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地震

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新潟県中越地震からきょうで10年が経ちました。

2004年10月23日17時56分、新潟県中越地方を
震源とするマグニチュード6.8の地震が発生。
北魚沼郡川口町(現在の長岡市)では、1995年の阪神淡路大震災以来9年ぶりとなる
震度7の揺れを観測しました。
この地震により、68人が犠牲となり、1万7千棟あまりの家屋が全半壊しました。

このような大きな被害が出た要因とは?
中越地震は直下型の地震のため、東日本大震災のように津波は起きていません。
また、家屋や人口の密度が低いため、阪神淡路大震災のように
大規模な火災も起きていません。
とにかく酷かったのは、津波でも火災でもなく土砂崩れです。
土砂崩れにより全半壊した家屋が目立ちました。

中越地方というのは大部分が山合いで、
その地層は主に砂や泥によって構成されており、極めて軟弱です。

それに加えて、この年は豪雨が頻繁した年でもありました。
本土への台風の襲来が異例の多さとなり、上陸数は平年の約3倍の10個にも及びました。
なかでも特に大きな被害を出したのは台風23号。

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この台風は、中越地震が発生する3日前(10月20日)に
強い勢力を保ったまま四国に上陸し、近畿で猛威を振るいました(上図参照)。
その後本州を縦断するような進路をとり急速に勢力を落としましたが、
それでも長岡市などでは1日で100ミリ近い大雨が降りました。



そしてこの3ヶ月前には「新潟・福島豪雨」も・・・
7月12日から13日にかけて活発な梅雨前線の影響で、
新潟県内では1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降り続き、
各地24時間雨量が200〜300ミリに達する記録的な大雨となりました。


ただでさえ脆い土地なのに、「新潟・福島豪雨」や「台風23号」といった
度重なる豪雨により、地盤はゆるゆるで土砂災害の起こりやすい状況だったのです。


新潟県のみならず、各地で災害に見舞われた2004年。
その年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」には「災」が選ばれたほどでした。
台風、大雨、地震…これらから逃げることはできません。
ぜひ過去の災害を振り返ってみて、本当に今の備えで十分なのか
今一度見直していただければと思います。
今朝は突然の揺れで飛び起きてしまった方も多いのではないでしょうか。
実は私もそのひとりです…。


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きょう午前5時18分頃、伊豆大島近海を震源とする
マグニチュード6.0(暫定値)の地震が発生し、
東京23区で震度5弱の揺れを観測したほか、
関東を中心に中国地方から東北にかけての広い範囲で
震度4〜1の揺れを観測しました。

ここで、この震度分布を見てこんな疑問が沸いてきませんか?
普通なら震源から最も近い伊豆大島で揺れが最も大きくなるはずなのに、
なぜ少し離れた東京23区で揺れが大きくなったのか?
その答えは、この地震のメカニズムにあります。
この地震は、太平洋プレート内部の深い所(深さ162キロ、暫定値)を
震源とする、いわゆる「深発地震」と言われるものでした。
深発地震の特徴としては、揺れが広範囲に伝わり、
必ずしも震源の真上で揺れが大きくなるとは限らないこと。
海洋プレートは、大陸プレートに比べて地震波を
あまり減衰させずに遠くへ伝えやすい性質があるためです。
地震情報を確認する際には、震源地だけでなく、
震源の深さにも注目してみてください。


さて、Twitter上などでも散々話題に話題になっているように、
今多くの方が懸念しているのは、今回の地震が
首都圏直下型地震の前触れなのではないかということでしょうか。
確かに、震源は首都圏直下型地震の想定震源域とかなり近いです。
不安になるのも無理はないでしょう。
しかし、今回の地震とはそもそもメカニズムが異なります。

今回の地震は、さきにも述べたとおりプレート内部を震源とする深発地震。
それに対して、首都圏直下型地震は東京湾北部などの活断層や、
4つのプレートが重なり合う相模湾の相模トラフ沿いを震源とします。

こうして比較してみると、明らかに異なることは容易にお分かりでしょう。
よって、とりあえず首都圏直下型地震との関連性はないと言えます。



ただ、いつ来てもおかしくないと言われている首都圏直下型地震。
けっして安心できるわけではないと思いますね。

海外生まれの津波

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日本時間の2日午前8時46分頃(また魔の46分ですね…)、
チリ北部の沖合でマグニチュード8.2の巨大地震が発生。
それによる津波が日本にも到達しています。
北海道〜東北の太平洋沿岸部と伊豆・小笠原諸島では、
これまでに10〜40センチの津波が観測されました。


ところで、チリで発生した地震による津波が
日本にもやって来たのは今回だけではありません。
記憶に新しいのは2010年2月。
北海道〜四国の太平洋沿岸部で
最大1.2メートルの津波が押し寄せて、
人的被害こそなかったものの、東北を中心に浸水の被害が出ました。
そして1960年5月にも。
この時はマグニチュード9.5という
東北地方太平洋沖地震を凌ぐ世界最大規模の地震が発生し、
チリ沿岸に最大18メートルの津波が押し寄せました。
太平洋を渡るも威力は衰えず、ハワイ州コナで
10メートルの津波を観測、日本でも太平洋沿岸部各地で
1〜4メートル、最大で6メートルの津波を観測しました。
日本では死者・行方不明者142名、負傷者は855名に及びました。

なぜチリとは15000キロと相当離れているのに、
大きな地震が発生すると、日本にも津波が到達するのでしょうか。
その理由としては、太平洋に障害になる島や大陸がないということが挙げられます。
それにより、津波はエネルギーを持続させることができるわけですね。
また、アリューシャンやアラスカに到達した津波が、
反射して正反対の場所に位置する日本に向かって来るため、
日本では他の環太平洋地域に比べて津波が大きくなる傾向があります。

チリ以外に巨大地震が多発する場所としては
インドネシアのスマトラ沖があり、こちらの方が日本からは近いのですが…
周囲の島々が津波をブロックするため、日本にやって来ることはありません。
2004年12月に発生したマグニチュード9.3のスマトラ島沖地震では、
日本での津波による被害は皆無で、震源周辺や西側にあたる
東南アジア全域と東アフリカで大きな被害が出ました。

このように、海外で発生した巨大地震による津波が日本に到達するか否かは、
距離が云々というよりも、その国との間に障害となるものがあるかどうかで
決まってくるわけですね。



きょう午前3時に発表された津波注意報は今なお継続中です。
津波は1回だけでなく、繰り返し押し寄せます。
すでに観測されているからもう安心ではなく、
注意報が解除されるまでは海岸や河口付近には近づかないでください。

今なお続く余震

被災地はきょうも時々雪がちらつく天気となっています。
思い返せば、あの日も津波襲来後に雪が激しく降り始め
積雪しました。
なぜ、こういう時に限って雪は降るのだろう・・・?



東日本大震災の発生からきょうで3年が経ちました。
震災の影響といえば原発事故や風評被害など
さまざまありますが、余震についてはあまり触れられて
いないような気がします。

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東北地方太平洋沖地震の余震活動は今なお活発な状況です。
余震の回数は1年目が7995回で、2年目が1583回、3年目が1023回。
年々減ってきているとはいえ、1日平均で2〜3回は起きている計算になります。

また、余震活動の領域を見てみると、
沖合よりも沿岸部に集中してるのが分かります。
こうなると、規模の大きい地震が発生した場合、
陸地に近いぶん、揺れが大きくなってしまうのです。
実際に、先月8日に福島県沖で発生したM(マグニチュード)4.8の
地震(震源は図中④)では最大震度4の揺れが観測されました。

このように余震に対してまだまだ油断はできない状況なのです。
そしてさらに心配なのはアウターライズ型地震です。

アウターライズ型地震の特徴は、岩盤が引っ張られて
起きる「正断層型地震」であり、両側からの圧縮による
「逆断層型地震」よりも、上下のずれが大きいということ。
そのため、揺れのわりに津波が大きくなりやすくなります。
震度4でも10メートル近い津波が押し寄せることもあります。
揺れを感じたら必ず津波が予想されているか否かを、
テレビや気象庁HPなどで確認するようにしてください。
そんなに揺れは大きくないから大丈夫だろう、という油断は禁物です。

最近の震災関連のアウターライズ型地震としては、
昨年10月26日の福島県沖を震源とするM7.1の地震があります。
震災以降もそれほど頻度は高くなく、また今後も規模の大きなものが
発生する可能性は低いとされていますが、すでに発生している以上は
警戒しておく必要があるでしょう。

「正断層」「逆断層」について
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/mech/kaisetu/mechkaisetu2.html



さて、只今ヤフーでは検索募金を行っています。
きょうの23時59分までに「3.11」と検索すると、
ひとりにつき10円が被災地に寄付されます。
たった10円ではありますが、それでも1000人が募金すれば
1万円に、1万人が募金したら10万円に、10万人が募金したら
100万円に・・・というようにどんどん膨れ上がっていきます(ただし、上限は500万円まで)。
何事も小さな積み重ねが大切ですよね。
ぜひ皆様、検索募金にご協力お願いします。
http://search.yahoo.co.jp/
もちろん私もやりましたよ。






地震で島出現!?

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今月24日、パキスタンを震源とするM7.8の
大地震が発生しました。
地元当局によると、この地震で少なくとも
300人が死亡したとのことです。

この地震、おそらく世界中の
地震学者が注目しているものと思われます。
というのも、実はある大変珍しい現象が起きたから。
その現象とは、島の形成。

パキスタン沖で突如島が出現しました。
島の幅は100〜200メートル、
標高は20メートルとのこと。
これくらいの広さがあれば人が
不自由なく住めそうな気もしますが、
実際は地形がゴツゴツしていたり、
メタンガスが噴出していたり・・・
とうてい住めるような環境ではありません。
ただ、上陸することは可能なようで、
興味をひかれた地元住民らで
大賑わいしているそう。
もはや観光地ですね。

では、どのように島が出現したのか。
海底そのものが隆起したわけではなく、
強い揺れが発生した際に地下深くの粘土が
メタンガスなどとともに噴き上がる「泥火山」の
可能性が高いとみられています。
泥火山はインドネシアや黒海沿岸、アラスカなど
世界各地に存在し、1100か所確認されています。
実は日本にも存在するんです。
富士川や熊野灘などにはかなりの数の
泥火山が存在すると考えられています。
南海地震が起こった場合、日本でも
新たな島が出現する可能性もありそうです。

ただ、泥火山は大変もろいです。
波の影響を受ければどんどん削れてしまい
いずれは消滅してしまいます。
パキスタン沖の島も数か月が限度といったところでしょう。

島の様子↓
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2970686/11410479?


海外で発生した地震は日本に全く影響が
ないかというと、そうでもありません。
日本は北米プレート、ユーラシアプレート、
フィリピン海プレート、太平洋プレートの上にあり、
このうちいずれかが絡んだ大地震が海外で発生すると、
日本でも大地震の可能性が否定できなくなってきます。
今回のパキスタン地震は、
インドプレート、ユーラシアプレート、アラビアプレートが
絡んでおり、全く関係がないとは言えなさそうです。
実際のところ嫌なデータがありまして・・・

・パキスタンで発生した地震
1945年11月27日にM8.0
2005年10月8日にM7.6
2011年1月18日にM7.2

・日本で発生した地震
1946年12月2日に和歌山県沖でM8.0
2005年11月15日に三陸沖でM7.1
2011年3月11日に三陸沖でM9.0

タイムラグは早くて2ヶ月、遅くて1年。
今後1年程度は注意しておく必要がありそうですね。
阿蘇山で火山性地震が増えているというのも気になります。
25日、福岡管区気象台は、火口から1キロ以内に噴石が飛ぶ恐れがあるとして
阿蘇山の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に
引き上げました。
これは、火山活動が活発化している証です。

台風、地震、火山・・・
日本人は様々な災害に打ち勝たなくてはなりません。
そのためには、日頃から防災意識を
高めておく必要があります。


きのう、パキスタンでは余震とみられる
M6.8の地震が発生。
新たな死者も出ているとのことで、
まだまだ油断できそうにありません。


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