅島近海を 震源とするM6.2の地震が発生し、
三宅島で震度5強を観測しました。
この地震により3人が怪我をしたほか 島内8箇所で土砂崩れも確認されました。
三宅島と言えば言わずと知れた火山島。 過去にも1983年と2000年に大噴火を起こし、 両年とも大噴火の前後にマグマの移動による
火山性地震が多発していました。
震度1以上の有感地震の回数は1983年には101回、 2000年には1万7000回にも及びました。
実は今回も震源近くに海山があることから 火山性地震である可能性が高いとみられています。
有感地震の回数はきのうだけで40回を超え、 このように同じ場所に集中して地震が多発するのも
火山性地震の特徴です。
ただ、前回や前々回とは違い今回は直ちに噴火に至ることはないとみられます。 震源の深さが20キロと相変わらず深いまま (もしも噴火に至るのであればマグマの上昇とともに震源は徐々に浅まってくるはず)ですし、
そもそも山体膨張などを示すデータに異常はみられません。
少なくとも噴火に関してはあまり神経質になることはないでしょう。 ただ、それとは別のことに関してやや神経質になっていただきたいと思います。 その別のこととは「降雨」。 これまでの地震で地盤が緩んでいます。 ただでさえ土砂崩れが起きている状況なのに、 ここに降雨が加えれば土砂災害の危険性が一層増すことは
容易に想像がつくでしょう。
目先1週間、三宅島で雨が降りやすくなるのは 土曜日から日曜日にかけてで、低気圧が発達しながら進む可能性。
こうなると雨の降る時間が長く、また量の多くなる恐れもあります。 低気圧がどの程度発達するのかについては、 まだ不確実性が大きいので最新の気象情報にご注意願います。
なお、大雨とは違い地震により地盤が緩むと 元の状態に戻るまで時間のかかることがあります。
先日、震度6弱を観測した淡路島でも
同じく土曜日から日曜日にかけて雨が降りやすく、
降雨が長引く恐れもあります。
やはりこちらも土砂災害の恐れがあることを 念頭に入れておくべきでしょう。
今週末は全国的に寒さに、 また一部では降雨にも注意が必要になってきます。
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地震
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地震は忘れた頃にやって来る。 そんなことを改めて思い知らされた朝でした。 きょう(13日)の午前5時33分に 淡路島付近を震源とする マグニチュード6.3(さきほど上方修正)の 大きな地震が発生し、淡路市などで震度6弱の 揺れを観測しました。 揺れがかなり激しかったり発生時間帯が 早朝であったことから、18年前の 阪神淡路大震災が頭をよぎった方も 多いのではと思います。 今回の地震、確かに表面的には 大震災と似ていなくもないですが、 詳しく見てみると異なっている点も多々あります。 たとえば・・・ ◇地震の規模(マグ二チュード) 大震災はマグ二チュード7.3でしたが、 今回はマグ二チュード6.3。 地震の規模が1大きいとエネルギーは 32倍大きくなると言われています。 そのため、今回の場合、大きな被害が起きたのは 震源付近に限られて、神戸方面ではほとんど 被害が起きずに済みました(交通機関はかなりマヒしましたが) ◇震源 大震災の際には「野島断層」という 淡路島北部にある断層が動いたとされています。 しかし、今回の場合は野島断層の少し南側にある 「志筑断層」という全く別の断層が 動いた可能性が高いとのこと。 震源をざっくり淡路島付近と括ってしまえば、 同じ震源?ということになってしまいますが、 実際のところ結構広い島なんです (私事ですが、何年か前に淡路島を旅行し 移動に苦労したことがあります)。 ◇地震の発生機構 ともに東西方向から押し合う力が 働いたことには変わりありません。 しかし、大震災は岩盤が水平方向にずれる 「右横ずれ断層型」で、今回は岩盤が縦に動く 「逆断層型」とみられています。 このように震源や地震の発生機構から判断すると、 阪神淡路大震災との関連性は低いとみられています。 また、南海トラフ地震との関連性についてですが、 そもそもプレート型か直下型かの違いがあるので、 やはりこちらも低いとみられています。 ただ、関連性があるか否かに かかわらず、今後1週間程度は 震度5弱程度の余震に警戒が必要です。 二次災害というのもなかなか恐ろしいです。 揺れが収まったあとに上から物が落ちてきて 怪我をするケースがあります。 揺れの大きかった地域では、 落ちてきそうなものはないのか、 再度身の周りを確認しておきましょう。 また、あすは寒冷前線が通過し近畿地方では 夕方から雨が降り始めザッと強まる可能性。 淡路島を中心に土砂災害の危険性が特に高まるので、 山や崖などの斜面には近寄らないようにしてください。 |
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東日本大震災からきょうで2年が経ちました。
ちょうど2年前の今頃は東北太平洋沿岸を 津波が襲い、「無情の雪」も激しく降っている 様子が各テレビ局より生中継されていました。 その光景は今も忘れることができません。 震災犠牲者のご冥福をお祈りするとともに 被災地の一刻も早い復興を願っています。 さて、東日本大震災を教訓に 今月7日に新しくなったのが津波情報。 東日本大震災では地震発生3分後に 発表した津波情報の第1報において 実際に観測された津波の高さを大きく下回る 高さが発表されました。 時間が経つにつれ予想される津波の高さは 上げられてはいったのですが、 すでに多くの人々に第1報の予測値が伝わってしまい その結果避難の遅れにつながった例もありました。 そこで、気象庁は地震の規模がすぐに分からない巨大地震が 発生した場合には当該海域で想定される最大の地震規模を 適用して、それを基に第1報では数値を使わずに 「巨大」や「高い」といった表現を用いることにしました。 こうすることで通常の地震とは異なる非常事態で あることが伝わりやすくなります。 もちろん、過大すぎる可能性もあるわけですが、 そういうことはあまり考えずに発表されたら とにかく高台などに避難してください。 第1報後、地震の規模の精度がよく求められた時点で 具体的な数値で高さを発表するのですが、 これまでの8段階ではなく5段階に改めて誤差なども 踏まえて幅をもたせるようにしました。 津波警報・注意報の分類と津波の高さ予想等は以下のとおり↓ そしておととし紀伊半島を襲った台風12号などを踏まえて この秋から気象情報も新しくなります。 これまで注意報は「災害の恐れがある時」、 警報は「重大な災害の恐れがある時」に出されていました。 ここまでは従来通りなのですが、 この秋から警報の上に「特別警報」が追加されます。 「特別警報」は大雨、暴風、津波、噴火といった 災害全般が対象で、数十年に一度しかないような 「重大な災害の恐れが著しく大きい時」に出されます。 東日本大震災はもちろんのこと 紀伊半島豪雨など気象災害も忘れてはなりません。 死者や負傷者が出たことに変わりはないのですから。 |
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震源地から遠く離れた高層ビルにも |
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きのう(14日)は大きな地震が2度も発生しました。 |





